「稀代のエンターテイナー! フランキー太陽傳」
「花のお江戸の法界坊」1965年 東京映画 監督:久松静児
あのナマグサ坊主「法界坊」にフランキーが扮して、珍妙無頼の大脱線、大活躍を繰り広げる---!笑いあり、宝さがしと謎解きあり、変てこな剣法あり、おばけ騒動のスリルあり・・・・といった娯楽味たっぷりの豪華版。
釣鐘堂建立のため、浅草観音の境内で勧進をする法界坊は思うように勧進がすすまぬばかりか、手元資金不如意となって、大道商人、芸人と一緒に本所のハキダメ長屋の住人となった。そこで法界坊は長屋のミスといわれる歌仙茶屋の看板娘お菊と熱い仲となり、長屋住いも快適であった。そんなある日、長屋の住人駕篭かきの権三と助十が札差永楽屋の一人娘おくみを駕篭に乗せた。番頭の不穏な様子から、企みを知った法界坊は、おくみを助け、長屋へかくまった・・・。
今回のフランキー堺特集チラシを見ていて、本作に岡田茉莉子が出ているので駆けつけた。
おや、フランキー堺と岡田茉莉子の共演って珍しくなかったでしたっけ?
1965年の作品だから絶頂美の時期をやや上回っているし、正直、岡田茉莉子さんにも飽きてきてますが、こういうのは見ておかんとね。
そしたらこれが、まぁ、素晴らしい岡田茉莉子さんでごぜえやした。
時代劇は苦手であまり見なかったんですが、岡田茉莉子が日本髪にしての町娘お菊さん。これがとても新鮮だったんですね。
演じるキャラ設定はいつも通り気の強い、しっかりした娘役。
フランキー堺の法界坊とは恋仲設定で、そのツンデレぶりが見事にツボ。べらんめぇな姐さん口調もカッコ良い。
囚われの身となり拘束されても気丈な振る舞い。
題材は言わずと知れた、歌舞伎演目という事だけれど勉強不足で良く知らない。
帰っていろいろ調べてみる。
後半、法界坊が幽霊になり、また、札差永楽屋に居候のお殿様要之助(三木のり平)も幽霊となるんだが、実は法界坊は生きていて、要之助は本当に死んでいる。2人の幽霊が出てきて大混乱になる件、本物と偽者が良くわからない演出に脳内「?」が飛び回ったが幽霊に関しては歌舞伎演目でも肝の部分のようなので、仕方がない事だったのね。
やはり今回もフランキー堺、三木のり平の達者なギャグ&アクションが見せ場。
オールスター競演で豪華。
山田吾一、太宰久雄の駕籠かき。
女スリの役で淡路恵子。岡田さんんと二大女優共演がなんとも嬉しい。
あだな姐さんの淡路恵子の所作が色っぽくて見惚れる。
あとは木鼠小僧でありお菊の兄の平幹二郎がまだまだ若くてよろしいです。
最初と最後に榎本健一が出てくる。「エノケンの法界坊」も見ておかないといかんかな。
あめ屋の役で泉和助の名を発見。え?どの人どの人?
後半ゴチャゴチャ展開にややうんざり感はありましたが、総じて娯楽要素は楽しめましたよん。
ラピュタ阿佐ヶ谷
「花のお江戸の法界坊」1965年 東京映画 監督:久松静児
あのナマグサ坊主「法界坊」にフランキーが扮して、珍妙無頼の大脱線、大活躍を繰り広げる---!笑いあり、宝さがしと謎解きあり、変てこな剣法あり、おばけ騒動のスリルあり・・・・といった娯楽味たっぷりの豪華版。
釣鐘堂建立のため、浅草観音の境内で勧進をする法界坊は思うように勧進がすすまぬばかりか、手元資金不如意となって、大道商人、芸人と一緒に本所のハキダメ長屋の住人となった。そこで法界坊は長屋のミスといわれる歌仙茶屋の看板娘お菊と熱い仲となり、長屋住いも快適であった。そんなある日、長屋の住人駕篭かきの権三と助十が札差永楽屋の一人娘おくみを駕篭に乗せた。番頭の不穏な様子から、企みを知った法界坊は、おくみを助け、長屋へかくまった・・・。
今回のフランキー堺特集チラシを見ていて、本作に岡田茉莉子が出ているので駆けつけた。
おや、フランキー堺と岡田茉莉子の共演って珍しくなかったでしたっけ?
1965年の作品だから絶頂美の時期をやや上回っているし、正直、岡田茉莉子さんにも飽きてきてますが、こういうのは見ておかんとね。
そしたらこれが、まぁ、素晴らしい岡田茉莉子さんでごぜえやした。
時代劇は苦手であまり見なかったんですが、岡田茉莉子が日本髪にしての町娘お菊さん。これがとても新鮮だったんですね。
演じるキャラ設定はいつも通り気の強い、しっかりした娘役。
フランキー堺の法界坊とは恋仲設定で、そのツンデレぶりが見事にツボ。べらんめぇな姐さん口調もカッコ良い。
囚われの身となり拘束されても気丈な振る舞い。
題材は言わずと知れた、歌舞伎演目という事だけれど勉強不足で良く知らない。
帰っていろいろ調べてみる。
後半、法界坊が幽霊になり、また、札差永楽屋に居候のお殿様要之助(三木のり平)も幽霊となるんだが、実は法界坊は生きていて、要之助は本当に死んでいる。2人の幽霊が出てきて大混乱になる件、本物と偽者が良くわからない演出に脳内「?」が飛び回ったが幽霊に関しては歌舞伎演目でも肝の部分のようなので、仕方がない事だったのね。
やはり今回もフランキー堺、三木のり平の達者なギャグ&アクションが見せ場。
オールスター競演で豪華。
山田吾一、太宰久雄の駕籠かき。
女スリの役で淡路恵子。岡田さんんと二大女優共演がなんとも嬉しい。
あだな姐さんの淡路恵子の所作が色っぽくて見惚れる。
あとは木鼠小僧でありお菊の兄の平幹二郎がまだまだ若くてよろしいです。
最初と最後に榎本健一が出てくる。「エノケンの法界坊」も見ておかないといかんかな。
あめ屋の役で泉和助の名を発見。え?どの人どの人?
後半ゴチャゴチャ展開にややうんざり感はありましたが、総じて娯楽要素は楽しめましたよん。
ラピュタ阿佐ヶ谷