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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「暴る!」

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「暴る!」1978年 日活 監督:長谷部安春

休暇も終り、東京へ帰る途中のまゆ子(八城夏子)は、山あいの国道で路肩に停まっていた故障中のトラックに遭遇。運転手が彼女の車を停め、オドオドするまゆ子からジャッキを借りて修理を終えると、急に態度を変え、彼女をそばの森に連れ込んで、荒々しく犯して立ち去ってしまう。彼女は涙をおさえながら近くの警察にかけ込むが、刑事は、まゆ子を辱しめるようなことばかりを尋ねるのだった。


ルビを振って「やる!」当て字ですね。
犯され女優、八城夏子が不条理に犯されまくる楽しい作品。
「犯す」では加害者側の蟹江敬三が素晴らしすぎて、八城夏子さんが目立たなかった感じもあったけど、本作は完全に主役。
台詞が少なく、大人しい感じで、ちょうど良いやられ頃。
刑事の事情聴取でも辱められ、次には車が故障してしまいガソリンスタンド店主(本田博太郎)に親切にモーテルに泊めてもらう事に、店主は紳士的で一緒に泊まる事は無かったけれど、ホテルの部屋ではマジックミラーで覗きをしていた中年男に無残に犯されちゃう。
隣室の八城夏子の様子を覗きながら女主人と事を始める男。何も知らず鏡に向かって涙を流している娘のマジックミラーを活かしたシーンなんかでも犯され女優としての純真さが何とも良い塩梅になっている。
翌朝、紳士的と思われたガソリンスタンド店主に法外な修理料を請求され、払えないとなるとまたまた、油まみれに犯される。このシーン脱いでませんが油でスーツを汚す凌辱度はなかなかナイスでした。
こうなると次から次へと徹底的にやられまくるのかと思うと、ちゃんと変化も持たせてあって・・・
ドライブインで目を付けられたニヤケた中年男にも狙われる。林へ逃げ込むと、やはりドライブインに居た革ジャンの暴走族風の2人組までやってきて、すわ輪姦かと思いきや、回されるのは中年男の方だった。カマ堀輪姦と意外な展開に爆。
怪我の治療をした病院の医者にまで暴られる八城夏子。
ついには町の悪徳警官から付け狙われる始末。果たしてこの不条理な世界から抜け出す事が出来ますでしょうか・・・。

BGMのジャズ・ナンバーが「マイルストーンズ」そっくりのテーマを持つ曲。

八城夏子に近づくトラック野郎専門のちょんの間売春婦ハニー。
警察とも通じている彼女、いい味出してる脇役女優さんだと思ったら、青山涼子。
ん?青山涼子って愛染恭子の事じゃないですか。
ちっとも気付かなかった。情けない。
ドライブインのトイレ内で稼ぐシーンでの窓越しのロングショットがカッコ良かったです。

シネロマン池袋

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