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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「エロス学園 感度ばつぐん」

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「官能の帝国4」

「エロス学園 感度ばつぐん」1977年 にっかつ 監督:蔵原惟二

学校一の人気者である少女が、ある日転校してきた少年によって変わっていく物語を描くエロス・コメディ。学校の人気者・日向みさは対抗戦を控え、友人たちの応援を受けて練習に励んでいたが、強姦の常習犯で少年院を出たばかりの桂木竜が同じクラスに転校してくる…。

これ、なかなか面白かった。
城南高校ではなく、英呂西学園。
高校一番の文武両道みさ(小川亜佐美)はライバル校との陸上対抗戦を控えていたが、ある日、柔道部の明美(森川麻美)、新聞部の佳江(結城マミ)と下校中、そのライバル校スケ番グループに絡まれる。番長の富子(桂たまき)は陸上競技で良い記録を出す女子は、まれに男である場合が多いのでみさのセックスチェックをすると言う。
「女に決まっているでしょう!」と叫ぶ明美と佳江の影で不安気なみさ。実は彼女は未だに初潮を迎えておらず、婦人科の診察を受けていて、女性になれるのかという不安を抱いていたのです。
危機一髪を救った麦わら帽子に下駄履き、ガクランの男は富子を一気に犯してしまう。

この男が英呂西学園に転校してくる。彼は強姦を繰り返し少年院を転々とし、高校もこれで5校目「犯しの竜」と異名を取る桂木竜だったのです。
流石、「犯しの竜」だけあって、次々に女子を犯していくのだが、抵抗する女子も一刺しでいつの間にか感じさせてしまうという実に羨ましい特技を持つ。
これには新聞部のダメ男子2人組も羨ましがるが、憧れのみさが狙われているので、彼女に惚れている男の子は穏やかでない---

エロ・コメディなので、気に入ったギャグ(?)を記しておきましょう。

明美と佳江が竜をやっつけるようダメ男子をけしかけるのだが、その際のハイスピード往復ビンタを連発する。このクラス女子がアマゾネスばりに強いのだ。

ダメ男子がギターの弾き語りをする(もちろん女子たちには下手糞で最低とこき下ろされている)のが「やりたい、やりたい・・・」と童貞の心情を歌う春歌。これが陸上対抗戦のシーンで応援団が歌っている。なんと英呂西学園の校歌だったのだ。

意外とセーラー服役も多い小川亜佐美。時折見せる展開に反する一瞬の表情がよろしい。
ハードル競走前の今一、様にならないウォームアップの蹴り上げ。こういうコミカルな動きができるのか。

他の女優陣も桂たまきを含めてツブ揃い。

特に森川麻美が光る。
素肌に柔道着で男子との乱取りで寝技がおっぱい吸われて悶える、森川麻美の汗が美しい。
トイレで竜に犯されそうになり放尿シャワーを浴びせ逃げる。

結城マミも小柄ながら、「みさをやるのならもう一度私を犯しなさいよ」とセーラー服を脱ぎ捨て身で友人を守る。(竜は同じ女を二度抱かない)
犯され感じてしまっても惚れてないところが良い。

一番良いのは、みさに惚れてるダメ男子が最後までダメっぷりを貫き通してくれる所かな。
好きな女を助けられず、犯されているみさの足をちゃっかり舐め、挙句の果てに竜の飼っている雌豚(女の事じゃなくほんとにPIG)に腹いせ獣姦。

ラストで女子たちが貞操を奪って退学になった憎っくき竜を今頃どうしているかなと懐かしがり、それぞれ犯された時の彼の口真似をしてハッピーに終わるという、最悪の強姦魔を英雄として美化しているのも好ましい。

シネマヴェーラ渋谷

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