Quantcast
Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4203

「赫い髪の女」

$
0
0
悲しい事に、またまた一つの映画館が閉館になってしまいます。
ガード下の新橋文化劇場、新橋ロマン劇場、8月一杯で閉館だそうでございます。
昔っから、新橋勤めてた時から、気になっていながら足を踏み入れて無かった映画館で、通うようになったのはつい最近。
都内のピンク、ポルノ映画館の中では一番観やすい映画館で日活ロマンポルノ作品も良くかかるし、お気に入りだったのに、ホント残念。
新橋文化劇場も興味深いラインアップが多いけど、結局ここは足を踏み入れずに終わってしまいそうです。

ある意味、下北沢や三原橋、渋谷のシアターN、吉祥寺の閉館などより何倍も悲しい。

という事でお蔵入りになっていた鑑賞記録、2回目だし、まったく書いてなかったんですけど・・・

この時の上映は「江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者」「赫い髪の女」「昼下がりの情事 古都曼荼羅」の豪華3本。
すべての作品が鑑賞済みだったんだけど「屋根裏の散歩者」をどうしてももう一度見たかったもんで、
「赫い髪の女」はロマポの名作として誉れ高い。確かに名作なんですが2度3度観たいとは思わないのよ。神代グチョネチョがうんざりするからね。
だからパスしたかったんだけど上映順の関係で観ちゃいました。

でも再鑑賞して良かった。
宮下順子はエロいし、石橋蓮司は流石魔子様の亭主だけはあるカッコ良い土方。
アパートのインスタントラーメンとか、ほんと、嫌になるほどグチョネチョなんだけれど、この2人の周りのキャラが良いんですよね、また。
阿藤海と亜湖の純愛とか、笑っちゃうほどだし。亜湖の父ちゃんで土建屋社長の高橋明のビンタも最高。
絵沢萠子と山谷初男のトルコごっことか美味しい美味しい。

極めつけは階下の狂女とその亭主。
宮下順子が一人で居る部屋に狂女が殴りこんでくるシーンが一番好き。亭主の「いつも一緒や・・・」
これは石堂洋子と庄司三郎のコンビですね。

確かにネイティブでなくても関西弁の不自然さは感じますけど、そこは目を瞑りまひょ。(これも不自然か)

「赫い髪の女」1979年 日活 監督:神代辰巳
5年ぶりの鑑賞。

新橋ロマン劇場



Viewing all articles
Browse latest Browse all 4203

Trending Articles