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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「残虐全裸女収容所」 DVD

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「残虐全裸女収容所」1972年 米 監督:ジャック・ヒル
THE BIG BIRD CAGE

国家元首の愛人・テリーが収監された巨大な労働囚人収容所。そこでは残忍な所長による女囚たちへの虐待が横行していた。革命軍のボスとその恋人は、収容所襲撃のチャンスを狙っていたが……。

昨年「コーマン帝国」なるドキュメンタリー作品の公開に合わせていろいろ劇場でコーマン特集をやっていたけど、結局そっちまで手が回らず、(気づくのが遅かったり)1本も見ずに終わっちゃった。
そんな中でもロジャー・コーマンが製作総指揮を取ったこの「残虐全裸女収容所」がタイトルからして、一番関心を寄せていた作品。
ちょうど「ジャッキー・ブラウン」を見てパム・グリアの若い頃を見ておかなくっちゃと思ったので早速レンタルしてきました。

女囚シリーズ第3弾って事で評判は今一のようですが、いや何、これは充分に楽しめましたよ。
確かに残虐でもないし、全裸になるのは1人だけと邦題に偽りありだけど、それでもこの邦題がいいですよね。

パム・グリア目当てでしたが、パム・グリア以上に女優・男優でそれぞれ素晴らしいも方を発見。
国家元首の愛人で誤認逮捕で収容所にやってくるテリー役、アニトラ・フォード
テロリストの首領ジャンゴ役でパム・グリアと熱々ぶりを見せるシド・ヘイグ
このお二人です。

パーティーでの赤いドレスのまま収容所へ送られてきたテリーは長身と美貌で女囚たちの中でもひと際目立ちます。全編にわたりむしろ主役はこちらかというほど活躍してくれます。赤いドレスも素敵でしたが収容所での露出度高いコスもGoodです。
彼女の役はセックス好きの好きもの女。誤認ですのでその筋に頼んですぐにでもここから脱出できると思っています。当然女囚の中には他にもセックス好きの淫乱女が居まして、後に共に脱走の段があります。脚を負傷し逃げ切れないとなるとこの女囚がテリーに言う台詞がふるってる。「私の分までやってくれ」

シド・ヘイグ。初めて知りました、有名な怪優さんなんですね。最初、ヒゲの顔がはっきり行ってキモいのですが、見て行くうちにだんだん怪しい魅力に囚われて行く。

まずはパム・グリアとの痴話喧嘩から泥んこまみれの熱いキス・シーンで小手調べ。
収容所看守に紛して革命のため、女囚の解放を狙うのですが、ここの看守が揃いもそろってゲイですので、ジャンゴもゲイのフリをする。このオカマっぷりがまた良い味出してくれちゃってます。

そして、パム・グリアときたら、収容所にし侵入し、中から暴動を起こそうとする。入所早々に、「やいやい、ここのボスは誰だ」と意気まいて、気遅れする女囚たちに「今日からあたいがボスだ」と電光石火で牛耳っちゃう、カッコええ。
大きなおっぱい揺らしながらのブラック・パワー、マシンガン乱射と、さすがタランティーノのミューズは違いますね。ローライズの腰も色っぺー。

何かとソリが合わず諍いを起こしている白ノッポと黒チビの女囚2人。
レズと呼ばれる白ノッポ、唯一タイトル通り全裸になって身体中に鳥の脂を塗ってヌルヌル捕まらない戦法で黒チビを追いまわす。
意地悪な看守のせいで黒チビの命が奪われた事を期に白ノッポ逆上して看守に鉈で襲いかかる所を射殺され、女囚たちの謀反へと発展しかかる。そこを「無駄死にはしては駄目だ」と宥めるパム・グリア・・・
ここ本作の見せ場、いいんですよね。一瞬、B級だと言う事を忘れてしまうほど・・・(それは言い過ぎですか?

結局、ジャンゴは逃走半ば命を落としちゃうんだけど、脱走で生き残ったテリー他1名を助けたテロリスト一味。「きっと、何処かで生きてるさ」ってこの能天気なラストも笑える。

3作目でこれだけ楽しめるのなら前2作の「残酷女刑務所」「女体拷問鬼看守パム」も必見かな。



お〜っと、3月23日からまた渋谷でコーマン特集あるじゃないか。
コーマンスクール2013 〜春のスパルタ集中講義〜
オーディトリウム渋谷

http://a-shibuya.jp/archives/5552

な〜んだ、劇場で観たかったじゃない。ま、100円レンタルで正解か。

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