「サンダーバード55／GOGO」

「サンダーバード55／GOGO」2021年　英（東北新社）　監督：ジャスティン・T・リー /スティーブン・ラリビエー /デビッド・エリオット
Thunderbirds: The Anniversary Episodes / Introducing Thunderbirds, The Abominable Snowman, The Stately Homes Robberies

スーパー・マリオネーション「サンダーバード」トレイシー家とペネロープの出会いから国際救助隊の本格始動までを描いた「サンダーバード登場」、雪男に襲われた人々を救助するためエベレストへ向かったペネロープたちが宿敵フッドの罠により絶体絶命の危機に陥る「雪男の恐怖」、連続強盗犯に狙われたペネロープを救うべく奔走する国際救助隊の戦いを描く「大豪邸、襲撃」の3話を基に構成。オリジナルの撮影手法を完全再現映像化。



我家は息子氏（当ブログでは当時Hero-Nとして度々登場）が未就学時期に奥さんを騙くらかしてサンダーバードのDVD BOXセット×２を購入。これには珍しく洗脳に成功し、彼はサンダーバードが大好きになって繰り返し見ていた。
お友達と遊ぶ時も「世界はわしのものだ、見ておれ」と意味不明なフックの台詞を言うまでになっていた（お友達は知る由もなく、キョトン）
そんな息子氏も最早成人。まさかと思い映画に誘ってみたら、見たいというので同行。日頃、「映画は長いから嫌だ」とか、最近の若者らしい事を吐いているが、やはり幼少の頃のノスタルジーは捨てがたいものがあるのだろ。

アラン、一言も台詞無し。ゴードンでさえしゃべるのに。
当時の撮影手法完全再現。ラジオドラマとして書かれたエピソードをスーパー・マリオネーション化した３話はさほど魅力的ではないが、音楽と発進シーンを大スクリーンで受け止めるだけで爆上がり。

第一話で訪れたペネロープにジェフが秘密基地を案内。TB未体験者にも親切設計。若き新しきファンも増えるといいな。

「新しく作るより当時の手法をそのままやる方がどれだけ難しいか」プロローグ的なメイキングドキュメントが良い。



ペネロープの声が満島ひかりと聞いていたが、なるほどほぼ主役であった。





新宿ピカデリー
2022年1月