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「ポゼッション」

「ポゼッション」1981年 仏・西独 監督:アンジェイ・ズラウスキー

西ドイツ、ベルリン郊外。単身赴任を終え妻子の待つ自宅へ帰ったマルクは、妻アンナの態度がどこかよそよそしいことに気づく。アンナの友人マージからある男の存在を聞いたマルクは妻を責めるが、彼女は浮気を認めるどころか夫を完全に拒絶する。やがてマルクは妻の浮気相手ハインリッヒと顔を合わせるが、彼もアンナの全てを知っているわけではなかった。マルクは新たに浮上した“第3の男”について調べるべく、私立探偵にアンナの尾行を依頼するが……。

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涙目麗しイザベル・アジャーニ。
憑物ホラーをベースに国家陰謀匂わせたり、触手系怪物出てくるのは一歩間違えれば余計だけれど、そんなジャンルを越えた欲張りぶりもカルト要素って事でかなり満足。
抑圧された妻のストレスと、それを気付けず「なんで?なんで?」ってなる夫婦ホラーの側面が一番面白い。

妻の浮気に苦悩しながらも妻と瓜二つの教師やウマの合わない妻友といい感じになるサム・ニール。コノヤロ。
レストランでの大暴れが愉快。

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イザベル・アジャーニの出演作はまともに観るの初めて。グラビアなんかで美人女優と認識はしてたけどスクリーンで観るとここまで魅力的とは!
電動庖丁や地下鉄の狂乱長回しが強烈。

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ゲイ探偵のド素人尾行。

謎のピンク・ソックス。

この映画、またいつかイザベル・アジャーニに見惚れるだけのために再見したい。

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2020年12月
池袋 新文芸坐

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