「蔵出し!日活レアもの祭 ザムザ出張所Vol.6」
「危険な女」1959年 日活 監督:若杉光夫
地方紙に連載を持つ小説家が出会った熱心な読者。ある日を境にぱたりと購読をやめた彼女に疑問を抱き身辺調査をすると、浮かび上がって来た女の哀しい過去と罪ーーー。原作は幾度となくドラマ化された清張の「地方紙を買う女」。
シネマヴェーラ渋谷の渡辺美佐子特集(2月5日~2月25日)を控え、その前哨戦として。
ラピュタ本館の松本清張特集(1月2日~2月19日)にも溢れるレア物上映って事は大して面白くも無いだろうと思ったがそれなりに楽しめる。
渡辺美佐子の服毒といったら西村昭五郎作の「あんた付いてる」が強烈な印象を残してるので本作では弱い。その分服毒前のサンドイッチ一気食いで天を仰ぐのが良い。
芦田伸介が若き小説家。編集の女の子とのやりとりの可愛さはレアでは。
大滝秀治のドンファンぶりもまたレアか。
当時の東中野駅ロケも貴重。あの階段を降りてくる感じ。
ザムザ阿佐ヶ谷
2022年1月
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「危険な女」
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