「デビュー70周年 岡田茉莉子 名匠たちに愛された女優(ミューズ)」
「今年の恋」1962年 松竹 監督:木下恵介
山田光(田村正和)と相川一郎(石川竜二)は高校の同級生で親友同士。しかし遊び仲間であり、成績も同じくらいに悪かった。光の兄の正(吉田輝雄)は大学院生で、弟の成績が悪いのは一郎のせいだと思っている。一郎の姉の美加子(岡田茉莉子)は実家の料理屋の看板娘で、同じく弟の成績不良は光が原因だと思っていた。相川家を偵察しようと料理屋を訪れた正は美加子と遭遇。あまりのかわいさに一目惚れしてしまう。しかし美加子は正のことを良く思っていなかった。ある日、一郎の家を出た光が行方不明になる騒ぎがあった。正と行動をともにした美加子は、自分がだんだん正に惹かれていくことに気づいていた。
あまり見たことない木下恵介。
こちらはラブコメ。
どうにも岡田茉莉子の姉ちゃんと東山千栄子のばあやが口うるさくて敵わないのだが、そうなるにはそれぞれ理由がある。
和装で小料理屋の1,2階をテキパキ働く岡田茉莉子の美しさは顔に所作。ちょっと他の客の噂お喋りが過ぎるけどそういう朗らかで出鱈目な時代って事だろう。
新東宝では何故か出てくると笑ってしまう二枚目吉田輝雄。松竹に移って真っ当な二枚目になったのかな。
そんな吉田輝雄によって自分本意に気付き反省、成長する茉莉子姉さんの和装スキップ後ろ姿。
円遊に浪花千栄子、若水ヤエ子がコメディに拍車をかける。三木のり平はちょっとだけ。
円遊「暮の京都はいいぞ」
茉莉子「アホっ!」
若き田村正和のぬいぐるみ熊さんみたいな目が可愛い。
知恩院 除夜の鐘
2021年も2022年も今年の恋は約60年前のこれで決まり。
新文芸坐
2021年12月
「今年の恋」1962年 松竹 監督:木下恵介
山田光(田村正和)と相川一郎(石川竜二)は高校の同級生で親友同士。しかし遊び仲間であり、成績も同じくらいに悪かった。光の兄の正(吉田輝雄)は大学院生で、弟の成績が悪いのは一郎のせいだと思っている。一郎の姉の美加子(岡田茉莉子)は実家の料理屋の看板娘で、同じく弟の成績不良は光が原因だと思っていた。相川家を偵察しようと料理屋を訪れた正は美加子と遭遇。あまりのかわいさに一目惚れしてしまう。しかし美加子は正のことを良く思っていなかった。ある日、一郎の家を出た光が行方不明になる騒ぎがあった。正と行動をともにした美加子は、自分がだんだん正に惹かれていくことに気づいていた。
あまり見たことない木下恵介。
こちらはラブコメ。
どうにも岡田茉莉子の姉ちゃんと東山千栄子のばあやが口うるさくて敵わないのだが、そうなるにはそれぞれ理由がある。
和装で小料理屋の1,2階をテキパキ働く岡田茉莉子の美しさは顔に所作。ちょっと他の客の噂お喋りが過ぎるけどそういう朗らかで出鱈目な時代って事だろう。
新東宝では何故か出てくると笑ってしまう二枚目吉田輝雄。松竹に移って真っ当な二枚目になったのかな。
そんな吉田輝雄によって自分本意に気付き反省、成長する茉莉子姉さんの和装スキップ後ろ姿。
円遊に浪花千栄子、若水ヤエ子がコメディに拍車をかける。三木のり平はちょっとだけ。
円遊「暮の京都はいいぞ」
茉莉子「アホっ!」
若き田村正和のぬいぐるみ熊さんみたいな目が可愛い。
知恩院 除夜の鐘
2021年も2022年も今年の恋は約60年前のこれで決まり。
新文芸坐
2021年12月