「天国と地獄」1963年 東宝 監督:黒澤明
製靴会社の専務権藤の息子と間違えられて、運転手の息子が誘拐された。要求された身代金は三千万円。苦悩の末、権藤は運転手のために全財産を投げ出して三千万円を犯人に受け渡し、無事子供を救出する。非凡な知能犯の真の目的とは。
2021年元旦一発目は黒澤明。
黒澤明の映画は3本しか見てなくてこれが4本目。
原作はエド・マクベインの小説
流石に引き込まれた。
前半の三船敏郎の苦悩も良いし、後半の仲代達也中心の捜査サスペンスも。
東宝名優の若き姿が豪華に続々登場するお得感。
靴職人だった権藤(三船敏郎)が床に座り込んで仕込み鞄を製作。
モノクロの中で煙だけがピンク色に染まる。
有名な特急こだまからの身代金鞄の投下。
ヤク受け渡しの基地周辺カフェ
中毒者の集まるどや街
逮捕に至る叢の花
山崎努の犯人キャラが途中まで良かっただけにラストシーンには否定的にならざるを得ない。少し残念。
鑑賞後、権藤(三船敏郎)は黒澤明そのもので、靴をそのまま映画に置き換える事ができる、という解釈を見たが、なるほど、ますます面白い。
黒澤作品、少しずつ観て行こう。できれば劇場で。
池袋 新文芸坐
2021年1月
製靴会社の専務権藤の息子と間違えられて、運転手の息子が誘拐された。要求された身代金は三千万円。苦悩の末、権藤は運転手のために全財産を投げ出して三千万円を犯人に受け渡し、無事子供を救出する。非凡な知能犯の真の目的とは。
2021年元旦一発目は黒澤明。
黒澤明の映画は3本しか見てなくてこれが4本目。
原作はエド・マクベインの小説
流石に引き込まれた。
前半の三船敏郎の苦悩も良いし、後半の仲代達也中心の捜査サスペンスも。
東宝名優の若き姿が豪華に続々登場するお得感。
靴職人だった権藤(三船敏郎)が床に座り込んで仕込み鞄を製作。
モノクロの中で煙だけがピンク色に染まる。
有名な特急こだまからの身代金鞄の投下。
ヤク受け渡しの基地周辺カフェ
中毒者の集まるどや街
逮捕に至る叢の花
山崎努の犯人キャラが途中まで良かっただけにラストシーンには否定的にならざるを得ない。少し残念。
鑑賞後、権藤(三船敏郎)は黒澤明そのもので、靴をそのまま映画に置き換える事ができる、という解釈を見たが、なるほど、ますます面白い。
黒澤作品、少しずつ観て行こう。できれば劇場で。
池袋 新文芸坐
2021年1月