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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「デスレース2000年」 DVD

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「デスレース2000年」1976年 米 製作:ロジャー・コーマン 監督:ポール・バーテル

西暦2000年。アメリカ合衆国が、ユナイテッド・プロビンセズ・オヴ・アメリカに生まれ変わった時代。国民の恐怖感をかもし出す唯一の娯楽は、大陸横断のデス・レースだった。スピード・カーが爆走し、赤ン坊から老人までいかに多くの人間を殺し、いかに早くゴール・インするか。今年もレースが開催された。

またしても渋谷でのコーマン特集を見損なってしまったので・・・
スケジュール予定していても何らかの理由で行けなくなる。よほど縁が無いと見える。
こうなりゃしょうがないのでレンタル。むしろ続編の「デス・スポーツ」を見たかったのだが、そっちは無い。

ガキの頃にチキチキマシン猛レースを記録取りながら楽しんでいた者にとって、また、ルパン三世TV1st.シーズン第1話「ルパンは燃えているか・・・・?!」が大好きな者にとって、本作が気に入らないはずがない。
ロジャー・コーマンもきっとチキチキやルパン三世を見ていたのだと勝手に決める事にする。

不謹慎なレースのルールはなかなかの物だが、実際にはそれほどえげつなく無いので、ほのぼのと笑える。
病院の安楽死デーっていう設定が面白く、なおかつフランケンシュタインはお年寄りを轢かずに、職員の列に突っ込む。この皮肉が良い。
このルールを不良学生のお遊びに引用した名作が「悪魔の毒々モンスター」で、えげつなさではこちらの方が上。はっきり言ってドン引きになりましたもん。

レースを争うのは昨年の優勝者で英雄フランケンシュタイン(デビッド・キャラダイン)とマシンガン・ジョー(シルベスター・スタローン)の他に西部劇風のお姉ちゃんカラミティ・ジェーン(メアリー・オロノフ)にネオ・ナチ派のマルチ・ダ・ハン(ロバータ・コリンズ)暴君ネロ風ネロ・ザ・ヒーロー(マーティン・コーヴ)

ブレイクする前のシルベスター・スタローン。いきなり観客に向かってマシンガン銃撃。
そのキャラはルックスからいえばハンサムV9キザトトくんだが、ブラック魔王でもある。
キザトトくんには相棒が居なかったけれど、プッシー・キャットのミルクちゃんが居た。
マシンガン・ジョーにはミルクちゃんぽいおバカ風女子(ルイザ・モリッツ)が相棒に付いてる。良かったね。
デビット・キャラダインのマシンのバカバカしさこそがブラック魔王なのか。相棒はケンケンではなく金髪美女(シモーネ・グリフィス)です。



フランケンシュタインのデビット・キャラダインが運転しながらマスクを取るのだけれど、出てきたキャラダインがいい顔したおっさんなんで、ここでまずウケちゃう。
覆面、黒ブリーフ、靴下で相棒パツキンとダンスを踊るシュールさも良いですね。



残酷シーンはゆるいけれど、お色気おっぱいはこのレベルで充分楽しめる。
そちら目当ての場合はマッサージシーンの方で・・・

こういうのは、何度も何度も繰り返し見て楽しむ作品でありますな。



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