もうすぐ終わっちゃう。行かなくっちゃ!という事で間に合いました。
ほう、今年はマチュピチュ「発見」100年ですか・・・
個人的にはマチュピチュ「訪問」25年という記念すべき年なんだなぁ。もう四半世紀経っちまったか。一生のうちもう一度と思いながらも・・・。
古代文明に特に興味があるわけでもないんだろうけど、ラテンアメリカ好きでははずせません。
本当はもっと、ちゃんとお勉強したいところなんですがね・・・。
展示は4部構成
第1部 インカ:帝国の始まりとその本質
第2部 インカ:帝国の統治
第3部 滅びるインカ、よみがえるインカ
第4部 マチュピチュへの旅
今回は第2部での「インカ帝国のひろがり −インカに征服されたチャチャポヤ文化」が興味ふかかったですな。もちろん、インカ展では欠かせないミイラさん鑑賞という側面もありますけど・・・。
インカというと何ぞ、大陸スペインの侵略って事で、現地の人たちは今でもずいぶんスペインの事を悪く言ってますが・・・
もちろん帝国を築く段階ではインカによる征服とい物が進行していたわけで。
最近の考古学研究によりアンデス山脈東斜面を覆う高山の密林地帯(セハ・デ・セルバ)における勢力拡大、プレ・インカとノン・インカの諸文化の広がり、繁栄度、洗練度について過小評価していた事が明らかになりつつあるんですって。
インカ侵入を受けたチャチャポヤの長い抵抗抗争。
インカ軍がチャチャポヤスを征服。征服した領土の模型を粘土で作り、その土地の聖なる景観を物理的・社会的に再編すべきかを示す。反乱のリスクを減らすために在地の政治組織を再編。新しい民族構成、政治・行政のありかたを作りだそうとした。
チャチャポヤス地方にあるコンドル湖を見下ろす岩窟埋葬跡で発見されたミイラの数々。
チャチャポヤス文明期にはミイラの風習は無く、骨になった段階でファルドに包んでいたそうだ。埋葬習慣もインカによってすっかり変えられてしまったようだ。
少女のミイラ。眼球が残っていて保存状態が極めて良好。
コカ袋
キープ
縄の結び目を使ったアンデスの記憶装置。結び目の位置とタイプにより十進法に基づく数が表わされている。チャスと呼ばれる飛脚がキープを持って240キロものインカ道を走った。
チムー文化の織物
インカ文明で描かれる絵はいつも魅力的。
木製の埋葬所の模型 チムー文化
第4部はマチュピチュの3Dシアター
実写とCGを使っての3D。
あざとくコンドルやハチドリを飛ばしたり・・・。時間も短い。
実写のみでじっくり見せていただいた方が良いんだけどなぁ。
展覧会の仕上げである見せ場、アミューズ要素なのでこの選択も仕方なしか。
フェリペ・グァマン・ポマ・デ・アラヤ
スペイン人たちによって記されてきた先スペイン期をめぐる記録とは異なる刷新された歴史叙述を提示したインディオ。古文書に描かれる詳細な挿絵。
お馴染みですね。
「私の研究結果」コーナーでは来場の老若男女が感想を綴ったカードを掲示している。
十進法が使われていた事に驚きを示した10歳男子。彼の記した最後の一言にウケまくり。
・・・「少し、太陽信じすぎ。」
お土産コーナーでピンバッチのガチャポンがあったので1回だけ回す¥300
グァマン・ポマ 第11代インカ王ワイナ・カパック
2012インカ帝国展
一生にもう一度。クスコに行って高山病にかかりコカ茶を飲みたい。
老後に健康な身体と金銭的余裕の条件が必要・・・・。こりゃ、難しそうですね。
6月24日まで
上野 国立科学博物館
ほう、今年はマチュピチュ「発見」100年ですか・・・
個人的にはマチュピチュ「訪問」25年という記念すべき年なんだなぁ。もう四半世紀経っちまったか。一生のうちもう一度と思いながらも・・・。
古代文明に特に興味があるわけでもないんだろうけど、ラテンアメリカ好きでははずせません。
本当はもっと、ちゃんとお勉強したいところなんですがね・・・。
展示は4部構成
第1部 インカ:帝国の始まりとその本質
第2部 インカ:帝国の統治
第3部 滅びるインカ、よみがえるインカ
第4部 マチュピチュへの旅
今回は第2部での「インカ帝国のひろがり −インカに征服されたチャチャポヤ文化」が興味ふかかったですな。もちろん、インカ展では欠かせないミイラさん鑑賞という側面もありますけど・・・。
インカというと何ぞ、大陸スペインの侵略って事で、現地の人たちは今でもずいぶんスペインの事を悪く言ってますが・・・
もちろん帝国を築く段階ではインカによる征服とい物が進行していたわけで。
最近の考古学研究によりアンデス山脈東斜面を覆う高山の密林地帯(セハ・デ・セルバ)における勢力拡大、プレ・インカとノン・インカの諸文化の広がり、繁栄度、洗練度について過小評価していた事が明らかになりつつあるんですって。
インカ侵入を受けたチャチャポヤの長い抵抗抗争。
インカ軍がチャチャポヤスを征服。征服した領土の模型を粘土で作り、その土地の聖なる景観を物理的・社会的に再編すべきかを示す。反乱のリスクを減らすために在地の政治組織を再編。新しい民族構成、政治・行政のありかたを作りだそうとした。
チャチャポヤス地方にあるコンドル湖を見下ろす岩窟埋葬跡で発見されたミイラの数々。
チャチャポヤス文明期にはミイラの風習は無く、骨になった段階でファルドに包んでいたそうだ。埋葬習慣もインカによってすっかり変えられてしまったようだ。
少女のミイラ。眼球が残っていて保存状態が極めて良好。
コカ袋
キープ
縄の結び目を使ったアンデスの記憶装置。結び目の位置とタイプにより十進法に基づく数が表わされている。チャスと呼ばれる飛脚がキープを持って240キロものインカ道を走った。
チムー文化の織物
インカ文明で描かれる絵はいつも魅力的。
木製の埋葬所の模型 チムー文化
第4部はマチュピチュの3Dシアター
実写とCGを使っての3D。
あざとくコンドルやハチドリを飛ばしたり・・・。時間も短い。
実写のみでじっくり見せていただいた方が良いんだけどなぁ。
展覧会の仕上げである見せ場、アミューズ要素なのでこの選択も仕方なしか。
フェリペ・グァマン・ポマ・デ・アラヤ
スペイン人たちによって記されてきた先スペイン期をめぐる記録とは異なる刷新された歴史叙述を提示したインディオ。古文書に描かれる詳細な挿絵。
お馴染みですね。
「私の研究結果」コーナーでは来場の老若男女が感想を綴ったカードを掲示している。
十進法が使われていた事に驚きを示した10歳男子。彼の記した最後の一言にウケまくり。
・・・「少し、太陽信じすぎ。」
お土産コーナーでピンバッチのガチャポンがあったので1回だけ回す¥300
グァマン・ポマ 第11代インカ王ワイナ・カパック
2012インカ帝国展
一生にもう一度。クスコに行って高山病にかかりコカ茶を飲みたい。
老後に健康な身体と金銭的余裕の条件が必要・・・・。こりゃ、難しそうですね。
6月24日まで
上野 国立科学博物館