Quantcast
Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4203

全力疾走の軌跡

$
0
0
第85回選抜高校野球
三日目
2回戦
土佐高校(高知・21世紀枠、20年ぶり7度目)0−4浦和学院(埼玉、3年連続9度目)

おそらくスケジュール的にこの日のこの一試合しかTV観戦できないでしょう。
古豪好きの私は今大会は1958年の優勝以来という済々黌を応援していますが、
私学として初めて21世紀枠出場を果たした土佐にも注目です。

純白のユニフォーム、土佐高校が甲子園に戻ってきました。
1953年(第35回)、1966年(第38回)と選抜で2度の準優勝経験を持つ古豪。
私ら世代は1975年(第57回選手権)の玉川寿(慶大-日石)サイクルヒットの記憶が鮮明ですね。

「オールドファンを喜ばすだけの21世紀枠」とか悪口も聞こえますが、これは大賛成。
選考基準に県大会成績があるのですからそこそこの力はあるわけで(ただ、今大会から基準を県大会ベスト16に引き下げたのはいかがなものか?)
常連校の壁をなかなか打ち破れない古豪の復活は嬉しい事です。
そういう意味では県内敵なしの聖光学院の福島県など、是非磐城高校の奮起に期待したい。

そんな土佐高校ですが抽選で一回戦の相手が目下関東大会3連覇中の浦和学院。
甲子園では期待を裏切る事が多い浦学だが、これはどうにも分が悪そう。ワンサイドになる可能性もありかと。

解説によると土佐高校は内野守備に不安があるとか。これはいけません、21世紀枠選考基準に以前の希望枠のように守備力重視の要素は欲しい。

ところが試合の方は結果的には最後に力の差が出たものの、手に汗握るゲームとなりました。
浦学の犠打失敗とか土佐の死四球とか、普通ならイラつく展開も何故かあまり気にならない、ここらが古豪の凄い所です。って、贔屓目なだけか。
流石に純白のユニフォームを着た土佐の選手の皆さん、顔が賢そう。
二番手でマウンドに上がった投手の荒れ球とウシオコールも魅力的でした。
明徳や高知を破るのは大変でしょうけど、また甲子園で見たいチームです。

甲子園球場は土佐高ファンの声援が凄かった。
浦和学院はまったくのアウェー状態。

勝利監督インタビューでの森士監督。世代が近いですからね、あの玉川寿の土佐と後に自身が進む事となる上尾高校との熱戦が印象深かった事を語っていましたね。
あの試合も本当に素晴らしい好ゲームでした。最後のサードライナーが鮮明に記憶されてる。

土佐といえば全力疾走。
高校野球ファンから支持を得ているこの伝統。白いユニフォームとともに爽やか。
指導者が変わったとしても、全力疾走をやめるわけには行かないでしょうね。
球児たちもほとんど全力疾走に憧れ土佐に来るんでしょうから、問題ないでしょうけど。

昨年、土佐高校野球部は部史を発行。
これ一般販売されてない。読んでみたいですね。私の知らない2度の準優勝。



今回、軽視していた関東勢および浦和学院ですが、2戦目以降修正ができれば、このチームの野球は信頼できそう。それともまたどこかでコケルのでしょうか。
大阪桐蔭リベンジへは両校決勝まで勝ち上がる事が条件。

にほんブログ村 野球ブログ 高校野球へにほんブログ村




Viewing all articles
Browse latest Browse all 4203

Trending Articles