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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「キャリー」2013年

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「キャリー」2013年 米 監督:キンバリー・ピアース

狂信的クリスチャンの母親から厳しい教育を受け、学校では周囲から疎外されている女子高生キャリー。彼女は、激しい興奮状態に陥るとある能力を使うことができるテレキネシスだった。それを誰にも打ち明けることなく、キャリーはつらく寂しい日々を送っていた。そんな中、ひょんなことから彼女は女生徒たちの憧れの的であるトミーとプロムパーティーに参加することに。喜びに浸るキャリーだが、その裏では彼女への残酷ないたずらが計画されていた。

1976年ブライアン・デ・パルマの「キャリー」が37年の時を経てクロエ・グレース・モレッツでリメイクというニュースを知った時は大層楽しみにしていて、事前に1976年版も観て上映を待っておったわけですが・・・

皆さん気になる、いじめられっ子キャリーを可愛い子ちゃんのクロエさんが演じて、果たしてどうなるのかという所。これは、クロエさんの猫背、オドオド演技で辛うじて不安を除いていただけましたけどね。
ま、この役、シシー・スペイセクにはどうしたって敵わない感じです。

スティーブ・キングのこの作品は少し古いんだね。1976年という時代が合っていた?
時代設定は現在の2013年。だから、生理が来てパニくるキャリーをスマフォで撮影してネットにUPしちゃうといったいじめの手口が出てきたりもするのですが、どうもツールのみが現代になっていて文化的な進展がないので違和感を感じてのめりこめないんだよね。
学校での性教育とか、パワハラとかはどうなってんだ。
だから女体育教師はキャリーを励ましたところで、最低教師にしか見えないし。
スーとトミーが明確に善意の人と解るっていうのもどうだろう?
ガブリエラ・ワイルド(スー役)とアンセル・エルゴート(トミー役)は本当に可愛い高校生でした。
スーが妊娠している設定は良かったですね。

前半からかなり派手に念動力を使ってると思ったら、やっぱりパーティーでの念動力がド派手になっています。あの地獄図の描写をエグくすれば良いという作品では無いように思いますが、まぁ、そこはドッカン、ドッカンと楽しみましょう。

冴えなくて変人扱いされてる女の子が普通の子と同じように素敵な男の子に誘われプロムに出席する、不安や喜びという青春映画側面からして1976年版に軍配。
クロエ・グレース・モレッツの怪物映画になっちゃいましたね。





MOVIX川口

「キャリー」1976年

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