Quantcast
Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4203

「ハッチング 孵化」

$
0
0
「ハッチング 孵化」2021年 芬 監督:ハンナ・ベルイホルム
Pahanhautoja

北欧フィンランドで家族と暮らす12歳の少女ティンヤ。完璧で幸せな家族の動画を世界へ発信することに夢中な母親を喜ばすため、すべてを我慢し自分を抑えるようになった彼女は、体操の大会優勝を目指す日々を送っていた。ある夜、ティンヤは森で奇妙な卵を見つける。ティンヤが家族には内緒で、自分のベッドで温め続けた卵は、やがて大きくなり、遂には孵化する。卵から生まれた「それ」は、幸福に見える家族の仮面を剥ぎ取っていく。



美少女ホラーでかなり胸糞悪い。そんなに怖くはないけど適度にドキドキできた。いかにも虚栄心バリバリな不倫母。その抑圧というありがちな設定。少女期の不安定さと闇の側面。
にっこり笑って烏を捻りつぶすママ怖い。

ベットの血を見て妙に納得する男親。人が良すぎる寝盗られ亭主の役に立たない間抜け感が良い。

家族が皆、お面付けてる宣伝ビジュアルが象徴的で良くできてるけど本編では弟くんしか付けてくれない。





北欧美少女、ティンヤのシーラ・ソラリンナ。体操選手役で細すぎて痛々しく好みでは無い。自身を投影する怪鳥モンスター・アッリが次第にティンヤにそっくりに形態を変えていき二役となる。ワイルドなアッリにより魅力を感じるのでラストシーンは満点。

















シネマカリテ新宿
2022年4月

Viewing all articles
Browse latest Browse all 4203

Trending Articles