「生誕95年・没後50年 三島由紀夫 文学と映画」
「人斬り」1969年 大映 監督:五社英雄
幕末の文久2(1862)年、土佐でくすぶっていた岡田以蔵は、土佐勤王党の盟主・武市半平太にその剣の腕前を見込まれ、一緒に上洛。彼の右腕としてその政敵たちを天誅と称して次々と血祭りにあげ、人斬り以蔵の異名を取って人々に恐れられるようになる。やがて以蔵は、坂本龍馬に頼まれ、薩摩藩士の勝海舟の護衛役をひそかに引き受けるが、それが後日、武市に知れて問題となり、次第に彼との仲に亀裂が生じるようになる。
メチャ面白。
勝新の愛嬌以蔵。
田中新兵衛・三島の切腹肉体美。こっちは芝居でげすから。
三島特集でもすっかり勝新の魅力に持ってかれるが、出演作でこれを持って来るのは正解かも。
三島の映画出演は出てくるたびになんか笑っちゃう。本作もしかりだが演技良かった。切腹に至るまでの速度カッコ良かった。
愛嬌岡田以蔵は遊女・倍賞美津子とのエピが良い。
司馬遼の幕末物はハズレ無しってことか。五社も司馬遼ものもあまり積極的に見る事は無いけれど、観りゃ面白い。
池袋 新文芸坐
2020年11月
「人斬り」1969年 大映 監督:五社英雄
幕末の文久2(1862)年、土佐でくすぶっていた岡田以蔵は、土佐勤王党の盟主・武市半平太にその剣の腕前を見込まれ、一緒に上洛。彼の右腕としてその政敵たちを天誅と称して次々と血祭りにあげ、人斬り以蔵の異名を取って人々に恐れられるようになる。やがて以蔵は、坂本龍馬に頼まれ、薩摩藩士の勝海舟の護衛役をひそかに引き受けるが、それが後日、武市に知れて問題となり、次第に彼との仲に亀裂が生じるようになる。
メチャ面白。
勝新の愛嬌以蔵。
田中新兵衛・三島の切腹肉体美。こっちは芝居でげすから。
三島特集でもすっかり勝新の魅力に持ってかれるが、出演作でこれを持って来るのは正解かも。
三島の映画出演は出てくるたびになんか笑っちゃう。本作もしかりだが演技良かった。切腹に至るまでの速度カッコ良かった。
愛嬌岡田以蔵は遊女・倍賞美津子とのエピが良い。
司馬遼の幕末物はハズレ無しってことか。五社も司馬遼ものもあまり積極的に見る事は無いけれど、観りゃ面白い。
池袋 新文芸坐
2020年11月