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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「女囚大脱走」

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「エドガー・G・ウルマーとゆかいな仲間たち」

「女囚大脱走」1956年 米 監督:ロジャー・コーマン

脱走を計画している札付きの女囚たち。まんまと仲間に入りこんだ覆面婦警は、彼女たちが盗んだダイヤモンドの隠し場所を探ろうとするが・・・。水浴びシーンやキャット・ファイト、濡れ場シーンと大衆受けする要素も満載。さらにそこらの森や沼でのロケで経費も削減と、B級映画の帝王・コーマン御大の面目躍如の1本!

女囚モノ・・・、といっても開巻早々脱走は成功し、そこからダイヤの隠し場所までの逃走プロセスがメイン。

ヤンキー・ガールを演じる女優さんは、マリー・ウィンザー、キャロル・マシューズ、ビヴァリー・ガーランド、ジル・ジャーミン。どの方がどの役か、調べるのも面倒なので解らないままにしておきます。



いたってシンプルな内容でヤンキー・ガールがGパンに各色のブラウスで活躍するだけの話なんだが、それでも充分楽しめちゃうところが凄い。
ジャングルを行く彼女等は道中ボートのカップルを襲い人質に。
ここでそれぞれ活動しやすいように濡れたGパンを超マイクロミニのホットパンツサイズに切り落としてしまい、ますます盛り上がる。

カップルの男性がなかなかにいい男なだけに勃発する女同士の争いや牽制。



人質の女は、あっさり男を裏切り自分だけ助けてもらおうとする。
逃走を試み川に溺れると、女囚として潜り込んでいた婦警のリーが助けようと川に飛び込む。すると対岸からワニが襲ってくる。捕らわれていた男ボブも拘束を解いてもらい飛び込みワニと格闘の末、退治。リーを助けて岸に。裏切った女は当然見捨てて溺死。「哀れな娘だ」・・・
この一件で2人の間に恋愛感情らしきものが芽生えたようだが、リーの方の思いは、まだ定かでない。仕事ですから。

捕らわれたボブの見せ場はこの1点のみで、あとは拘束され引きまわされてるだけで役に立ってません。それでも女たちの心を揺さぶるって寸法だけど、男の見せ場が一切無い方が個人的には面白かったんではと思う。もっとも心理描写なんかはどうでもよく、只管ホット・パンツ姉ちゃんのキレあるキャット・ファイトだけで成り立っている作品ですけど。

女囚モノ特有のえげつなさやグロさなんていうのは一切無い、いたってシンプルなキャット・ファイト映画。
ただそれだけなのに、何だか充分楽しめちゃうのはコーマンの実力なのか、喜んでるこっちがアホなのか。

一番のアバズレで射撃の上手いベラ。仲間を裏切りダイヤを一人占めしようとしますが、常に人を殺したがっていた彼女が投げ矢でやられた後、最後の一発で蛇を撃ち殺し、ボブの命を救うってのも良かったね。

ラストで判明。やっぱりリーとボブは本当に両思いだったんですね。
目出度し目出度し、って・・・アホらしいわ。



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