Quantcast
Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4203

「キートンの大列車追跡」

$
0
0
「映画史上の名作9」

「キートンの大列車追跡」1926年 米 監督:バスター・キートン、クライド・ブラックマン

南部の機関士ジョニー・グレイは戦争勃発のどさくさで恋人を機関車ごと北軍スパイに奪われてしまう。グレイは彼女たち(機関車と恋人)を奪回せんと、列車を自在にあやつり猛追撃を開始。

列車大追跡中のキートン小ネタの連続。
小ネタには次なる展開に上手く繋がる巧妙なものと、単発で無意味に面白い物の二通り。
やや小ネタに飽きてきて、そろそろドカーンと衝撃の笑いが欲しい後半・・・。
シネマヴェーラ解説によると「クライマックス、燃え上がる橋もろとも北軍の汽車が崩れ落ちる場面は大迫力!キートン自らも絶賛した」とあるけれど、今まで観たキートン作品と比べると破壊力がもう一つ。汽車の崩落後の戦闘シーンは迫力あり。

軍人に志願するも落とされたジョニー。
南軍のヒーローとして活躍したおかげで、中尉の軍服を贈られるラストはなかなか気持ちが良い。中尉殿として軍人たちに敬礼を続けながらラブ・シーンでEND。
恋人役のマリアン・マックがさほど美人じゃないのもこの際良かろう。

ジョニー兵役落第の原因は
「今、南部にとって鉄道技師は軍人より重要だ、断れ」

シネマヴェーラ渋谷

にほんブログ村 映画ブログへ blogram投票ボタン

Viewing all articles
Browse latest Browse all 4203

Trending Articles