「ジュ・テーム・モア・ノン・プリュ」DVD

「ジュ・テーム・モア・ノン・プリュ」1976年　仏　監督：セルジュ・ゲンズブール
Je t'aime... moi non plus

クラスキーとパドヴァンは、ゴミをトラックで運びながら町から町へと変転と移動する若者たちだ。そんな二人は仕事仲間というより夫婦といっていい程、息が合っていた。ある日、ガソリン・スタンドに寄った二人は、そこのスタンド・スナックで奇妙な女に出会った。始めは男の子と思ったくらいやせたショート・カットの無愛想な女ジョニーだ。クラスキーは、そんなジョニーに興味を持ち、この町にしばらく留まることに決めた･･･。

セルジュ・ゲンズブールとブリジット・バルドーまたはジェーン・バーキンの溜息アヘアヘソングと同名映画でゲンズブール監督第一作。
ゲイの2人と少年のような女の奇妙な三角関係。

これ、オープニングから思ってたのと違う。
でもかえってそれが期待を膨らませる･･･、良い絵なんですもの。ダンプと烏の死骸、塵集積場。

ジェーン・バーキンのショートカットのペチャパイ鳥ガラ・ヌード。
まるで少年のようでセクシーとは無縁のようでいて、次第にこれがとっても魅惑的に見えてくる。
体脂肪の少ない骨と皮だけみたいな肉体が恋情をよりピュアな物に見せる事に成功している。






ホモ男、ジョー・ダレッサンドロのサラサラヘアが気色悪いけれど･･･

後ろからの情交での悲鳴。AFですか。
娼婦の方がモノ静か。
･･･確かにあの身体では痛そうだ。

ラストでは嫉妬したパドヴァン（ユーグ・ケステル）にスーパーの鳥みたいに甚振られる。その後の雛鳥みたいなバーキンの表情がナイス。

懐かしい東京ボンバーズのゲーム
ブリテリア犬
白いソースをボタボタ滴らせて頬張るアレは何でしょう。

ジョニーが土手を駆け下りて放尿、小便女。
このシーン「赫い髪の女」にもあったね。

喘ぎ声の歌無しインスト「ジュ・テーム・モア・ノン・プリュ」名曲なんじゃん。
この曲をバックにダンプの荷台でのバックの悲鳴が喘ぎに聞こえてくるようになる。良いです。



こういうホモ映画なら悪くない。
フランス映画の嫌らしさを感じることなく、ゲンズブール奇跡的な処女作を楽しめました。






ボリス・ヴィアンに捧げてます。
同名の店主は屁こきまくってますけど。

Jane Birkin et Serge Gainsbourg - Je T'aime,...Moi Non Plus

BRIGITTE BARDOT & SERGE GAINSBOURG - JE T'AIME