ベルリオーズ　幻想交響曲　作品１４a

年末からずっと、毎日のようにJAZZのレコードをかけまくっておりました。
流石に食傷してきたので何か他のジャンルを･･･
というので久しぶりにベルリオーズの「幻想交響曲」のCDをかけてみました。
あまりに良かったので3回連続で聞いてしまい、翌日、頭の中を渦巻いて困りました。

クラシックのCDはあまり持っていません。
好きな交響曲を1枚づつ、ちょっとだけ･･･。今後も増やしていく予定はありません。

BERLIOZ
SYMPHONIE FANTASTIQUE
THE PHILADELPHIA ORCHESTRA
RICCARD MUTI

そもそもこの曲の存在を初めて知ったのは、題は忘れてしまったけど千草忠男氏の小説から･･･
幻想交響曲のコンサートから帰ったの令嬢と母親が、その後凌辱されるんですね。
そして、若松孝二の「胎児が密猟する時」でもこの曲が上手に使われていましたので、なんとなくこの曲には淫靡なイメージが付きまとっちゃうんです。

幻想交響曲

そりゃそうだよね、創作過程からしてエロなんですよ。交響詩の走りみたいなもんでちゃんと各楽章に意味を付けているんですね。
恋する女性に相手にされないからと言って、アヘンを吸って殺害しようとするとんでもないベルリオーズさんなんですね。
有名なフレーズの第4楽章は断頭台へ向かう行進曲。
この第4楽章でエンディングに持っていても良いようなところを、第5楽章で死後の世界魔女と戯れるみたいで･･･。私としてはこの第５楽章がかなり好きです。別名は「ワルプルギスの夜の夢」ですか。
OH!そうですかぁ、やっぱり凄いじゃないのベルリオーズさん。

この曲も一度は生で聴いてみたいと思っております。本年は演奏会で取り上げてくれる楽団は無さそう･･･

廃番のようですが、えらいもんが出てます。

ベルリオーズ:幻想交響曲第4楽章(断頭台への行進)ユニバーサル ミュージック クラシック発売日：2003-11-26ブクログでレビューを見る»

エロいモノ好きの私にとってクラシックというのは、かなり捨てがたい物なんですよ。