「あやつり糸の世界」

「あやつり糸の世界」第1部・第2部　1973年　西独　監督：ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー

3月鑑賞分。
ファスビンダーの撮ったTVドラマ盤SF作品と聞いちゃあ見ないわけには行かない。



第１部、第２部の構成でそれぞれ入れ替え制。今回は続けざまに鑑賞しようと2回分のチケット購入。
ところが、やってもうた。第１部の途中から眠ってしまったではないの。
チケット買ってあるんでそのまま第二部も鑑賞。
第１部の後半あたりからでも充分面白くて、眠ってしまった事がたいそう悔まれる。
多層世界の複雑なお話で、「マトリックス」や「インセプション」の原型というが、両作品とも見てないのでね。
有名な作品だから見ていなくてもだいたいの見当は付くけど･･･

例によって音楽が良い。
電子音が加わる部分が仮想の世界なのかとも思ったが、そんな単純な事では無さそう。
前半眠っていただけに後半の展開が意表を突かれて、余計面白い。眠らずに見ていても充分意表を突かれるのかどうかは不明。
SFというよりもスパイ・アクション的で、主人公の身のこなしがカッコ良い。

エンディングで使われているフリートウッドマックの「アルバトロス」
この名曲を認識しただけでも価値あり。

FLEETWOOD MAC 「Albatross」

ユーロスペース公開中にリベンジしたかったがスケジュールが合わなかった。
･･･と、思っていたら6月に下高井戸でかかる情報をキャッチ。嬉しい事に今度は第１部・第２部入れ替えなしという良心的プログラム。
１部・２部の入替は東都大学野球には必要と思うが、あやつりには必要ないのだ。（何のこっちゃ！）
これは是非リベンジしたいので、またその時。





渋谷ユーロスペース