「奇想天外映画祭2021」
「アントニオ・ダス・モルテス」1969年 伯 監督:グラウベル・ローシャ
ANTONIO DAS MORTES
灼熱のカオスと静けさの強烈なコントラスト。 荒々しくも繊細な独特の奇想天外なスタイル。ブラジルの白熱の大地が生んだ狂気の作家グラウベル・ローシャが描いた壮大な伝説と神話の世界。
領主に歯向かう山賊たちを討伐するため雇われた殺し屋のアントニオ・ダス・モルテスは、残虐非道な支配者たちの姿を目の当たりにし、いつしか虐げられている農民を解放するために立ち回るようになる。
このカオスは凄い。一度見ただけでお腹一杯なんだが、消化しきれないので繰り返し何度でも観たい。
アタシ アサヒノ ネバネバヨ
コーチョーシエーン(独自ヒアリング)
民衆のブラジルリズム(サンバ)でリフされる歌だけでも強烈な上、終始かかる劇伴のバラエティさが凄い。逆回しの前衛からフリージャズビアノ、スキャットかと思えば突然ブラジルPOPに、ブラジル・フォーク。
ドラゴン退治の神話が元なんだそうな。
一匹狼的殺し屋アントニオと聖女。
盲目地主の妻ラウラの悪女ぷり。間男していて、男に亭主を殺して財産せしめ遠くへ逃げたいんだが、煮え切らない男をついにメッタ刺し、なぜかその死体の上で、今度は先生と呼ばれるインテリ流れ者と熱き抱擁接吻。地主の皆殺し命を報せに来た男が止めに入るが、もうお構い無しにくんずほずれつ。一体何なの?
最後は地主側の刺客マタ・バカ一味とアントニオの壮絶な撃ち合いの末、地主とともに絶命したラウラの死体を先生が抱き上げ接吻。
痴れギャグとしては進展しないビリヤードのとこ、好き。
2021年9月
新宿K’sシネマ
「アントニオ・ダス・モルテス」1969年 伯 監督:グラウベル・ローシャ
ANTONIO DAS MORTES
灼熱のカオスと静けさの強烈なコントラスト。 荒々しくも繊細な独特の奇想天外なスタイル。ブラジルの白熱の大地が生んだ狂気の作家グラウベル・ローシャが描いた壮大な伝説と神話の世界。
領主に歯向かう山賊たちを討伐するため雇われた殺し屋のアントニオ・ダス・モルテスは、残虐非道な支配者たちの姿を目の当たりにし、いつしか虐げられている農民を解放するために立ち回るようになる。
このカオスは凄い。一度見ただけでお腹一杯なんだが、消化しきれないので繰り返し何度でも観たい。
アタシ アサヒノ ネバネバヨ
コーチョーシエーン(独自ヒアリング)
民衆のブラジルリズム(サンバ)でリフされる歌だけでも強烈な上、終始かかる劇伴のバラエティさが凄い。逆回しの前衛からフリージャズビアノ、スキャットかと思えば突然ブラジルPOPに、ブラジル・フォーク。
ドラゴン退治の神話が元なんだそうな。
一匹狼的殺し屋アントニオと聖女。
盲目地主の妻ラウラの悪女ぷり。間男していて、男に亭主を殺して財産せしめ遠くへ逃げたいんだが、煮え切らない男をついにメッタ刺し、なぜかその死体の上で、今度は先生と呼ばれるインテリ流れ者と熱き抱擁接吻。地主の皆殺し命を報せに来た男が止めに入るが、もうお構い無しにくんずほずれつ。一体何なの?
最後は地主側の刺客マタ・バカ一味とアントニオの壮絶な撃ち合いの末、地主とともに絶命したラウラの死体を先生が抱き上げ接吻。
痴れギャグとしては進展しないビリヤードのとこ、好き。
2021年9月
新宿K’sシネマ