シシド 小説・日活撮影所 (角川文庫)宍戸錠角川書店(角川グループパブリッシング)発売日:2012-11-22ブクログでレビューを見る»
”エースのジョー”が書き上げた日活黄金時代のスター群像!
日活アクションスターとして、いや、日本のアクションスターとして稀有な存在感を見せる宍戸錠。やはりその理由は役作りのための整形による所が大きい。
お茶の間でも「ゲバゲバ90分」「どっきりカメラ」と活躍していたので、日活映画を知らない我ら小学生の間でもふくみ綿をして「ししどじょー」とか、ほっぺの膨らんだ顔の落書きの横にシシドジョーなんて書いて遊んだのを思い出します。
立ち読みしたら、プロローグがその整形で使ったオルガノーゲンの除去手術だったので、「お、これは」と即決で購入しちゃったよ。
宍戸錠さん、なまじ文才があったためか小説仕立て。なんだか、これが妙な調子。普通に日活撮影所の様子を描く自伝的ノンフィクションにしておけば良さそうなもんだが、文体の格好の付け方がいかにも宍戸錠らしくて可笑しい。
自らの事を「シシド」と称するのだけは最後まで馴染めなかったけど・・・
期待を寄せた、「何故、頬を膨らませたか?」についての心情は一応描かれているけど・・・、何でも田中絹代の言葉がきっかけのようでもあるけど、説得力は今一つ。
それでも、当時の元気な日活撮影所の様子、石原裕次郎、小林旭、赤木圭一郎のエピソードが生き生きとしていて楽しめる。
特に脇で活躍する藤村有弘等の無国籍感は読んでいるだけでも情景を思い浮かべ、笑っちゃう。
作中に出てくる映画タイトルもまだまだ、噂だけで未見な作品がほとんど。これは少しづつ見て行きたいですね。
途中ダレながらも、楽しく読んでいたら・・・あれ、これ未完じゃないですか。完結編につづく・・・
完結編の単行本発行に合わせての文庫化だったようです。
これを読んで早く続きもと、気が急いて単行本を買うというほどの事も無いし、完結編が文庫本になるまで待つうちに、なんか、どうでも良くなりそうな気もします。
ところで先ほど書いたようにお茶の間の宍戸錠。
私はゲバゲバ90分で朝丘雪路と殴り合う夫婦(?)ギャグが大好きで忘れられません。
また、見たいな。どなたかお持ちでないですかね。YOU TUBEに・・・
”エースのジョー”が書き上げた日活黄金時代のスター群像!
日活アクションスターとして、いや、日本のアクションスターとして稀有な存在感を見せる宍戸錠。やはりその理由は役作りのための整形による所が大きい。
お茶の間でも「ゲバゲバ90分」「どっきりカメラ」と活躍していたので、日活映画を知らない我ら小学生の間でもふくみ綿をして「ししどじょー」とか、ほっぺの膨らんだ顔の落書きの横にシシドジョーなんて書いて遊んだのを思い出します。
立ち読みしたら、プロローグがその整形で使ったオルガノーゲンの除去手術だったので、「お、これは」と即決で購入しちゃったよ。
宍戸錠さん、なまじ文才があったためか小説仕立て。なんだか、これが妙な調子。普通に日活撮影所の様子を描く自伝的ノンフィクションにしておけば良さそうなもんだが、文体の格好の付け方がいかにも宍戸錠らしくて可笑しい。
自らの事を「シシド」と称するのだけは最後まで馴染めなかったけど・・・
期待を寄せた、「何故、頬を膨らませたか?」についての心情は一応描かれているけど・・・、何でも田中絹代の言葉がきっかけのようでもあるけど、説得力は今一つ。
それでも、当時の元気な日活撮影所の様子、石原裕次郎、小林旭、赤木圭一郎のエピソードが生き生きとしていて楽しめる。
特に脇で活躍する藤村有弘等の無国籍感は読んでいるだけでも情景を思い浮かべ、笑っちゃう。
作中に出てくる映画タイトルもまだまだ、噂だけで未見な作品がほとんど。これは少しづつ見て行きたいですね。
途中ダレながらも、楽しく読んでいたら・・・あれ、これ未完じゃないですか。完結編につづく・・・
完結編の単行本発行に合わせての文庫化だったようです。
これを読んで早く続きもと、気が急いて単行本を買うというほどの事も無いし、完結編が文庫本になるまで待つうちに、なんか、どうでも良くなりそうな気もします。
ところで先ほど書いたようにお茶の間の宍戸錠。
私はゲバゲバ90分で朝丘雪路と殴り合う夫婦(?)ギャグが大好きで忘れられません。
また、見たいな。どなたかお持ちでないですかね。YOU TUBEに・・・