マイネタ帳（３２）　古今亭円菊

この訃報を見落としていました。
東京かわら版で知りました。

古今亭円菊氏（ここんてい・えんぎく＝本名・藤原淑＝ふじわら・しゅく、落語家）10月13日、多機能不全のため死去、84歳。
昭和28年に五代目古今亭志ん生に弟子入りし、41年に真打ち昇進。志ん生直伝の「火焔太鼓」などがおはこだった。

唐茄子屋政談　　昭和54年8月14日　鈴本演芸場
錦の袈裟　　　　昭和54年9月12日　志ん生プレイバック
たらちね　　　　昭和54年10月11日　鈴本演芸場
明烏　　　　　　昭和54年12月23日　池袋演芸場
唖の釣　　　　　昭和55年1月22日　鈴本演芸場
鮑のし　　　　　昭和55年2月15日　鈴本演芸場
宮戸川　　　　　昭和55年3月24日　鈴本演芸場
お若伊之助　　　昭和55年5月30日　東横落語会
厩火事　　　　　昭和58年1月21日　鈴本演芸場
粗忽の釘　　　　昭和58年1月27日　池袋演芸場

他にテレビかラジオで、幾代餅、饅頭怖い、黄金の大黒の記載あり。

最初聞いた頃はカマっぽく気持ちの悪いおっさんと思い、どうも馴染めず敬遠がちだったが、だんだん慣れてきたのか円菊節、それはそれで好みとは関係なく面白がれるようになってきた。ただ、ここに弟子入りしようという若者はちょっと理解しにくい。まぁ、勝手ですけど。
生鑑賞にブランクがあって、また聞き初めた平成8年以降はなかなか高座に巡り会えなかったので、なんだか懐かしい思いが強い。
YOU TUBEでたらちねを聴いた。

ご冥福をお祈りいたします。