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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「ベルリン・アレクサンダー広場」 第6話〜第9話

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「ベルリン・アレクサンダー広場」1979年 独 監督:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー

第6話 愛、それはいつも高くつく
フランツはラインホルトの女グセの悪さを直そうとするが、彼は聞き入れない。彼の口車にのってフランツはある仕事にでかける。

第7話 覚えておけ-誓いは切断可能
元恋人エヴァの家に厄介になっているフランツ。体も衰弱し再び酒浸りになり、ある酒場でエミーという女に出会う。

第8話 太陽は肌を暖めるが時に火傷を負わす
自宅に戻ったフランツは、まっとうに生きるという誓いを捨て、シニカルな人間になっていた。ある日ヤクザな若者ビリーが訪ねてきて・・・。

第9話 多数派と少数派の間の永遠の隔たり
フランツは恋人ミーツェに養われ、ヒモ生活を始める。彼は久しぶりにラインホルトを訪ねる。

今回は4話連続鑑賞。
この物語に出てくる男女はすぐにくっついたり、よりを戻したりする。1人じゃ居られないのは社会が不安だからだけなのか。
そう言えば、フランツが失踪するとメックが賺さずリナの傷心に付け込んでいたが、その後どうなったのでしょう。今のところ語られません。
見せ場は、まずラインホルトが初めて自力で女を追い出す。でも、フランツがフレンツェを捨てた時ほどキレが無くグダグダ。よく頑張りました。

この時代のドイツ女性って、こんなに従順なの?ラインホルトに見せるチリィの涙。

プムスの悪事に巻き込まれたフランツはラインホルトに車から突き落とされ、片腕を失くし、とうとうかたわ者。
重傷を追って車で運ばれるフランツの太陽のお話。

プムス一味は騒ぎになる事を恐れフランツに見舞金を出す事にして、ブルーノに届けさす。
ここでのハンナ・シグラのエヴァが見所。
脇毛の処理から、プムスの手下の来訪に逆上、吠える吠える。

3杯のビールとシュナプスの前でのフランツの一人芝居。エミーの狂気の笑い。この辺り、かなり痴れてきました。良い傾向と思います。
ベルリンの娼婦街も登場。娼婦バビロンの口上。

元カノのエヴァがフランツに若い女ミーツェを世話する。つくづく女には不自由しないフランツ。ラブラブ。
ミーツェに来たラブレターを読んで絶望するフランツに再びエヴァが発情、亭主の居ぬ間に合体。
やはりハンナ・シグラがかなりのポイント。



唾で靴を磨き続けるミーツェ。

第9話は少し低調。話が政治的な方向へ。イーダ殺害シーンが繰り返される。

今後もゴットフリート・ヨーンとハンナ・シグラに注目しながら終盤に入って行きます。

渋谷 ユーロスペース

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