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「霧子の運命」

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伝説の美女、魅惑の独演
「昭和の銀幕に輝くヒロイン[第78弾」 岡田茉莉子」

「霧子の運命」1962年 松竹 監督:川頭妓朗

松本霧子は妾の子として生まれ、継母や祖父、義妹たちに疎まれていた。性格がひねくれた霧子は、学校でも先生や生徒にいじめられた。中学を卒業した霧子は温泉旅館の女中を経て、東京のバーで働くことになった。一年前から店に通うようになった宇佐見という男が、人を殺して金を奪ったと霧子のアパートに逃げ込んできた。宇佐見と一緒に死ぬことを決意した霧子は、石廊崎を自殺場所に決め、先に宇佐見を下田へ行かせた。自分は金を都合するため故郷へ帰るが、すでに村では霧子が殺人犯の情婦だという噂が立っていた。村人たちは村の名誉を汚した霧子を、自分たちの手で捕らえようと山狩りを始める。

ひねくれ女の哀しい一代記だけれども、この映画を観た人のほとんどが思うんじゃないか?あの子役のキャスティングはいいたいどうした事なのか。
女性が年頃になるとまるで蝶が羽化するように美しくなる事ってのはあるけれど、あの娘が年頃になって岡田茉莉子になるというのどう転んでも脳内で破綻をきたしてしまうよ。
霧子に子供の頃、助け舟を出した田村少年(武内亨)やマラソン大会で霧子がエールを送った嘉十(田村高弘)がそれぞれ子役との継承がすんなりくるだけに(嘉十は顔の痣によりますけど)違和感大。

岡田茉莉子の演技、表情が実に良いです。
殺人を犯して逃げてきたダメ男・宇佐美(吉田輝雄)の頭を抱きながら文句を言いながらも自分を頼ってくれた事でズルズルと行く感じ。
故郷の山間で幼馴染の嘉十と出会った時の表情なんかも秀逸。
宇佐美と二人が逃避行を始める線路沿いの道、その他、石廊崎などのロケ地選びも魅力。

でも、この物語は宇佐美の吉田輝雄なくして成立しませんね。あの二枚目のダメさ加減はこの人ならでは。好きな女の名を叫びながらの最期なんかも笑っちゃうけど、素晴らしいです。吉田輝雄出演作の中でも最も似合っている役と思えました。

小学校の頃、イケてない子供が青年期を迎えてそれなりにいい男(女)になっても、同級生にとっては結局当時のイメージが変わらない残酷さが上手く出ているところが好きな作品。



このところ観てきた岡田茉莉子キャラのマンネリ感から抜けて久々に良かった。1962年、美しさもまだ保たれていますし。

ラピュタ阿佐ヶ谷

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「屋根裏の散歩者」

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「戦後70年企画 第四部 戦後日本映画史の発見 愛と官能のシネアスト」

「屋根裏の散歩者(インターナショナルバージョン)」1994年 バンダイビジュアル 監督:実相寺昭雄

偶然にも自分の部屋の押し入れに屋根裏への入り口を見つけた郷田は、そこから屋根裏に上がり遊民宿に住む他の住人たちの部屋の覗き見をする。そんな郷田が目撃したものは、住人たちのさまざまな裏の顔であった。

久しぶりに観た怪奇大作戦「京都買います」のあまりにもな傑作ぶりに、実相寺映画ではこれが一番かなと思えた本作をもう一度観直しに行く。
公開当時に観たきりなので、もう21年ぶり。記憶も薄れてますから・・・
本当は「アリエッタ」や「ディアローグ[對話]より 堕落 ~ある人妻の追跡調査~」なんかを劇場再観賞したいのだけれど、どこもやってくれそうにない。

んで、これ再見したんですけれど
あれ?、こんなにエロ担当の加賀恵子さんの活躍する場多かったでしたか。すっかり忘れておりまして、これは得した気分。
貧相な裸の特に尻の儚さがとても良いじゃないの。

宮崎ますみばかりがイメージに残ってましたが、彼女はエロでなく、きっちりキチガイ演技をこなしております。

ご本人が好きなんでしょうけれど江戸川乱歩の世界は実相寺監督のが一番合ってるように思います。
明治大正へのディティールへの拘りがが良い方向に出るのでは?



郷田(三上博史)の押入れや明智の部屋。
嶋田久作の明智小五郎は異色ですが、退廃的な雰囲気と犯人郷田とのスタンスがとても良いので、これはアリ。好きですね。





田中登作品へのオマージュもちゃんと入れてるんですね。「カチューシャの唄」での放尿は良い。

実相寺作品よりも傑作と思っていた田中登作品を再見して「あれ?」と評価を落としていたので、今回で完全に評価が逆転いたしました。おめでとうございます。

加賀恵子さん、もっと観たい。DVDBOXが高すぎるのでバラでレンタルしてちょ。

新文芸坐

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「ラブ&マーシー 終わらないメロディー」

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「ラブ&マーシー 終わらないメロディ」2015年 米 監督:ビル・ポーラッド

バンド「ザ・ビーチ・ボーイズ」の人気が過熱していた1960年代のカリフォルニア。うなぎ上りの人気とは裏腹に、新たな音楽を模索してスタジオで曲作りに没頭するブライアンは、新作へのプレッシャーによって精神的に参ってしまう。それから二十数年、ブライアンはメリンダと出会ったことで……。

私にとってザ・ビーチ・ボーイズというのはどちらかというと置き忘れててきたような存在で、恥ずかしながらブライアン・ウィルソンちゅう固有名詞もままならないくらいのもんです。
それでも有名な曲の数々はタイトルが解らなくても聞きゃ解るし、夏の健康的なサーフィン・サウンドという概念を取っ払ってしまうと、案外好きなサウンドでもあります。
そもそもビーチ・ボーイズのメンバーだってほとんどサーフィンしないらしいしね。

ザ・ビーチ・ボーイズはともかく、事前に入手した情報、ブライアン・ウィルソンの知らざれる数奇な運命ってのがメチャ面白そうなんで、遅ればせながらニ番館上映で観賞です。



いいですね。
音楽PV的側面でも充分楽しめるし、時代を変えて二人一役(60年代:ポール・ダノ、80年代ジョン・キューザックス)で交互に語られる構成も面白い。
ブライアン・ウィルソンの精神が壊れていく様子が味があってたまりません。特に50代の彼とそのロマンス。
悪徳精神科医(ポール・ジアマッティ)も最高に怖い怪優怪演。
メリンダとの恋路をスタジオの窓越しに監視している恐ろしさは心理ホラー。



60年代編での父親のモンスターぶりは想像よりおとなしめで残念でしたが。

中年ブロンド美人メリンダ(エリザベス・バンクス)のエロさも80年代ボディコンでもって、どストライク。



ヨットから脱出するとてもロマンチックなラブストーリー仕立てから、狂った事を言いだす当たりが抜群です。
またそれが悪徳医師からの脱出に繋がるというね・・・

黒味が長く続いたり、水中にもぐったり、音声を消すタイミミングとか、何かと工夫を凝らしているのも、「ペット・サウンズ」の制作過程と重なって面白い。

聞いたことがなかった「ペット・サウンズ」
映画観賞後に試聴しましたが、今聴くとそれほど先鋭的には思えずピンと来ない。かなりまともなビーチ・ボーイズ・サウンドとして聞けました。
ビートルズがやると先鋭的という事で大ヒットし、ビーチ・ボーイズがやると意味不明と理解が得られないというのは良く解るような気がします。



それにしてもこの映画、最後はとっても素敵なハッピー・エンド。
ハッピー・エンドをさほど好むタイプでは無いのですが、これは近来稀にみる良いハッピー・エンドで気持ち良かったすね。
それもすべて、ビーチ・ボーイズ・サウンド効果って事かもしれない。



あのブロンド・エロ美人、結局嫁さんにしたんか。それまでをすべてチャラにする幸福者めが!

角川シネマ新宿

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訃報 元横浜ベイスターズ投手 盛田幸妃氏

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奇跡のリリーバー・盛田氏が死去

プロ野球の横浜大洋、近鉄で活躍した右腕・盛田幸妃氏が亡くなったことが16日、分かった。享年45。死因は現時点で不明。
函館有斗高から1987年のドラフト会議で、横浜大洋から1位指名を受け入団。現役時代は切れ味鋭いシュートを武器に、与死球も多かったが、主にセットアッパーとして活躍。横浜時代は佐々木主浩とともに「ダブルストッパー」と呼ばれた。
実働14年間で345試合に登板し47勝34敗29セーブ。92年に最優秀防御率のタイトルを獲得した。近鉄に移籍した98年のシーズンに脳腫瘍が見つかる。摘出手術、リハビリを経て99年に復帰すると、2001年にはカムバック賞を受賞した。その復活劇から「奇跡のリリーバー」とも。
引退後はTBS、HBCで野球解説者を務めていた。

東スポweb

年下の元プロ野球選手の訃報はやはり悲しいですね。
脳腫瘍が発症から8年後に再発していたとは存じ上げませんでした。かなり苦しい闘病生活を送られていた事は、更新も言葉も少ないブログから痛いほど伝わってきます。

奇跡の復活に関しては他所の球団での話ですけど、生死に関わる事だけに気になっていました。
ベイスターズが石井琢や進藤らの成長で徐々に強くなり始めた時代の名セットアッパー。
要するに私が最もハマスタへ足を運んでいた時期の戦士です。
1998年、権藤監督の胴上げに彼が加わっていないのが残念に思えたもんです。代わりに来た中根選手が渋い活躍をしていたので、まぁ良いのですが。

彼の場合、入団時、父親が大洋漁業の船に助けられたというエピソードも印象深かったですね。大洋を恩人と感じていたわけで、弱くても古き良き大洋時代の選手。

そしてドラフト下手の横浜にあって、高校生ドラ1でこれだけの実績を残したのは数少ない成功例でもありました。

気になるのは死因不明・・・
病魔にやられたと考えたいところですが、ブログを見ると何か嫌な原因も想像してしまいます。

1994 盛田幸妃


ご冥福をお祈りいたします。

新監督人事が気になります。

一周忌

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一周忌 納骨 無事終了
合掌

「亡霊怪猫屋敷」

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「挑む 生誕100年 中川信夫 青春のビッグバン」

「亡霊怪猫屋敷」1958年 新東宝 監督:中川信夫

古びた屋敷で開業医を始めた大学病院の助教授。その妻が不気味な老婆に殺されかける。菩提寺の和尚に相談すると屋敷に纏わる怨念話を始めるのだった。

日本怪奇映画の傑作。中川信夫の撮った「化け猫映画」かと軽くかかっていたらとんでもない事に嬉しい驚き。
現代編と、因果を遡る時代編。現代編を青味の入ったモノクロ、時代編を天然色で撮る演出。予算の都合を逆手にとった快挙と言えましょう。

現代編では。西洋怪奇映画に一歩も引けを取らないおどろおどろしさ。見事です。
湿った嫌な感じの階段を上る結核妻の着物の足元。
前景に烏を入れての廃墟屋敷の門前の俯瞰から屋敷内に入るショット。
光の使い方で白髪の不気味なお婆さんが佇む様子に背筋が寒くなる、本格怪奇映画。
薄暗い映像の中で一瞬強く照明が当てられると、天然色映画かと錯覚してしまうほどの効果がありますね。

しかし、このボロ屋敷をリフォームして開業医を開くのは大変そうです。



花咲く庭から一変して天然色の時代編。
ころちらは時代劇としてのけれん味。化け猫描写はややもすると滑稽でお笑い方向に行きがちなところを極力抑制して・・・。もちろん笑い要素は無いわけじゃないけれどあくまで怖い本格怪奇物。
障子の影絵。

キチガイに刃物の悪家老の芝田新。
盲目、眉剃り、お歯黒のおっ母さんの宮路殿(宮田文子)も怖い。宮路殿までもが悪家老に辱めを受ける。
残虐シーンやエロシーンを直接見せる事はしない。事は全てフレーム外で音声のみ。
残虐な殺戮シーンは見せなくても怖さは表現できる。宮司殿の凌辱シーンは見せて欲しかったけれど・・・


短気で卑怯者の左近将監にむごたらしく殺された小金吾(中村龍三郎)

現代編に戻って
強風の夜、お札がはがれて化猫侵入。機密性の低い日本家屋に直線で稲光が漏れる様の美しさ。

とにかく本作の美術は絶品です。
本作のスタッフ(撮影:西本正、美術:黒澤治安、音楽:渡辺宙明)が後に大傑作「東海道四谷怪談」を産むんですね。
「東海道四谷怪談」が日本怪談映画の最高峰なら「亡霊怪猫屋敷」は日本怪奇映画の最高峰でしょう。


化猫お婆さん、五月藤江。やはり猫装束ではない現代編の方が怖い。

結核妻(江島由里子)の芝居が拙いけれど、妙な色気があったから許そう。

時代編での悪家老の息子・新之丞(和田桂之助)の恋人である腰元のお八重が超カワユイ。この人が北沢典子、後に大洋ホエールズ近藤昭仁氏が娶る方ですね。コノヤロー!

映画「亡霊怪猫屋敷 」予告編

ラピュタ阿佐ヶ谷

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東京六大学野球 慶応VS明治 法政VS早稲田

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当初の予定では江戸川球場で観た関東一と早大学院が3回戦で当たったら神宮第二球場に行こうと思っておったのですが、昨日の雨で日程がずれちゃいました。
そんならと言う事で、昨夜、見事にスワローズがGを退け日本シリーズ進出を決めた余韻の残る(残らないか)神宮球場へ。

リーグ戦優勝を争う明治、慶応、早稲田には大事なカードです。
本日は来週22日のドラフト会議直前という事で、プロ志望届けを出している六大学の精鋭たちを撮ってみました。

慶応VS明治

前日、慶応が先勝。明治は連敗は絶対に避けたい。


慶大 山本泰寛内野手(慶応)この日1安打。


慶大 横尾俊健内野手(日大三)もこの日1安打。1発に期待してましたが、そうそう出ませんね。現在通算13本。


慶大 谷田成吾外野手(慶応)この日2安打。こちらも1発は観れませんでした。現在通算15本。


明大 先発の上原健太投手(広陵)5回 被安打5 2四球 自責点0 0-0の6回代打を送られ勝敗は付かず。


初回のピンチにマウンドに寄る明大主将・坂本誠志郎捕手(履正社)この日勝ち越し点に繋がる貴重な二塁打1本。


明大 高山俊外野手(日大三)記録更新後でこの日は一休みの4タコ。安打数は131のまま。早いとこ藤波行雄(中大=中日)の記録も抜いてください。


明大 菅野外野手(東海大相模)も高木大成(慶大=西武)の持つリーグ最多二塁打更新の期待がかかりますが、そうそうは出ませんね。この日1安打。

試合は6回表、0封の上原投手に代わって起用された東原選手(天理・2年)の見事な代打本塁打で明治が均衡を破る。


慶応も7回に暴投で同点に追い付きますが尚もチャンスで横尾選手凡退。
明治は8回、坂本選手の二塁打から攻め、竹村選手(浦和学院・2年)が見事にスクイズを決め勝ち越し。慶応バッテリーは無警戒、意表を突かれました。


明治は続く加瀬選手(札幌一・3年)も連続スクイズを試みますが、これはファール。この辺り、盛り上がりましたね。

9回には佐野恵選手(広陵・3年)の2試合連続となる本塁打が飛び出し、
最後の2イニングを斎藤投手(桐蔭学園・2年)が締め1勝1敗のタイに持ち込みました。




明治:上原-○水野(静岡・2年)-斎藤=坂本
慶応:加嶋(慶応志木・4年)-●原田匠(慶応・1年)-三宮(慶応・4年)-加藤拓(慶応・3年)=小笠原(智弁和歌山・4年)
本塁打:(明)東原、佐野恵

第二試合は法政VS早稲田
早稲田は明治に連敗で勝ち点を落としていますので、ここは連勝して優勝戦線に残りたい。


早大 主将・河原右京内野手(大阪桐蔭)、初回に安打を放ち、これで21試合連続安打。リーグ記録は1950年の山村泰弘(慶大)の22試合連続。次の試合に期待がかかります。この日1安打。


早大 茂木栄五郎内野手(桐蔭学園)この日、本塁打を含む2安打。


早大 俊足が魅力の重信慎之介外野手(早稲田実)この日2安打。


走塁でもアピールの2盗塁。


法大 主将・畔上翔外野手(日大三)この日3安打とアピール。

試合の方は早稲田の先発大竹投手(済々黌・2年)がピリっとせず、2回に満塁から投手の菅野(小高工・1年)選手に押出し、さらに大西千(阪南大・1年)の適時打で2点目。


法政の先発、菅野投手。

ドラフトと言えばここ数年法政のエース級がベイスターズに来ますけど、今年は居ません。法政戦力がスケールダウンしているように思え心配です。
三嶋くんや石田くんがエース級に働いてくれないと今年もたいな結果になっちゃう。加々美投手は戦力外になってしまいました・・・
今年のベイスターズ・ドラフトは左腕が欲しいなら競合覚悟で高校生に行って欲しい。今永投手も良い投手ですが、ここ数年大卒より高卒の超一級が活躍してますもんね。ベイスターズが指名するとポシャるジンクスはあるけれど・・・

5回には畔上選手の適時二塁打で3-0と完全に法政ペース


しかし6回表、大竹投手を救援していた北濱投手(金沢桜丘・2年)が打で二塁打を放つと、重信選手四球。ここで3番茂木選手が起死回生の左越え3点本塁打で同点に追いつく。

通算10号本塁打。

さらに7回には、満塁から4番丸子選手(広陵・4年)が走者一掃の二塁打で6-3と突き離す。


丸子選手、プロ志望届は出しませんでしたがドラフト級の実力。4番の仕事を果たしました。

その後、法政が内野ゴロで1点返しますが、北濱投手が好投で4回2/3を抑え、早稲田連勝。優勝へ望みを繋ぎました。


法政:●菅野-玉熊(北海・3年)-青木勇(智弁和歌山・4年)-熊谷(平塚学園・2年)=森川(桐蔭学園・3年)
早稲田:大竹-○北濱=道端(智弁和歌山・4年)
本塁打(早)茂木(3)

戦国東都の混戦も面白いですが、六大学も面白くなってきました。
さて、何人指名されますか・・・

ところで高校野球東京大会。
関東一と早大学院の対戦が決まりました。明日、江戸川球場。

早実、日大三を破った甲子園実績のある二松学舎大付が本命、対抗は帝京といった所ですが、穴として東海大高輪台と早大学院を推したい。





「静かなる男」

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「映画史上の名作 13」

「静かなる男」1952年 米 監督:ジョン・フォード
The Quiet Man

アイルランドの村に帰郷したアメリカ人元ボクサーのショーンと勝ち気なメアリーが結ばれるまでの紆余曲折を、ユーモアと愛情を持って描いたジョン・フォードの傑作。恋とケンカと歌と酒、そしてお祭り騒ぎの大団円。ジョン・フォードの故国アイルランドへの愛が溢れだす!

何を隠そう、ジョン・フォード=ジョン・ウェイン作品も、これまた初体験。ジョン・フォードは「荒野の決闘」しか観てない。
本作に至ってはタイトルや存在する知らなかったモノ。2本立てだから観たようなもんで・・・
・・・これだから「映画史上の名作」は探訪しておかなくっちゃいけない。
映画の愉しみとは本来、こういうモノであるんじゃなかろか。

作品の山場は中盤の海岸沿いでの村競馬、そして後半クライマックス、ショーン(ジョン・ウェイン)とダナハー兄(ヴィクター・マクラグレン)の壮絶な殴り合い祭り・・・
ではあるけれど、それ以外にも名シーンの連続。

色が良いのです。アイルランドのシンボル・カラーが何故グリーンなのかが良く解ります。
初端なからグリーンのSL列車でキャッスルタウンに到着するショーン、グリーンの駅名看板、駅員やら村人が寄ってたかって釣り等のお国自慢話をご親切に・・・
イニスフリーの家のドアをグリーンに塗るアメリカ人のセンス。

「汽車に乗ってアイルランドのような田舎に行きた」なんて歌があったけど、アイルランドの自然のグリーン。
羊を追うメアリー・ケイト(モーリン・オハラ)の登場シーン、ブルーのシャツとスカートの赤。
ショーンが赤毛のメアリーに一目惚れするシーンだけれど、こっちはメアリー衣装の色彩に惚れる。
気の強いメアリーに対し、優しく、しかし時に強引に対応するショーンとのラブ・シーンの数々も優秀。
部屋の掃除に来ていたメアリーと強風の晩での、現実離れした芝居気たっぷりのラブ・シーン。
嵐の中での抱擁というベタさ。雨に濡れるショーンのスケシャツ。ここはメアリーに透けて欲しかったところですけど。



嫁入り道具や持参金に拘るアイルランド気質とアメリカ帰りのショーンとの文化の違いとか、事情あってダナハーと戦わないショーンが臆病者とレッテル貼られたり、延々と続く殴り合いとか、「大いなる西部」をちょっと思い出した。
あっちは東部と西部の違いだったけれど、アイルランドとアメリカの違いの方が面白いやね。
ついに持参金を取り戻そうと立ち上がり、ショーンが8キロの道のりをメアリーを引きずりながら向かう、コメディ演出。音楽もバッチリ嵌ってる。

脇役のキャラがまた、皆良いんですよね。特にミカリン(バリー・フィッツジェラルド)ですね。そしてパブで陽気に歌う男たち。
馬車でミカリンたちがメアリーの家財道具を運んでくるシーンが大好き。まるでディズニーのパレードみたい。

とにかく、ファンタジックで人間愛、アイルランド愛に溢れた作品。
拳を交わして、互いを理解しあうなんて子供みたいに単純な男の魅力なんてのは、こういう演出による夢のような映画の世界でぐらいしか、グッとくる事は無いだろうね。

ジョン・フォード=ジョン・ウェイン作品、これよりも評判の良い作品も数あるっていうんだから恐ろしい。
ジョン・ウェインの好々爺みたいな笑顔はあまり好きになれませんでしたけど。

ところで観賞後に、本作はまさにアイルランドの歴史・政治を暗喩していて、メアリーが兄の元を離れることが英国からの独立、競馬での策略で嫁入り道具を奪還するも、持参金は返してもらっていない。この持参金が北部アイルランドを象徴していると言う事を教えてもらいました。
なるほど、お祭り騒ぎの熱狂は北アイルランド奪回の武装闘争か。楽しい映画の中に隠された意味。そういう解説は聞かなければ解らない。映画の愉しみが増しますね。




シネマヴェーラ渋谷

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Krankenschwestern Report 看護婦(秘)レポート/臨床トルコ秘戯

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Krankenschwestern Report 1972年 西独 監督:Walter Boos

出演
Doris Arden
Ulrike Butz
Felix Franchy
Dorit Henke
Gernot Möhner
Karl-Heinz Otto
Dorothea Rau
Barbara Stanek
Ingrid Steeger
Birgit Tetzlaff
Claus Tinney
Elisabeth Volkmann
Konstantin Wecker

日本公開 1973年 看護婦(秘)レポート/臨床トルコ秘戯

今やこのあたりの洋ピンを視聴するなら海外よりソフト取り寄せたりするしかないだろう。
今回はネット視聴。勿論、字幕などない。

Krankenschwestern Report


イングリッド・スティーガー目当てであれば、彼女は冒頭のEPでチョコっと出るだけだからそこだけ見れば良い。
群像劇とかオムニバスの構成らしいので、その後二度とイングリッド・スティーガーには会えません。



眼鏡女子です。しかも角フレームがキュート。
超ミニにハイソックスの看護服は悪くは無いけど白衣じゃなく青いし、ナースキャップだけ白いので掃除婦にも見える。

他の女優さんと一線を画すのは、彼女にだけ用意されたパンチラ・シーン。

画像検索で女優名と役柄をお調べ。

他の女優さんでは年増の豊満金髪女、ドロシア・ラウがgood。

時代が時代だし、言葉の壁があるので退屈この上ないが、忍耐で視聴していると、ドクターが車で別荘に向かう際に妄想するプールサイド4Pがちょっと良かったりもする。



最後はど近眼患者(エリザベス・フォルクマン)が何がしかを台無しにして終了。




「イン・トゥ・ザ・ワイルド」

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「映画は旅である ロード・ムーヴィーの世界」

「イン・トゥ・ザ・ワイルド」2007年 米 監督:ショーン・ペン

1992年アラスカの荒野で死体で発見された青年クリスの青春と放浪を描いたジョン・クラカワーによるノンフィクションの映画化。お坊ちゃん育ちで極端な理想主義の優等生の自分探し、では片づけられないクリスの切実な魂の彷徨と過酷な旅程そして人々との出会いをアメリカの雄大な自然の中で描いた、ショーン・ペンの最高傑作。

これこそ男の子映画。
難点を言えば、主人公のクリスくんがカッコ良すぎる。優秀な成績で高校を卒業する頭の良さ、物質文明に反抗する形で選んだ、何もかも車、金さえも捨てて荒野に旅立つ、若さ故の無謀と紙一重の勇気とサバイバルな才覚。ほとんど経験のないカヌーで急流は無届ノーヘルで越えるは、失敗に終わるがヘラジカの仕留めて解体するナイフ、旅で出会う人々との関わり方、16歳の美少女歌姫の据膳は食わずに大人の対応するし・・・
少しカッコ悪いところと言えば、旅立ちの動機のひとつである両親への感情くらいだ。
やはりダメ男好きとしては感情移入ストライクではない。
こちらが歳を取ってしまっている事もあって、むしろ、彼が出会う大人たちがとても良いのだ。
陽気で自由なウエイン、親世代のヒッピー夫婦。孤独な老人ロン・・・
特に最後の老人とのやりとりはグッとくる。
頑固な老人の重い腰をあげさせ、挑戦する勇気を与えたクリスくんに老人が息も絶え絶え山に登って、両親に対しての赦しのアドバイス一言。それに対するクリスのリアクションも最高。

読書家で日常でも多くの引用を使う彼だからこそ
大自然の映像の中に散りばめられた名言の数々・・・

人生において必要なのは実際の強さより強いと感じる心だ。
一度は自分を試す。
一度は太古の人間ののような環境に身を置くこと
自分の頭と手しか頼れない過酷な状況に一人で立ち向かうこと。






"幸せが現実になるのは それを誰かと 分かち合ったとき"

もう、この旅は終結寸前だったのだろうが、極限まで遂行しようとした彼に荒野の罠が襲いかかった。
家族の元に戻ったイメージと空が重なる。

これはとても深い映画なので、若い頃に出会って歳とってから再見するのがベストかもね。
2007年、青春で出会い感銘を受けた人は3、40年後にもう一度観る楽しみがある。羨ましい。







シネマヴェーラ渋谷

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関東大学サッカーリーグ 早慶戦

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各地高校野球秋季大会、大学野球リーグも佳境を迎えておりますが、今週はちょっとお休みして、どんより鬱になるという映画でも見に出かけようと思いましたんですが、天気が良いし、映画はチト遠いので予定変更。地元の味スタにて関東大学サッカーリーグ。

こちらも佳境で残るは4試合。
優勝争いは勝点34の早慶から30の流経大までの5校に絞られてきたようです。
5連覇を目指した専修大は、開幕当初の勝ち切れない出遅れを引き摺ったまま現在勝点24で、法大、順大、駒大と激しい6位争い(インカレ出場権)

野球よりも一足早い早慶戦は首位決戦。この試合の勝者は優勝に大きく前進。勝点を1で分け合うと、双方との直接対決を残す国士大が不気味になりますね。



早慶戦。今日のところは慶応義塾体育会ソッカー部を応援。何故ソッカーなんでしょう?当初の命名を頑なに変えない歴史は好きです。
試合の方は、ポゼッションや選手の動きからして慶応に利があるように見えましたが、前半36分コーナーキックの混戦からこぼれた所を3番のミドルが決まり早稲田先制。そのまま前半を終え・・・

ハーフタイム、両校チアリーダーによるハーフタイムショーが向正面で地味に行われていました。
この時期は各所で体育会の試合まっさかりですから、よくよく考えるとチアリーディング部のローテーションも大変なんだろうな、と・・・
日程は野球やラグビーの早慶戦と被らないように配慮されてんのかしら?

野球と違ってサッカーの方は選手の名前すら全く知らないし、のんびり、ポケーと観戦感が強まり良い感じです。
レベルの高いサッカーの試合とレベルの高い野球の試合では、絶対にサッカーの方が面白くって、レベルが下がっも面白く観戦できるのは野球の方というのが持論なんですが、後半、慶応ソッカー部を応援していると徐々に盛り上がって来ました。

66分、慶応FKのチャンスから19番がゴールを決め同点。
しかし、83分に早稲田が10番がゴールを決め、これが決勝点。
2-1で早稲田勝利でした。

得失点差で2位になっていた早稲田が単独首位、残す試合は国士大、法大、順大
慶応は国士大、明大、流経大戦。国士大は、早大、慶大、流経大、法大。
優勝争いは面白くなってきました。

味スタは散歩がてらに観戦できるのがとても良いです。
J3あたりで本拠地にするチームが欲しいです。FC東京がJ3に落ちて戻ってくる事を願がってちゃ、ファンに怒られますわな。



「女吸血鬼」

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「挑む 生誕100年 中川信夫 青春のビッグバン」

「女吸血鬼」1959年 新東宝 監督:中川信夫

原子物理学者の娘・松村伊都子の誕生パーティに、行方不明だった母親が現れる。彼女は、竹中という画家に20年間幽閉されていたが、辛くも逃げ出してきたのだと言う。やがて竹中という男は、数百年ものあいだ美女の生き血をすすって生き延びてきた吸血鬼であることが判明する……。

「東海道四谷怪談」で日本の古典怪談を、「亡霊怪猫屋敷」で怪奇映画をそれぞれ高いレベルで本格的に怖がらせてくれた中川信夫監督でございますが、これは舶来の怪奇物を取り入れた感が強いためか、打って変ってのB級色爆発のトホホな内容、いや、でもそれはそれで好きですけれど・・・。

そもそも、こんなタイトル付けりゃ、色っぽい女も吸血鬼を期待するではないの。女の吸血鬼は出ないでやんの。元は「裸女吸血鬼」というタイトルの予定だったらしい。「…を襲う」を省略したって事ね。納得、そういう人を食ったネーミングは嫌いじゃないよ。

私の苦手な池内淳子さんが出てるのですが、そういうわけで吸血鬼にならないし、かといって被害者ヒロインとしてピンチシーンで楽しませるわけでもない。この方のピンチでは全く萌える事ができそうにありませんけど。
誕生パーティーで、友人として参加していた娘(矢代京子)の方が魅力的だったので、役を代わって欲しかった。



天知茂の吸血鬼は神経質そうな表情があるのでなかなか適役。
一寸法師(和久井勉)、海坊主(晴海勇三)、化猫のようなオババ(怪猫屋敷の五月藤江)を連れていますが、この子分どもが役に立ってない。子分どものキャラは江戸川乱歩風味というより藤子不二夫?



本作で一番怖いのは、やっぱりお母様の三原葉子でしょう。20年間、行方不明だったのがふいに戻ってきて、しかも20年前の若さを保ちながら・・・。
いきなりベッドでの登場シーンからビビらせてくれます。
自分にそっくりの裸婦画を見て、「怖い」と怯えてますけれど、貴方の方がよっぽど怖いんですけど。

天草四郎を出してきたり、かえって意味解らなくなる後半の活劇、伏線と思われた事も回収されず出鱈目だったり、突っ込み所は満載ですけど・・・

天知さんと三原さんの新東宝コンビに免じて許してあげたいと思います。



ラピュタ阿佐ヶ谷

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亜大、3季ぶり優勝 東都大学野球

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亜大、3季ぶり優勝 東都大学野球・秋季リーグ

東都大学の秋季リーグ戦は27日、東京の神宮球場で雨天中止になった第4週3回戦があり、勝った方が優勝という試合で亜大が国学院大を下し、勝ち点4で3季ぶり24度目の優勝を飾った。亜大は2点を追いかける六回、スクイズなどで同点に追いつき、2死満塁から宗接(3年、神戸国際大付)が左前へ勝ち越しの2点適時打を放った。

最高殊勲選手には今季5本塁打を放った亜大の遠藤(4年、聖光学院)が初受賞。首位打者は亜大の法兼(3年、高知)が打率4割7分1厘で初めて獲得した。

朝日新聞

戦国東都の大混戦は結局亜大の王座返り咲きでした。
各校の星の潰し合いとなったリーグ戦、優勝の行方は悪天候による未消化試合が多く発生し、その星勘定がややこしい戦いになっていました。
第7週からハラハラと楽しめました。
春秋連覇を狙った専大は、中大戦の初戦勝利するも2戦目敗戦となり、この時点で自力優勝が消える。負けられない中大第3戦を勝利し勝ち点3。なんとか未消化の日大決戦に勝利し、後は天命を待ちたかったのですが、その日大戦は8盗塁と走られまくり完敗。僅かに残っていた優勝の目がなぬなり脱落してしまいました。
春の王者に、これもやはり御贔屓のベイスターズを重ね合わせていたので勝ち点3はよく頑張ったと言えるのかもしれません。
ただ、國學院大に春秋で4連敗では仕方ありませんね。
接戦の末、星を落とす展開でしたが、どうにも両校の対戦を観ていると野球の質の違いを感じてしまうのが正直なところ・・・
専大応援目線のため、國學大がたいそう強豪に見えるんですが、その國學大もけっこう他校にはコロコロ負けるんですよね。
しかし、やっぱり1部で優勝争うというのは楽しいものです。
なんとか1部定着して再び優勝を味わいたい。
野手はレギュラーがごっそり抜けて心配ですが、ここは現1年生を積極的に起用し再来年以降に賭けたい。
ひょっとすると実力のある東洋大も上がってくるかもしれません。戦いは厳しいと思いますが、健闘を祈りましょう。

亜大。春は山崎(ベイスターズ)が抜け、投手陣が安定せず5位でしたので当分はおねんねしてもらえるかと思いましたが、やはり勝てるチームですね。3季で返り咲きました。密かに國學大を応援していたのですが・・・、残念。
亜細亜大学野球部、明治神宮大会での健闘を祈ります。おめでとう!


東都大学野球優勝回数

専修大・・・32
駒沢大・・・27
中央大・・・24
亜 大・・・24
日 大・・・22
東洋大・・・16
青学大・・・12
芝工大・・・ 3
学習院・・・ 1
国士大・・・ 1
立正大・・・ 1
國學大・・・ 1

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「ファニー・ゲーム」

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「ファニー・ゲーム」1997年 墺 監督:ミヒャエル・ハネケ

穏やかな午後の訪問者、それは想像を絶するゲームの始まりだった…。とある夏の午後。緑豊かな湖畔の別荘でショーバー一家はバカンスを過ごしていた。そこへ一人の青年が“卵を分けて欲しい”と訪問する。一見、礼儀正しく物静かな姿は凡庸だった。何故か両手に白い手袋をはめているという事以外は…。
不の連鎖の行きつく先は謎のまま、その理不尽さだけがリアルに突きつけられる。突如与えられる暴力の不条理を、あえて親しげに描いていく。



悪名高い本作をついに観てしまいました。
噂から積極的に借りようとは思わなかったけれど劇場でかかっているのなら一度は、という事で、少し躊躇しながらも・・・
聞きしに勝るという奴です。

今の季節、寒くなる手前で好天の休日に暗い映画館で半日過ごすのは勿体無い気がするぐらいなもんで、何を好んでこんな物を、という感じ。
明らかに今まで観た映画の中で一番、厭な気持ちにさせられました。
バイオレンス描写の過激な問題作と言われる作品のバイオレンスを楽しむなどと言う事は本作観賞などと比べれば実はとっても健全な代償行為なじゃないかとつくづく思うのでした。
一連の過激バイオレンス問題作に比べてバイオレンス描写はキツいものではありません。殺人シーンは直接見せなかったり、殺しは実にあっさりしていますし・・・
何といっても犯人青年2人組の粘着質な「いたぶり」ですよ。

被害に会われる不幸なご夫婦は、ウルリッヒ・ミューレ、スザンヌ・ロタールと。このご両人は「城」のご両人なんですね。
同じ不条理でもあちらの方は罪が無くっていいや。
でも、今回のスザンヌ・ロタールは良いですよ。
画像で見ただけですが、リメイク版の美人妻より絶対良いはずです。





35だか37だかの母親が贅肉のない肉体を確認されるだけで性的凌辱を受けないというのも、返って薄気味悪いです。

大水、大火事遊びくらいから胸くそ悪さ全開になって来ます。
ただ、煩いバカ犬が早めにくたばったのは良かった。奥さんと一緒に観ているこちらもイラつき始めていましたから。

観ていると次第にハネケ監督の実験精神や挑発が垣間見えてきますね。
犯人たちと一緒にゲームを楽しんでるかのように、青年に観客に向かってウインクさせてみせたり、「まだ映画として尺が足りない」とか、「この映画の現実と虚構・・・」とか語らせてみたり、そして驚きのリモコン巻き戻しまでもして見せる。
映画とはウットリ夢のような世界を見せたり、感動与えたりする事ができる芸術であり、エンターテイメントであるけれど、このように肺腑を抉る絶望感だって味あわせる事ができるんだぜ!てなもんですか。

それにしても映画としての技量に唸らざるを得ない面多々あり。一端、2人の青年が退散した後の惨劇の部屋での長回し、これがもう圧巻。
TVから流れる喧しいカーレースの音。この辺の上手さは尋常でない。

音楽の方ですが、個人的にここ最近YOU TUBE探訪しているジョン・ゾーンが使われていてビックリしました。ジョン・ゾーンのOP,ED選曲はバツグン。

関係ないんですけど、最初にデブが卵を借りに来るシーンで別荘のカーテンと奥さんのワンピースが色・柄が酷似しているのがとても気になりました。同じ生地では無いだけに、気になってしょうがなかった。

本作だけで充分と思えるのにハネケ監督は「ファニー・ゲームUSA」というハリウッドセルフリメイクまでしてるんですから、本当にイケズな人ですね。

もう一度観たいとは思いませんが、もう一度観たらケラケラ笑って楽しめるような気がします。
いずれにしても傑作である事は間違いないんですけど、再鑑賞及びUSAの方も当面観賞予定は立てません。





キネカ大森

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「炎628」

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「炎628」1985年 ソ連 監督:エレム・クリモフ
COME AND SEE/IDI I SMOTRI

1943年、ナチス・ドイツ軍占領下の白ロシアの村。砂山でライフル銃を拾い、パルチザン部隊に加わった少年フリョーラは、戦闘に行けず、森の宿営地で知り合った少女と行動を共にする。空爆を逃れて二人で家に帰り着くと、そこに母と妹の姿はなく、村は死体の山となっていた。少年が銃を拾った姿を目撃され、報復として村ごと滅ぼされたのだ。少年は自責の念に襲われ、生き残った村人のために食糧を集めようとパルチザンに同行するが、狙撃され、仲間は次々と命を落とす。一人逃げ込んで匿われた別の村では、ナチス親衛隊特別行動隊が村人たちを集め、狭い教会に閉じ込めて火を放つなど残虐の限りを尽くす。恐怖の極限に置かれた少年の顔は、老人のように変わり果てる―。

キネカ大森さん、この絶望二本立てはちょいとキツいんじゃないですか。
マジで入場料倍払ってでも1日1本づつ別々に観ようかって考えました。交通費も考えるとアホらしいので2本立て忍耐する事にしましたけれど。

でも、こっちは大丈夫。大作で途中、休憩が入りました。
虚構でなくて実際に戦争中にあった所謂ホロコーストもの。ロシア側から描かれているという事を割り引いても反戦映画として半端じゃない力と胸に迫るリアリティさが素晴らしいです。

そしてまた、残虐性とは裏腹な映画芸術としての美しさ。心に残るシーンがいくつもあるんですね。

主人公の少年は髪が柔らかく、笑顔があどけないちょっと下膨れの少年でカワユイ。
その少年がラストではお爺さんのように眉間横皺の変わり果てた風貌になる凄まじさ。

前半、パルチザンに入るも戦場へは置いていかれ、森の中で出会った美少女とほんのり淡い恋情のあるシーン。
雨の中、少年の帽子を被ってステップを踏む美少女。




家に戻ると家族は居らず、心当たりがあるのか猛然とダッシュする少年。追いかける美少女が一瞬で確認する死体の山。

何故か二人で沼を行軍。この沼の感じがとても良いです。沼映画の最高峰。
ここは効果音楽も不穏な雰囲気を醸し惹きつけられます。



群集の中を少年の目線で進む景色や、牛とともに大勢で撮る集合写真。



曳光弾の後、牛を貫く銃撃。
牛の目と曳光弾のカット。




教会にユダヤ人を押し込め焼き払うシーンは「進撃の巨人・実写版」でも参考にされたとか。

喜々としてユダヤ人を焼き払うドイツ軍。
バッチリ化粧を決めた女将校の顔を見せるタイミングやコマ数、絶妙の巧みさ。



ドイツ軍とパルチザンが形成逆転してからの喜劇展開。

おっと、この映画でもリモコンは出てこないけれど巻き戻しがありました。
延々と続くヒトラーの生涯の巻き戻し。
現実では時は元に戻りようが無いわけで空虚感を上手く醸しますな。

残忍なエピソード。でも戦争の中ではドイツだけでなく、常に付き纏う人間の脆さ、恐ろしさ。
重い気持ちで考えさせられる作品には違いないけれど、ハネケの作品ほど厭な気持ちにはならない。
一度は観ておきたい作品だし、なんならもう1回観ても良いよ。今回はもう無理だけれど・・・











キネカ大森


第68回秋季高校野球関東大会1回戦

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各地の秋季大会も大詰めで続々と選抜当確ランプが灯り、また明治神宮大会の出場が決まっていきます。

関東大会は埼玉県開催で10月31日開幕。

約1ヶ月前にここ埼玉県営球場で埼玉大会決勝を観戦した時は夏のような暑さが想像以上で暑さ対策紫外線対策をしておらずキツかったのに、1ヶ月経つとこうも寒いですか。寒いのは苦手です。寒さ対策していなかったのでブルブル。ここは酒類販売しないからなぁ。熱燗が欲しい・・・
まったく陽が差さない曇り空で写真が暗いよ~。

来春目指して関東には注目の左腕が多く楽しみです。

第一試合
花咲徳栄(埼玉2位)VS樹徳(群馬1位)




まずは、今夏の甲子園でも活躍、プロ注目花咲徳栄の高橋昂也投手。埼玉決勝は温存でしたから。今日は先発。
立ち上り不安定ながらピンチを連続三振で切り抜けるなど頼もしい。



対する樹徳の先発は、こちらも左腕、小寺投手。1年生。
こちらの立ち上りは素晴らしく、3回まで花咲打線をパーフェクトに抑える。
しかし、一回りすると、流石にそうは行かない。

花咲は5回走者二塁の好機に左前打が出て、左翼前進でさばいたのに、なんと三塁コーチャーが回した。完全にアウトのタイミングも返球が逸れたせいでクロスプレーになり間一髪アウトで先制ならず。
しかし次の回に3番、4番の連続適時二塁打で2点先制。


先制打の3番岡崎遊撃手。こちらも注目です。

8回には一三塁からなんなく重盗を成功させ3-0。点差以上の差を感じる完全な花咲ペースの試合。9回にはダメ押しとも言える1番の適時打。
力投の高橋昂也投手の完封かと思いきや最終回の樹徳の攻撃で7番の右翼越えの飛球がスタンドイン。
樹徳の下位打線はちょっとひ弱かなと見ていたのでビックリ。本塁打の後、尚も安打で続いたがこれは後続が併殺。最後は三振で締めてゲームセット。
高橋昂也投手は8奪三振の完投。

甲子園がなかなか遠い強豪・樹徳(春0・夏2)、今年は健大高崎に圧勝して桐生第一をも破っての群馬1位出場に期待されましたが、選抜を逃しました。バッテリーが良さそうなので夏に向けて鍛え直せば面白い存在。好投手の前に走塁ボーンヘッドとか出てしまうと勝てませんので修正を。

花咲 000 002 011= 4
樹徳 000 000 002= 2



第二試合は1点を争う好ゲームとなりましたが、寒いのと他地域の結果やら早慶戦が気になりスマホを覗きながらで集中でけへん。

第二試合 
桐光学園(神奈川2位)VS木更津総合(千葉1位)


こちらも昨春、甲子園で活躍した期待の左腕・早川を擁する木更津総合。
対する桐光学園は夏に観ている。2年生の新チームになってどうか。


木更津総合 早川投手。美しいフォームが魅力。
桐光学園は10番の大河原投手で、こちらは継投視野に入れての登板。


注目は桐光学園、エースナンバーの一塁手中川選手。
本来は遊撃手。
打っては左打席で足を大きく上げる個性的なバッティング。





投げては綺麗に完璧なサブマリン。
投打双方で注目される高校生は多いけど、その選手が下手投げというのは大変珍しいのではないでしょうか。
今後も注目したいです。










4回にの先制で桐光がリードしたまま終盤逃げ切りにかかったが、7回無死一塁からの犠打が野選となり、その後犠打を決められ二三塁から9番の見事な適時打で逆転に成功。
桐光の大坪捕手、逆転されても打者走者を二塁で刺す判断。良くあるプレーですが、この正面から見ていると超カッケーよ。
そのまま木更津総合が逃げ切り初戦突破。

桐光にとっては野選が全てでした。一瞬の判断で果敢に二塁へ投げましたが、走者6番の木戸中堅手の足が勝りました。この選手は甲子園で2年生ながら1番を打っていた好選手。この日は1年生の大型遊撃手が1番でしたが、1番を打って欲しい選手。

桐光 000 100 000= 1
木総 000 000 20x= 2

市営球場の試合は桐生第一(群馬・2位)が千葉明徳(千葉・2位)を降したようです。初戦シードの浦和学院とセンバツを争います。

そして、四国では古豪・高松商が20年ぶりの甲子園をほぼ確実に。
なんでも全国で活躍した中学指導者を監督に招聘しての復活。小島(阪神)の遊学館パターンですか。復活には良い選手を集める事が必須。古豪の県立校の打った手にOB連の熱い思いが伝わるようで、甲子園が楽しみです。決勝も勝って、明治神宮に来てほしい。一方、選抜当確とはいえ龍谷大平安がなんとコールド負けしました。
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花咲徳栄が8強!高橋昂が2失点完投

旧チームでは抑えを務めていた高橋。先発となった今秋は、試合を作りつつ、要所でギアを上げる投球で勝ち上がってきた。「なるべく少ない球数というのは意識している。ピンチでも落ち着いて投げられるのは、抑えの経験が生きている」と、納得の表情を見せた。
打線は六回に3番・岡崎大輔内野手(2年)、4番・隈本達也外野手(2年)の連続適時二塁打で2点を先制。八、九回にも加点した。
(デイリースポーツ)
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木更津総合・早川 1失点完投!新フォームに手応え

今春センバツでもエースとして甲子園のマウンドを踏んだ木更津総合(千葉)の早川が、毎回走者を許しながらも「リリースの瞬間まで左目でボールを見届けるようにしている」という新フォームで1失点完投。
次戦はプロ注目の最速145キロ左腕・高橋昂を擁する花咲徳栄と対戦。6月の練習試合で6―2で完投勝ちしていることもあり、早川は「同じ左腕。もちろん自分が勝つつもり」と話した。
(スポニチAnnex)
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東京六大学野球 祝・早稲田春秋連覇 通算45回!

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早大、単独最多45度目の優勝 慶大下す 先発大竹が4安打完封

◇東京六大学秋季リーグ戦最終週最終日 早大2—0慶大(2015年11月1日 神宮)

早大が慶大に連勝し、2季連続、リーグ史上単独最多となる45度目の優勝を飾った。打線は中盤までに敵失などで2点を奪い、先発の大竹耕太郎投手(2年)が4安打で完封した。
就任1年目で春秋連覇を達成した高橋広監督は「早慶戦も厳しい試合だったが選手がよく耐えてくれた。選手は素晴らしいと思います。よく(優勝を)ものにできたと思います。一戦必勝を春から言い続けた。選手に感謝したい」と声を詰まらせた。
巨人からドラフト2位指名を受けた重信慎之介外野手(4年)は2安打を放ち、初の首位打者を獲得した。
早大は13日開幕の明治神宮大会に出場する。

スポーツニッポン

六大学の方も最後もつれましたが、結局、早稲田が強かったですね。慶応はもうちょっと抵抗するかと思いましたが、失策と暴投で2点献上とは、締まらない話。明治ファンから恨まれまっせ。
まぁ、明治は早稲田に連勝して勝ち点を積み重ねていましたが、どこか危なっかしい感じでしたから。残すのが法政だったので決まると思ったんですがね。法政が意地を見せた格好。延長スクイズでの負けで自力V消滅は悔しかった事でしょう。
直接の敗因では無いでしょうが、高山選手も骨折で離脱と、ツキのない終戦となりました。
高山選手の記録はもっと伸びるはずでしたよね。藤波行雄(中大)の東都記録に届きませんでした。こちらはいずれ東都の選手に破ってもらうって事
で・・・。
とうとう日大三世代が卒業ですね。六大学も少し寂しくなります。
早稲田には加藤(早実)と小藤(日大三)が入りそうです。どちらかがコンバートでしょうか。

立教も一向に強くならないし、来年からは宮台投手(東大)を応援しましょうかね。

早稲田。明治神宮大会も本命ですかね。4冠達成なるか、しかと拝見。

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10月の劇場観賞記録

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10月観賞
「ラブ・アンド・マーシー 終わらないメロディー」 角川シネマ新宿
「亡霊怪猫屋敷」 ラピュタ阿佐ヶ谷
「イン・トゥ・ザ・ワイルド」 シネマヴェーラ渋谷
「女吸血鬼」 ラピュタ阿佐ヶ谷
「サリヴァンの旅」 シネマヴェーラ渋谷
「ファニー・ゲーム」 キネカ大森
「炎628」 キネカ大森
「悪魔のいけにえ」 渋谷HUMAXシネマ
8(133)

観賞数は減りましたけど、濃かった。特に終盤の3連発は効いた。


【あ行】


【か行】

 
【さ行】

 
【た行】 


【な行】


【は行】

 
【ま行】


【や行】


【ら行】


【わ行】

取り残され組
「恋恋風塵」、「疑惑の影」 1月
「知られぬ人」(再)、「道中の点検」(再)、「戦争のない20日間」(再)、「エボラ・シンドローム ~悪魔の殺人ウイルス~」、「八仙飯店之人肉饅頭」 8月
「ギャング同盟」(再)9月

自宅観賞DVDお蔵
「ロスト・ワールド」「マルクス兄弟 オペラは踊る」「ビリー・ザ・キッド 21歳の生涯」「荒野の決闘」「黄金の腕」再鑑賞可能。
「ファーゴ」「ブラック・スワン」「オーメン2/ダミアン」「ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレル」「エターナル・サンシャイン」「ジェサベル」「魔法にかけられて」「ファイト・クラブ」「ハレンチ学園」以上レンタル返却。

第68回秋季高校野球関東大会1回戦2日目

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連日の関東大会。
夏に観た横浜高校には才能あふれる下級生が多かったので楽しみと思っていました。王者東海大相模を破り堂々神奈川1位での進出。渡辺監督勇退後即甲子園の可能性有りです。
1回戦屈指の好カード、昨日より好天、大宮市営球場も初めてという事で、午前の用事を済ませ駆け付けたのですが、高校野球人気を甘く見てました。しかも県営球場よりスタンドが少ない市営球場。既に第一試合から超満員。なおかつ第2試合目当てのファンでチケット売場も長蛇の列。これは入れないかなとも思いましたが、なんとか入場。立錐の余地もない立ち見。



多分、第一試合が終わっても観客の入替はほとんど無いでしょう。
とにかく第1試合、白鷗大足利(栃木1位)vs日本航空(山梨1位)の終了を後方から見守る事にします。スコアボードを見ると7回3-3の同点。嫌な予感。
案の定、延長戦に突入。はっきり言ってどちらでも良いから早く決着を付けて欲しい。と言うのもこの日は夜、またヤボ用があって4時半には球場を出ないとならないのです。
延長12回表、白鷗大足利が4番の適時打で均衡を破る。しかし2点目が取れず、先攻だけにまたまた嫌な予感。嫌なやけに的中する日で12回裏、日本航空が同点に追いつく、一気にサヨナラで決めてしまえ!と観戦するも延長はまだまだ続く、両校15回までやるつもりだな。
凄い大熱戦なんですけど、帰りの時間が気になる・・・。結局15回裏引分け再試合直前に日本航空が満塁の前進守備を突き代打サヨナラ安打で決着。





時は14時5分。
第2試合の開始はなんと3時です。お目当ての試合は途中まで観て帰るしかありません。立ち見で疲れてきた事だし、それも良しか。

なんとか第2試合は最前列を確保して観戦しやすくなった。
思った通り応援団以外はほとんど客の動き無しです。

皆さん待ちに待った好カードのプレーボール。
横浜(神奈川・1位)VS常総学院(茨城・2位)






注目の本格派、藤平尚真投手


センバツでの好投が光った左腕鈴木昭汰投手。昨日の花咲徳栄・高橋昂也、木更津総合・早川隆久と関東左腕BIG3を形成。
打撃では1番を打ちます。


横浜1年生中堅3番、増田選手


横浜一塁4番、公家選手


横浜右翼(10番投手)石川選手の三振、振り逃げ。

常総学院は初回、2回と得点にはならないものの長打が出るし、好投手藤平の球を外野へ良い当たりで飛ばしている。常総としてはこれは行けると思っているでしょう。

横浜の方は安打出塁はありますが、アウトの積み重ねは三振。鈴木投手にかなり手こずりそうです。

それでも先制は横浜、4回一三塁から1番戸堀選手の犠飛で1点。


と、ここで球場を後にしなければなりません。

帰途、住宅街を歩いていると球場から大きな歓声。あら?これは打たれましたな。しかも歓声からすると本塁打?
大宮公園駅でスマフォ確認すると常総1年生の3番宮里選手が逆転2ラン。その後も連打で横浜は藤平投手から石川投手へスイッチするもやはり1年生陶山選手の適時打で3-1となっていました。
この1年生2人は注目選手でした。宮里選手の鮮やかな本塁打、見たかったなぁ。
結局そのまま3-1で試合は終わり、横浜高校の選抜出場は桐光学園に続き絶望となってしまいました。残念・・・



他球場の結果、東海大甲府(山梨1位)VS春日部共栄(埼玉3位)はコールドで東海大甲府。予想通りです。霞ヶ浦(茨城1位)VS文星芸大付(栃木2位)も延長再試合寸前の15回サヨナラ決着。
選抜をかけた関東大会、熱くハイレベルな戦いが続いています。

Jess Greenberg

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Jess Greenberg

Jess Greenberg (born December 20, 1994)is a YouTube personality, singer, and acoustic guitarist from London, England

JessGreenberg1

British YouTube Starと言うだけあって・・・

歌声良し、アコギ良し、パイオツ良し、選曲良し、顔は・・・(Porn Starぽいですが、まぁ許してやって)
ついつい見ちゃいました。
選曲が良いのでね。いろいろリクエストしたくなる人です。

5年くらい前のパイオツ強調してない頃、しっとり感も良いです。look的にはこちら推し。

BESTはこちら

All Along The Watchtower - Bob Dylan (cover) Jess Greenberg


More than words - Extreme (cover)
Under the bridge - Red Hot Chili Peppers (cover)
Are you gonna go my way - Lenny Kravitz (cover)
Heart-Shaped Box - Nirvana (cover)
Miss you - Rolling Stones (cover)
Everlong - Foo Fighters (cover)
Get Lucky - Daft Punk ft. Pharrell Williams & Nile Rodgers (cover)
Crazy in Love - Beyonce Knowles (cover)
Seven Nation Army - The White Stripes (cover)
Blackbird - The Beatles (cover)
Purple Haze - Jimi Hendrix (cover)
Fly me to the moon - Bart Howard (cover)
Big Love - Fleetwood Mac (cover)
Time After Time - Cyndi Lauper (cover)
Over the Rainbow - Eva Cassidy (cover)
Billie Jean - Michael Jackson (cover)
Landslide - Fleetwood Mac (cover)
Stairway To Heaven - Led Zeppelin (cover)
Whole Lotta Love - Led Zeppelin (cover)
Rock & Roll - Led Zeppelin (cover)
Long Train Running - Doobie Brothers (cover)
Crosstown Traffic - Jimi Hendrix (cover)
Enter Sandman - Metallica (cover)
Beast of Burden - The Rolling Stones (cover)



Hottest new rock n Blues guitarist singer Jess Greenberg is AMAZING!
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