「デッドロック」1970年 西独 監督:ローランド・クリック
閉鎖された鉱山デッドロックの監督官ダムは、荒野で行き倒れになっていた男と大金が入ったジュラルミンケースを見つける。デッドロックには元娼婦のコリンナ、その娘と思われる口のきけない美少女ジェシーがおり、言いようのない緊張感に包まれていたが、キッドはそこで傷を癒していく。数日後、そこへキッドの仲間で非情な殺し屋サンシャインが現れ、ダムをいびって金を奪っていく。サンシャインは単身逃げようとするが、キッドとジェシーが罠を仕掛けていた。
砂漠 荒野 ボロ車 狂女 小娘 大金 ドーナツ盤
The Good,the Bad and the Ugly的な男たち、それぞれの思惑がデッドロックな状態に。
3人が少しづつお間抜けなところがあってラストの空しさを際立たせる。
ドイツだからマカロニ・ウエスタンじゃなくて何と言うんだろ。ヴルストじゃ一般的じゃない。
寒村と口のきけない小娘にエル・トポ感。
ジュークボックスから流れる音楽使いにタランティーノ感。
好きな物が沢山詰まってて良かった。
爆音上映の機会があったらもう一度見ても良い、くらいは好き。
ジャーマンプログレのCANのサウンドだけでも価値あり。
Can Deadlock 1970
新宿K’sシネマ
2021年6月
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「デッドロック」
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