今年は落語家さん、芸人さんの訃報が多い気しますね。しょうがないんですけど。
訃報に触れると「もうちょっと見ておけばよかったな」なんて・・・
てなもんで久しぶり、健康診断バリウム抱えての寄席定席見物。寄席定席自体が5年ぶり。
昼の部の最初から夜の部中トリまで滞在。
コロナの影響でしょうか。昼の部は中入りが2回あった。
香盤の中にはもうそろそろ見納めになるかもしんない芸人さんも、って失礼な!縁起でもない。でもしょうがないんです。人間だもの。
そしてそれは一重に自分の番も近づいてるって事なんですね。しょうがないんです。
できれば、あと10年くらいは元気で居たいのだけれど、まったく自信はありません。
2021(令和3)年12月7日
新宿末廣亭12月上席
昼の部
開口一番 鈴々舎美馬 「平林」
春風亭ぴっかり☆ 「やかん」
古今亭文菊 「のめる」
ニックス 漫才
古今亭菊志ん 「短命」
三遊亭吉窓 「本膳」
中入り
三増紋之助 曲ゴマ
柳家はん治 「生簀の鯛」
柳亭市馬 「狸賽」
林家ペー 漫談
柳家小さん 「肥がめ」
鈴々舎馬風 漫談 「落語家の酒」
中入り
春風亭柳枝 「時そば」
ダーク広和 マジック
春風亭一之輔 「あくび指南」
柳家小ゑん 「鉄の男・序」
鏡味仙志郎・仙成 大神楽
春風亭正朝 「明烏」
ぴっかり☆さん、来春には真打なんですね。おめでとうございやす。名前変わっちゃうんだ。☆はともかく・・・
ウエーブした髪がキャワカッコいいので40と言ってもまだまだ若い。蝶花楼桃花だなんてね。
文菊師は初見。本人も言う通りの気取った出、マクラ。円菊さんのとこだもんね。本題に入ると気取りも気にならず、けっこうでやした。
菊志ん師の顔芸。
はん治師のネタは桂文枝師の創作落語なんですね。活け造りがスースーって・・・。甲殻類は痛みを感じるから生きたまま熱湯に入れるのを禁じる国とか出てきたりしてるみたいですね。やれやれですわ。
市馬師は寄席に通ってればネタは増えるんだろうけど。
実は本日のお目当て、林家ペーさん(80)。高座見るのは10年ぶりか。これからは1年に1回は見たい気もする地元のスター。ついに色物林家ペーを目当てに寄席に来るようになったか。
小さいエレキ(もちろんピンク)でギター漫談。エレファントカシマシ娘「今宵の月のように」
「余談ですが」を連発するのいい。個人的には「余談ですが」は先日亡くなった仁鶴師のぼそっと言う感じが好きなんだけど、これからはペー師匠の「余談ですが」を贔屓にしよう。
小さん師は十八番ですか?よくこの噺に遭遇する。前にも書いたが、この口調がだんだん癖になってきた。
馬風師(81)も久しぶり。見事な白髪になられて。先輩の鬼籍入り待ちをネタにしていた馬風師も、そうそう見れる機会は無いだろうがまだまだ元気。志ん生、円生、三平(先代)のお酒の噂。
正太郎さん、大名跡春風亭柳枝を襲名していたのね。知らんかった。真打になったばっかり。けっこうでした。「時そば」はいつもそばを食いたくなる噺だが、今回はさらに先日見たロマポ「ベッドパートナー」を思い出したりして・・・
流石に一之輔師。いろいろ入れ込んで爆笑を誘う。先生が年増のいい女と思ってたら男の先生が出てきてモチベーションだだ下がりになるのいい。工夫のセンスがいいなと思っていたらあくびの先生が八っあんに「素人なんだから工夫しないで教わった通りやってください」って言ってて一之輔師も前座の頃は教わったまま演ってたのかな?二つ目からしか聴いてないから不明。
小ゑん師はもし新作のタイトルが解らなかったら「ヘタ」と記録しようと思ってたw。「鉄の男の序です」と下がってくれた。オタク炸裂の噺で、今度は落ちまで聴いてみたい。先日亡くなった円丈師のツイトーツイートが泣けますね。
鏡味も若返った。仙三郎さんが亡くなっても芸は伝承されている。仙成さん「五階茶碗」若いけどこれからも精進してマンネリ突っ走って欲しい。3,40年後の高座は確認できないと思うけど。
昼主任は正朝師。ネタも技量も主任として満足。弟子に柳枝を譲るのもいいね。
さて、前座の鈴々舎美馬(みーま)さん、開口一番は2回目だけれど、やはり可愛い。でも今回は可愛いだけじゃなさそうてんで、帰ってYOU TUBE見てみたが、これが良いじゃないですか。コンカフェ寄席とメモリプレイを2席見た。前座にしちゃあなかなかの企画。今はSNSの時代だからその傾向はあるのか。可愛い落語家、美人落語家は得をする武器ですので、ルッキズムを利用してそれに甘えることなく活躍して欲しい。今後も注目の女流。
夜の部
開口一番 入船亭扇ぱい 「一目上り」
林家けい木 「バイトの話」
青空一風・千風 漫才
三遊亭三之助 「浮世床・艶」
三遊亭歌奴 「牛ほめ」
松旭斎美智・美登 マジック
柳家喬之助 「堪忍袋」
古今亭菊之丞 「ふぐ鍋」
柳家小菊 俗曲
柳家小満ん 「あちたりこちたり」
中入り
ここまで。
けい木さん。目指すものがどういう者か存じ上げないので言わんでも良い事なんだが、二つ目で交互出演でネタやらないのは勿体ない気がチトした。
喬之助師も初めてかな。風貌が貴乃花の真似をしている松村みたいでウケた。
菊之丞師も円菊さんのとこで苦手意識あったが慣れた。もっと聴きたい落語家さんである。そういえば今週tabjun1422ゲスト出演とか。歌謡曲ファンといえば市馬師だが、菊の丞師もなのか。楽しみ。
柳家小菊さん年齢不詳。婆ぁになった小菊を見れないのが残念。寄席でしか聴かないけど音曲はいいぜ!
小満ん師(79)も今回のお目当て。ネタは舞台を現代に、夕方風呂に行ったままはしご酒、朝帰りとなった老人の語りで、これがいい味だ。現代皮肉やレトロな語りが楽しい。街歩き番組の落語版か。
中座してしまったがこの日の夜主任は林家きく麿師。存じ上げないのだが人気者みたい。
また来たいがな。ゆとりがあるかな。
訃報に触れると「もうちょっと見ておけばよかったな」なんて・・・
てなもんで久しぶり、健康診断バリウム抱えての寄席定席見物。寄席定席自体が5年ぶり。
昼の部の最初から夜の部中トリまで滞在。
コロナの影響でしょうか。昼の部は中入りが2回あった。
香盤の中にはもうそろそろ見納めになるかもしんない芸人さんも、って失礼な!縁起でもない。でもしょうがないんです。人間だもの。
そしてそれは一重に自分の番も近づいてるって事なんですね。しょうがないんです。
できれば、あと10年くらいは元気で居たいのだけれど、まったく自信はありません。
2021(令和3)年12月7日
新宿末廣亭12月上席
昼の部
開口一番 鈴々舎美馬 「平林」
春風亭ぴっかり☆ 「やかん」
古今亭文菊 「のめる」
ニックス 漫才
古今亭菊志ん 「短命」
三遊亭吉窓 「本膳」
中入り
三増紋之助 曲ゴマ
柳家はん治 「生簀の鯛」
柳亭市馬 「狸賽」
林家ペー 漫談
柳家小さん 「肥がめ」
鈴々舎馬風 漫談 「落語家の酒」
中入り
春風亭柳枝 「時そば」
ダーク広和 マジック
春風亭一之輔 「あくび指南」
柳家小ゑん 「鉄の男・序」
鏡味仙志郎・仙成 大神楽
春風亭正朝 「明烏」
ぴっかり☆さん、来春には真打なんですね。おめでとうございやす。名前変わっちゃうんだ。☆はともかく・・・
ウエーブした髪がキャワカッコいいので40と言ってもまだまだ若い。蝶花楼桃花だなんてね。
文菊師は初見。本人も言う通りの気取った出、マクラ。円菊さんのとこだもんね。本題に入ると気取りも気にならず、けっこうでやした。
菊志ん師の顔芸。
はん治師のネタは桂文枝師の創作落語なんですね。活け造りがスースーって・・・。甲殻類は痛みを感じるから生きたまま熱湯に入れるのを禁じる国とか出てきたりしてるみたいですね。やれやれですわ。
市馬師は寄席に通ってればネタは増えるんだろうけど。
実は本日のお目当て、林家ペーさん(80)。高座見るのは10年ぶりか。これからは1年に1回は見たい気もする地元のスター。ついに色物林家ペーを目当てに寄席に来るようになったか。
小さいエレキ(もちろんピンク)でギター漫談。エレファントカシマシ娘「今宵の月のように」
「余談ですが」を連発するのいい。個人的には「余談ですが」は先日亡くなった仁鶴師のぼそっと言う感じが好きなんだけど、これからはペー師匠の「余談ですが」を贔屓にしよう。
小さん師は十八番ですか?よくこの噺に遭遇する。前にも書いたが、この口調がだんだん癖になってきた。
馬風師(81)も久しぶり。見事な白髪になられて。先輩の鬼籍入り待ちをネタにしていた馬風師も、そうそう見れる機会は無いだろうがまだまだ元気。志ん生、円生、三平(先代)のお酒の噂。
正太郎さん、大名跡春風亭柳枝を襲名していたのね。知らんかった。真打になったばっかり。けっこうでした。「時そば」はいつもそばを食いたくなる噺だが、今回はさらに先日見たロマポ「ベッドパートナー」を思い出したりして・・・
流石に一之輔師。いろいろ入れ込んで爆笑を誘う。先生が年増のいい女と思ってたら男の先生が出てきてモチベーションだだ下がりになるのいい。工夫のセンスがいいなと思っていたらあくびの先生が八っあんに「素人なんだから工夫しないで教わった通りやってください」って言ってて一之輔師も前座の頃は教わったまま演ってたのかな?二つ目からしか聴いてないから不明。
小ゑん師はもし新作のタイトルが解らなかったら「ヘタ」と記録しようと思ってたw。「鉄の男の序です」と下がってくれた。オタク炸裂の噺で、今度は落ちまで聴いてみたい。先日亡くなった円丈師のツイトーツイートが泣けますね。
鏡味も若返った。仙三郎さんが亡くなっても芸は伝承されている。仙成さん「五階茶碗」若いけどこれからも精進してマンネリ突っ走って欲しい。3,40年後の高座は確認できないと思うけど。
昼主任は正朝師。ネタも技量も主任として満足。弟子に柳枝を譲るのもいいね。
さて、前座の鈴々舎美馬(みーま)さん、開口一番は2回目だけれど、やはり可愛い。でも今回は可愛いだけじゃなさそうてんで、帰ってYOU TUBE見てみたが、これが良いじゃないですか。コンカフェ寄席とメモリプレイを2席見た。前座にしちゃあなかなかの企画。今はSNSの時代だからその傾向はあるのか。可愛い落語家、美人落語家は得をする武器ですので、ルッキズムを利用してそれに甘えることなく活躍して欲しい。今後も注目の女流。
夜の部
開口一番 入船亭扇ぱい 「一目上り」
林家けい木 「バイトの話」
青空一風・千風 漫才
三遊亭三之助 「浮世床・艶」
三遊亭歌奴 「牛ほめ」
松旭斎美智・美登 マジック
柳家喬之助 「堪忍袋」
古今亭菊之丞 「ふぐ鍋」
柳家小菊 俗曲
柳家小満ん 「あちたりこちたり」
中入り
ここまで。
けい木さん。目指すものがどういう者か存じ上げないので言わんでも良い事なんだが、二つ目で交互出演でネタやらないのは勿体ない気がチトした。
喬之助師も初めてかな。風貌が貴乃花の真似をしている松村みたいでウケた。
菊之丞師も円菊さんのとこで苦手意識あったが慣れた。もっと聴きたい落語家さんである。そういえば今週tabjun1422ゲスト出演とか。歌謡曲ファンといえば市馬師だが、菊の丞師もなのか。楽しみ。
柳家小菊さん年齢不詳。婆ぁになった小菊を見れないのが残念。寄席でしか聴かないけど音曲はいいぜ!
小満ん師(79)も今回のお目当て。ネタは舞台を現代に、夕方風呂に行ったままはしご酒、朝帰りとなった老人の語りで、これがいい味だ。現代皮肉やレトロな語りが楽しい。街歩き番組の落語版か。
中座してしまったがこの日の夜主任は林家きく麿師。存じ上げないのだが人気者みたい。
また来たいがな。ゆとりがあるかな。