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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「わたしと、私と、ワタシと、」

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「わたしと、私と、ワタシと、」2023年 監督:松岡芳佳 大森歩 金川慎一郎

CMディレクターとして活躍する3人の監督が若手女優とタッグを組んだ3本の短編作品で構成されるオムニバス映画。
酔って記憶をなくした女性が見知らぬ土地で見知らぬ男性と過ごす夏の日をつづった松岡芳佳監督作「ただの夏の日の話」、認知症の祖父と2人で暮らす美大生の1年間を見つめた大森歩監督作「春」、高校最後の夏を過ごす2人の少女が満開のひまわり畑で大きな岐路を迎える様子を描いた金川慎一郎監督作「冬子の夏」で構成。

CMクリエイターと若手女優陣。共通点はまだあってどれも群馬映画。桐生や向日葵畑の景色、孫と爺が生活する家屋とかホント良かった。世代別女子モヤモヤ。3本とも良作。

「ただの夏の日の話」はきりゅう映画祭のYOU TUBE生配信で鑑賞済の作品。2年ぶり。
上映後トークで「春」の大森監督が自分が最初に見た時と同じ感想述べててアラフォー妊婦ながらエロ脳で嬉し。
きりゅう映画祭2021ファイナル 3本
舘寛治の下心微塵もない飄々としたおじさんに好感度のある作品で劇場鑑賞する事ができて良かった。思わせぶりの落ちは余計な気も。









今回はこちらがお目当て
古川琴音だからずっと見たかった大森歩「春」
これもまさか劇場で見られるとはラッキー。kiss the gambler「掌中の珠」という曲を知って以来、お爺ちゃんと孫娘の関係に興味があったがこれは堪らん。せつなくも優しく大事な関係。だけどこの先思い出だけで60年も生きられる気がしないよ。





やっぱりコトネストを名乗りたくなる。











金川慎一郎「冬子の夏」
焦ってイキるJK豊嶋花、生々し。
満開向日葵畑と枯れきった向日葵畑。日の暮れ方、写生に夢中になる顔黒茶髪の長沢樹、美し。
ラストは本作が一番良かったのでオムニバスの掉尾に相応し。









オムニバス作品としての命題が優秀「わたしと、私と、ワタシと、」
女の子の心の隅の話。








新宿K’sシネマ
2023年9月




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