毎日新聞落語会
渋谷に福来たるSPECIAL2014
〜二人会フェスティバル的な〜
suported by JCB
古典ムーヴ・春一番
2014年3月2日(日)
渋谷文化総合センター大和田 さくらホール
オープニングトーク 柳家三三、春風亭一之輔
柳家三三 「看板の一」
春風亭一之輔 「鼠穴」
中入り
春風亭一之輔 「新聞記事」
柳家三三 「三味線栗毛」
若手真打注目株の二人会。
そういえばこの両名、滅多に行かない真打披露興行に行ったわけで、個人的にも最も注目している。
知らなかったがこの企画、渋谷文化センターで1日(土)2日(日)で合計8公演(そのうち6公演が二人会形式)のまさに落語フェスティバル。当会はそのトリに当たる。
そもそもこんな場所に区民会館があるなんてちーとも知らなんだ。
渋谷の桜ケ丘の坂道なんてシアターNが閉館したから、もう二度と来ないんじゃないかと思ってた。
オープニングトーク、売れっ子の2人は今日も掛け持ち。一之輔師が逗子から駆けつければ、三三師は大館から伊豆長岡経由で渋谷入り。
全国を飛び回る三三師の旅程はしばしば枕でも耳にするが、それにしても、お疲れ様です。
小三治一門のスキー合宿の様子や、友達のように仲の良い一朝師とそのお弟子さんのお話など・・・
「看板の一(ピン)」初めて聴いたのは確か小三治師。
博打うちの粋で洒落た噺でカッコ良いんだけど、初めて聴く人でも落ちは想像付くんじゃないかな。
一之輔師が何と「鼠穴」
長い噺なので、ろくに枕も降らずに本題に入る人も多い。一之輔師も同様だけれど三三兄さんと会をやらせてもらう事の喜びを語って兄弟の噺に入るなんざ巧み。
笑いや入れ事を入れる余地が少ない(入れるべきじゃない噺)ので一之輔師独特のヒップホップ感覚のアレンジを堪能できずちょっと残念。
心なしか途中「鼠穴」という言葉が他の方より多く感じられたので、あっと驚くサゲのアレンジなんてのに期待したが、夢は土蔵の疲れでした。これは期待するこっちの方が悪かった。
ただ、中入り後では本人最も喋り馴れているであろう「新聞記事」でドカンドカンと沸かせてくれた。
ふるってるのが「鼠穴が長すぎたんで」と言って鼠穴同様に枕を端折って本題に入ったとこ。上手いよね。
もちろん天ぷら屋の「竹さん」と鼠穴の「竹」をかけるギャグあり。
最後は三三師の「三味線栗毛」
最近は若手がけっこう高座にかけるようだが、何でこんなのやるんだろう。
酒井雅楽頭(うたのかみ)の次男坊が大名になり、贔屓のあんま錦木を検校にしてやる話だけれど、最後に取って付けたような馬の話。駄洒落連発で落ちは綺麗に決まるものの・・・、面白さが今一解りません。酒井雅楽頭と錦木の交友とかですか?
ただ、錦木が「昔から名馬の名前と言えば・・・」と馬名を列挙する件。あの馬名は全部憶えたいな。
落語会で前に上がった人のネタで入れ事をするのは流行りなんですね。
錦木が療治をしながら「新聞記事」を聴かせる。
その落語会の一連性が出るし、ウケる事確実だからね。でも意外性は無くなったな。
また三三師や一之輔師の会には来ようと思います。
渋谷に福来たるSPECIAL2014
〜二人会フェスティバル的な〜
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古典ムーヴ・春一番
2014年3月2日(日)
渋谷文化総合センター大和田 さくらホール
オープニングトーク 柳家三三、春風亭一之輔
柳家三三 「看板の一」
春風亭一之輔 「鼠穴」
中入り
春風亭一之輔 「新聞記事」
柳家三三 「三味線栗毛」
若手真打注目株の二人会。
そういえばこの両名、滅多に行かない真打披露興行に行ったわけで、個人的にも最も注目している。
知らなかったがこの企画、渋谷文化センターで1日(土)2日(日)で合計8公演(そのうち6公演が二人会形式)のまさに落語フェスティバル。当会はそのトリに当たる。
そもそもこんな場所に区民会館があるなんてちーとも知らなんだ。
渋谷の桜ケ丘の坂道なんてシアターNが閉館したから、もう二度と来ないんじゃないかと思ってた。
オープニングトーク、売れっ子の2人は今日も掛け持ち。一之輔師が逗子から駆けつければ、三三師は大館から伊豆長岡経由で渋谷入り。
全国を飛び回る三三師の旅程はしばしば枕でも耳にするが、それにしても、お疲れ様です。
小三治一門のスキー合宿の様子や、友達のように仲の良い一朝師とそのお弟子さんのお話など・・・
「看板の一(ピン)」初めて聴いたのは確か小三治師。
博打うちの粋で洒落た噺でカッコ良いんだけど、初めて聴く人でも落ちは想像付くんじゃないかな。
一之輔師が何と「鼠穴」
長い噺なので、ろくに枕も降らずに本題に入る人も多い。一之輔師も同様だけれど三三兄さんと会をやらせてもらう事の喜びを語って兄弟の噺に入るなんざ巧み。
笑いや入れ事を入れる余地が少ない(入れるべきじゃない噺)ので一之輔師独特のヒップホップ感覚のアレンジを堪能できずちょっと残念。
心なしか途中「鼠穴」という言葉が他の方より多く感じられたので、あっと驚くサゲのアレンジなんてのに期待したが、夢は土蔵の疲れでした。これは期待するこっちの方が悪かった。
ただ、中入り後では本人最も喋り馴れているであろう「新聞記事」でドカンドカンと沸かせてくれた。
ふるってるのが「鼠穴が長すぎたんで」と言って鼠穴同様に枕を端折って本題に入ったとこ。上手いよね。
もちろん天ぷら屋の「竹さん」と鼠穴の「竹」をかけるギャグあり。
最後は三三師の「三味線栗毛」
最近は若手がけっこう高座にかけるようだが、何でこんなのやるんだろう。
酒井雅楽頭(うたのかみ)の次男坊が大名になり、贔屓のあんま錦木を検校にしてやる話だけれど、最後に取って付けたような馬の話。駄洒落連発で落ちは綺麗に決まるものの・・・、面白さが今一解りません。酒井雅楽頭と錦木の交友とかですか?
ただ、錦木が「昔から名馬の名前と言えば・・・」と馬名を列挙する件。あの馬名は全部憶えたいな。
落語会で前に上がった人のネタで入れ事をするのは流行りなんですね。
錦木が療治をしながら「新聞記事」を聴かせる。
その落語会の一連性が出るし、ウケる事確実だからね。でも意外性は無くなったな。
また三三師や一之輔師の会には来ようと思います。