「戦争と六人の女」
「秘本 袖と袖」1974年 日活 監督:加藤彰
日露戦争たけなわの明治37年夏。要之助は不倫小説を書くかたわら、親友・村木の妹でハイカラ好みの常子と関係を持っていた。要之助は雨の夜、貞操帯をはめられた出征軍人の妻・君子から鍵を渡される。一方、村木は酌婦お照との行為の最中に吐血する。明治の作家・小栗風葉の作と伝えられる同名艶本をモチーフに、明治の高等遊民たちの性と愛の日々を描く。
風間杜夫出演のロマンポルノ
日露戦争の明治。
時代がかった、大仰な台詞でゆっくりと独特な世界に入っていく。
風貌がとても若い英語の家庭教師もしている要之助(風間杜夫)が教え子のお嬢さん常子(梢ひとみ)にやる事はかなりのエロ爺ぃ的行為。
実は英会話は苦手「あい・きゃんと・あんだーすたんど」
お相手の恋に恋する常子の方もお約束通り淫乱で(梢ひとみですからね)蚊帳の中で踵に張り形を括りつけての自慰やら女中を引っ張り込んでのレズなどなど・・・。
肺病病みの親友・村木は酒と女が止まない、決死隊の態。
男嫌いの娼館女将が花柳幻舟、脱ぎは無けれど超クール
高橋明さんとの応酬が面白く、東雲節を粋に歌う。
唐突な台詞の面白さ
「好きですよ、今、突然奥さんの事がすきななりました」
「あなたがあんまり怒るから、こんなにこんがらがっちゃったじゃあありませんか」
しかし、良い雰囲気だけではなかなか持たず、貞操帯人妻の宮下順子の相変わらずの美貌を持ってしても途中やや眠くなる。
戦場から負傷して半芋虫状態で帰国する君子の亭主。
その顔の包帯を解くと要之助そっくりの顔が・・・
包帯の中から覗いていたのは眉の濃いおじさんだったので、これはドッペンゲルガーとかではなく、妄想とか観念的な物とか・・・と解釈。
ラピュタ阿佐ヶ谷
「秘本 袖と袖」1974年 日活 監督:加藤彰
日露戦争たけなわの明治37年夏。要之助は不倫小説を書くかたわら、親友・村木の妹でハイカラ好みの常子と関係を持っていた。要之助は雨の夜、貞操帯をはめられた出征軍人の妻・君子から鍵を渡される。一方、村木は酌婦お照との行為の最中に吐血する。明治の作家・小栗風葉の作と伝えられる同名艶本をモチーフに、明治の高等遊民たちの性と愛の日々を描く。
風間杜夫出演のロマンポルノ
日露戦争の明治。
時代がかった、大仰な台詞でゆっくりと独特な世界に入っていく。
風貌がとても若い英語の家庭教師もしている要之助(風間杜夫)が教え子のお嬢さん常子(梢ひとみ)にやる事はかなりのエロ爺ぃ的行為。
実は英会話は苦手「あい・きゃんと・あんだーすたんど」
お相手の恋に恋する常子の方もお約束通り淫乱で(梢ひとみですからね)蚊帳の中で踵に張り形を括りつけての自慰やら女中を引っ張り込んでのレズなどなど・・・。
肺病病みの親友・村木は酒と女が止まない、決死隊の態。
男嫌いの娼館女将が花柳幻舟、脱ぎは無けれど超クール
高橋明さんとの応酬が面白く、東雲節を粋に歌う。
唐突な台詞の面白さ
「好きですよ、今、突然奥さんの事がすきななりました」
「あなたがあんまり怒るから、こんなにこんがらがっちゃったじゃあありませんか」
しかし、良い雰囲気だけではなかなか持たず、貞操帯人妻の宮下順子の相変わらずの美貌を持ってしても途中やや眠くなる。
戦場から負傷して半芋虫状態で帰国する君子の亭主。
その顔の包帯を解くと要之助そっくりの顔が・・・
包帯の中から覗いていたのは眉の濃いおじさんだったので、これはドッペンゲルガーとかではなく、妄想とか観念的な物とか・・・と解釈。
ラピュタ阿佐ヶ谷