第86回選抜高校野球出場校決まる　祝・都立小山台

選抜高校野球の出場校が決まった。

今や話題の的、ヤンキース入団のマー君田中将弘の駒大苫小牧が8年ぶり3回目の出場。高校サッカーではACミランで話題の本田圭佑の星稜が大活躍しただけに、駒大苫小牧にも期待がかかる。
また、徳島からは池田高校が27年ぶり復活。こちらも苦難を乗り越えての復活だけに昨夏の箕島同様注目したいところ。

注目の関東・東京第６校目は横浜が選出された。戦歴では習志野の可能性もあったと思うが、昨夏の活躍が決め手になったかもしれない。春だけの強豪として名を轟かせてもらいたい二松学舎大付は補欠で今春も涙。都大会決勝の内容があまり良くなかったと聞くのでいたし方ないか。夏はともかく、また秋に備えてセンバツ出場を狙って欲しい。

21世紀枠では東京から都立小山台が選出された。春の都立出場は初めてであり都立勢甲子園初勝利を目指す。
次の都立旋風は都立日野が有力と思っていたが小山台が先を越した格好。
小山台と言えばOBに菅直人元総理や筑紫哲也の名もある進学校ではある（OBに山崎バニラの名もありました）が野球部としても歴史があり府立第八中学から都立第八中学と変わった頃には強豪だったらしい。昭和24年（1949年）には夏の東京大会決勝で慶応に敗れて甲子園出場を逃している。
賢い学校なので60年代70年代は学園紛争などもあり野球部も低迷していたが、ここ最近は毎年上位に進出する強豪都立となってきた。伝統といえばこの学校クラブ活動を班と称していて、野球部も都立小山台野球班となる。なんだか自衛隊みたいだがこんな拘りも古豪ファンとしては頼もしい。
聞くところによると今年は好投手を擁しているそうだから爽やかな旋風を期待したい。

今年は地方大会から見ていた龍谷大平安に魅せられているので応援は平安。昨年は春夏ともにベスト８の無かった近畿勢。今年は智弁和歌山とともに活躍が期待されます。

明治神宮大会で沖縄尚学が優勝して1枠増えた上に21世紀枠からも大島（鹿児島）が選出された九州勢。沖縄2校、鹿児島2校、熊本、長崎各1校となった。近年、勢力分散してしまっている感じの福岡勢が出ないのが淋しい。小倉の21世紀枠は幻でした。

北海道（１） 駒大苫小牧
東北（２） 八戸学院光星（青森）、 東陵（宮城）
関東（５） 白鴎大足利（栃木）、 桐生第一（群馬）、 佐野日大（栃木）、 山梨学院大付（山梨）、 横浜（神奈川）
東京（1） 関東一
東海（２） 三重（三重）、 豊川（愛知）
北信越（２） 日本文理（新潟）、 東海大三（長野）
近畿（６） 龍谷大平安（京都）、 智弁和歌山（和歌山）、 履正社（大阪）、 報徳学園（兵庫）、 智弁学園（奈良）、 福知山成美（京都）
中国（２） 岩国（山口）、 広島新庄（広島）
四国（３） 今治西（愛媛）、 池田（徳島）、 明徳義塾（高知）
九州（５） 沖縄尚学（沖縄）、 美里工（沖縄）、 鎮西（熊本）、 神村学園（鹿児島）、 創成館（長崎）
21世紀枠（３） 小山台（東京）、 海南（和歌山）、 大島（鹿児島）