「エターナルラブが蔓延した日」2023年 監督:長谷川千紗
20XX年、人と人が直接肌を触れあうと、その部分が癒着して離れなくなり、やがて死に至るというウイルス「エル」が蔓延し、日本の人口は半分に減少した。若き天才科学者の歯牙はウイルスに対抗する新薬の開発を急ぐが、そんな中、エルに対抗するのではなくエルを受け入れて生きていこうと主張する人々が現れる。彼らは歯牙の研究を阻止しようとし、刺客として元歌手で犯罪者のケイコを歯牙のもとに送り込む。しかし、誤って歯牙と触れ合ってしまったケイコは、生き残るために歯牙の研究に協力することに。当初は反発しあう2人だったが、次第に共感を抱くようになり……。
長谷川ちゃんねる立ち上げ当初から監督の発想やセンスに何故か不思議と惹き付けられてしまう長谷川千紗の初長編作品は、あらすじから社会的政治的批判の芽を感じたけれど仕上がりはそんな事吹っ飛ばしてしまうぐらいの純愛ラブストーリー。
演出なのかアレなのか出演者のキャラや演技に頭抱えてしまいそうな前半から、いつの間にやら引き込まれ、さながら天才Dr.歯牙のような心待ちで見入ってしまったよw
先日見た「女の仕事」のかーいさと打って変わって自身監督作でチョイブサおばさんに撮れてるのも好感触。
しじみならではの安定のチョイ出演。
オーディオコメンタリーによるとなんのお願いしてなくてもしじみが自分で役作りしてサッサとメイクを始めたんだとか。流石だ。
”おいた”をせがむきみと歩実がツボw
諏訪太郎さんの役はニュースキャスターなんですね。最初、政治の偉い人が街頭ビジョンで発信してるのかと思った。
政治の偉い人たちを出す案は無かったのかな。質問すれば良かった。
連日でオーディオ・コメンタリー上映を見たが、いろいろより良さに気づかされた。制作陣の反省も聞けて良かった。
何しろ、まぁ低予算映画は総じてそうなのかもしれないけど、長谷川組が総力決して撮った初長編である事がよく伝わってきたのが良かった。
それはそうとネオ書房での集客の弱さが気になった。他の上映会はどうなんでしょう。
まだまだこれから劇場公開への道は険しいと思われるが是非に実現して欲しい。多くの人が見れば好きになる人もそれなりに多いと思うがな・・・
タイトルが滅法良いし、内容もタイトル負けしてませんよ。
目黒シネマさんダメでっか?
なお、監督は武智鉄二「花魁」も谷崎の原作も見たり読んだりしていなかった。つまり完全オリジナル発案。
自分は機会があればルコント「仕立やの恋」を観たい。
神保町 ネオ書房@ワンダー店
2023年11月
通常上映及び翌日半券提示割でのオーディオコメンタリー上映(長谷川千紗、小林麻祐子、赤羽一真、宮本亮、撮影:堀惠磨人)
20XX年、人と人が直接肌を触れあうと、その部分が癒着して離れなくなり、やがて死に至るというウイルス「エル」が蔓延し、日本の人口は半分に減少した。若き天才科学者の歯牙はウイルスに対抗する新薬の開発を急ぐが、そんな中、エルに対抗するのではなくエルを受け入れて生きていこうと主張する人々が現れる。彼らは歯牙の研究を阻止しようとし、刺客として元歌手で犯罪者のケイコを歯牙のもとに送り込む。しかし、誤って歯牙と触れ合ってしまったケイコは、生き残るために歯牙の研究に協力することに。当初は反発しあう2人だったが、次第に共感を抱くようになり……。
長谷川ちゃんねる立ち上げ当初から監督の発想やセンスに何故か不思議と惹き付けられてしまう長谷川千紗の初長編作品は、あらすじから社会的政治的批判の芽を感じたけれど仕上がりはそんな事吹っ飛ばしてしまうぐらいの純愛ラブストーリー。
演出なのかアレなのか出演者のキャラや演技に頭抱えてしまいそうな前半から、いつの間にやら引き込まれ、さながら天才Dr.歯牙のような心待ちで見入ってしまったよw
先日見た「女の仕事」のかーいさと打って変わって自身監督作でチョイブサおばさんに撮れてるのも好感触。
しじみならではの安定のチョイ出演。
オーディオコメンタリーによるとなんのお願いしてなくてもしじみが自分で役作りしてサッサとメイクを始めたんだとか。流石だ。
”おいた”をせがむきみと歩実がツボw
諏訪太郎さんの役はニュースキャスターなんですね。最初、政治の偉い人が街頭ビジョンで発信してるのかと思った。
政治の偉い人たちを出す案は無かったのかな。質問すれば良かった。
連日でオーディオ・コメンタリー上映を見たが、いろいろより良さに気づかされた。制作陣の反省も聞けて良かった。
何しろ、まぁ低予算映画は総じてそうなのかもしれないけど、長谷川組が総力決して撮った初長編である事がよく伝わってきたのが良かった。
それはそうとネオ書房での集客の弱さが気になった。他の上映会はどうなんでしょう。
まだまだこれから劇場公開への道は険しいと思われるが是非に実現して欲しい。多くの人が見れば好きになる人もそれなりに多いと思うがな・・・
タイトルが滅法良いし、内容もタイトル負けしてませんよ。
目黒シネマさんダメでっか?
なお、監督は武智鉄二「花魁」も谷崎の原作も見たり読んだりしていなかった。つまり完全オリジナル発案。
自分は機会があればルコント「仕立やの恋」を観たい。
神保町 ネオ書房@ワンダー店
2023年11月
通常上映及び翌日半券提示割でのオーディオコメンタリー上映(長谷川千紗、小林麻祐子、赤羽一真、宮本亮、撮影:堀惠磨人)