「フィルム・ノワールの世界」
「ビッグ・ヒート/復讐は俺にまかせろ」1953年 監督:フリッツ・ラング
最愛の妻を何者かの手によって爆死させられた巡査部長が、執念の単独捜査に乗り出し、ギャングと癒着した署内の腐敗を暴く!個人的な恨みに突き動かされて悪に突進してゆくグレン・フォード、娼婦の顔に煮えたぎるコーヒーをぶっかけるリー・マーヴィン、鬼気迫るグロリア・グレアムらの迫力に目を見張る!
フリッツ・ラングのフィルム・ノワールは少しづつ観て行きたいと思ってます。
B級ノワールとして、ごく普通の作品と思うが、それでもやはり見所は多い。
家族団欒の日常から、妻の爆死のシーンへの展開。
復讐に燃えて、前のめりに突進するパニオン刑事部長(グレン・フォード)ドウドウ。
軽薄に登場するヴィンス(リー・マーヴィン)の情婦デビィ(グロリア・グレアム)
デヴィとパニオンが初めて会うバーのシーンが秀逸。
パニオンに気押されひとまず退散するヴィンスを尻目に、パニオンに一杯御馳走させてくれと声をかけるデビィ。
デビィの心理描写が希薄なだけに想像を膨らませて観ていく。
刑事の気を引こうとするが、パニオンは事件解決の事しか頭になく、相手にされない。
暴力描写は、昔の作品なのでそれなりですね。
一番の見せ場のコーヒーぶっかけの場面にしたって実はデビィの悲鳴が聞こえるだけ。
顔に大やけどを負って顔半分を包帯で覆われるデビィ。それによってグロリア・グレアムの横顔美人度がいや増すといった寸法もよろしい。モノクロ映像に美しさが映える。
それぞれに復讐という目的ができて、事件を暴いていく二人。
前がかりになって追及を続けてきたパニオン刑事だが、実際に復讐場面がやってくると実は理性的。
リー・マーヴィンの変態悪役ぶりも素晴らしいです。
シネマヴェーラ渋谷
「ビッグ・ヒート/復讐は俺にまかせろ」1953年 監督:フリッツ・ラング
最愛の妻を何者かの手によって爆死させられた巡査部長が、執念の単独捜査に乗り出し、ギャングと癒着した署内の腐敗を暴く!個人的な恨みに突き動かされて悪に突進してゆくグレン・フォード、娼婦の顔に煮えたぎるコーヒーをぶっかけるリー・マーヴィン、鬼気迫るグロリア・グレアムらの迫力に目を見張る!
フリッツ・ラングのフィルム・ノワールは少しづつ観て行きたいと思ってます。
B級ノワールとして、ごく普通の作品と思うが、それでもやはり見所は多い。
家族団欒の日常から、妻の爆死のシーンへの展開。
復讐に燃えて、前のめりに突進するパニオン刑事部長(グレン・フォード)ドウドウ。
軽薄に登場するヴィンス(リー・マーヴィン)の情婦デビィ(グロリア・グレアム)
デヴィとパニオンが初めて会うバーのシーンが秀逸。
パニオンに気押されひとまず退散するヴィンスを尻目に、パニオンに一杯御馳走させてくれと声をかけるデビィ。
デビィの心理描写が希薄なだけに想像を膨らませて観ていく。
刑事の気を引こうとするが、パニオンは事件解決の事しか頭になく、相手にされない。
暴力描写は、昔の作品なのでそれなりですね。
一番の見せ場のコーヒーぶっかけの場面にしたって実はデビィの悲鳴が聞こえるだけ。
顔に大やけどを負って顔半分を包帯で覆われるデビィ。それによってグロリア・グレアムの横顔美人度がいや増すといった寸法もよろしい。モノクロ映像に美しさが映える。
それぞれに復讐という目的ができて、事件を暴いていく二人。
前がかりになって追及を続けてきたパニオン刑事だが、実際に復讐場面がやってくると実は理性的。
リー・マーヴィンの変態悪役ぶりも素晴らしいです。
シネマヴェーラ渋谷