「汚名」

「ナチスと映画?」

「汚名」1946年　米　監督：A・ヒッチコック

アメリカ国家への反逆罪で投獄され自殺した父を持つマリシアは、FBI捜査官のデブリンに協力し、父の相棒だった男に近づいてナチ残党の内情を探るが･･･。スパイ、サスペンスとラブロマンスが絶妙に絡み合う、ヒッチコックの傑作。

ずいぶん時間が経ってしまった。4月初旬に観たやつだ。Image may be NSFW.
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ヒッチコック作品は、今後も義務として観て行こうと思っちょる。今回の特集では３作品も上映され、良い機会だったんだが、これ1本のみ鑑賞。

もう、チラシ紹介にもあったようにケイリー・グラントとイングリット・バーグマンの、2分半にも及ぶキス・シーン。Image may be NSFW.
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チュッチュか、チュチュかしくさって･･･電話口でもチュッチュ。やってらんない。Image may be NSFW.
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イングリット・バーグマンといえば子供の頃早くから美人女優としてその名を認識した大女優で、「誰がために鐘はなる」のキス・シーンが有名だけれど、映画をまともに観たのは初めてじゃないだろうか。
気品のある美しさは流石。恋に落ちる前のマリシアは役が合ってないようにも思える。恋に落ちてから本領発揮。衰弱していくと尚良い。Image may be NSFW.
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ただ、絶賛しがたいのは、キス・シーンにうっとりうするより、むしろ呆れかえったからでしょう。否、嫉妬でしょうか。Image may be NSFW.
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酔っ払い運転はいけません。

本作ではバーグマンより、むしろ後半のセバスチャンのおっかさんでしょう。Image may be NSFW.
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マザコン・サバスチャンはヒッチコクならではという感じで良いです。
息子が「マリシアはスパイだ」と告げる。ベッドに伏せっていたおっかさん、瞬時の豹変ぶり。煙草が似合う。
レオポルディーネ・コンスタンチン、いう方。

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セバスチャンの身になると恐ろしいラストシーンも絶妙。Image may be NSFW.
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ラブロマンスの側面もなかなかせつないスパイ・サスペンス。Image may be NSFW.
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シネマヴェーラ渋谷

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