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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「それでも。」

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「いまおかしんじの世界+」

「それでも。」1999年 国映 監督:今岡信治 (成人館公開題:ぐしょ濡れ人妻教師 制服で抱いて)

キャベツを切っていると死にたくなる女教師とその夫、教師に恋心を抱く女子高生の奇妙な三角関係。すべてを超越した伊藤猛の女装がバラバラになった心と体を強引に引き合わせる。何が正しいかはわからない。この先どうなるかもわからない。それでも人は生きていく。憂き世へのいびつな人生讃歌を謡う。 突如人妻が包丁を持って踊り出す場面にはいまおか流軟調ミュージカルの萌芽が。

高校教師の直子は、情緒不安定で家事をしていて包丁を手にすると手首を切りたくなってしまう。ある日、彼女は生徒の君子にキスされた。直子の夫・良男は、最近マンネリ気味だからと、彼女にセーラー服を着せてセックスした。君子が学校を休んだので、直子が家を訪ねると、恋人の時男がいた。直子は時男のだらしなさに呆れ、君子を自宅に連れていった。その夜、君子は直子にレズ関係を求めてきた…。

英語字幕付き。
ピンクを字幕で鑑賞すると、英語力は欠除していても、けっこう楽しめる。フムフム・・・。

Sopping Wet Married Teacher: Doing It in Uniform.
「Despite All That」

2本立て(「恋する。」と)のこちらの方も主演は諏訪光代さん。
今回は、セックスにマンネリを感じている夫(伊藤猛)に要求されてセーラー服姿に。何かが足りないというのでルーズソックスをコンビニに買いに行くのだが、セーラー服のまんま買いに行っちゃうというオトボケぶり。

この、やっぱり可愛い三十路人妻教師が良いのだ。美人じゃないんだけどね。
もっと凄いのがその女教師にレズ行為を仕掛ける女子校生、君子の鈴木敦子
身長面、お顔つきが不憫ともいえる(しっかりした乳はしている)女優さんだが、その分凄味がある。
奥さんのレズの様子を騙りながら旦那の方も誘惑する君子のエロ度は高い。

レズ強要を仕掛けられた女教師が拒みながらも、感じてしまって、ついにはおねだりするという、所謂お決まりの展開はこの君子の告白によってのみ明かされるだけで、実際にところ、女教師はあくまで拒否で、本気で嫌がっていたようだ。「私、そういうのダメなの」

伊藤猛のライトな変態ぶりも可笑しさがある。長身の裸体に落書きを施され拘束され、君子の短い脚で蹴転がされる役が合っている。
そりゃ、ヤクルト2本では溢れで出してしまうだろ。という可笑しさ。

女装でのロング鬘を被ってみると、この人の顔ってこんなにもひょろ長かったかしらと思うほど異常に長い。
本当に髪形によってイメージは変わるもんだなぁって、感心。そんな事、感心させるための映画じゃないけど。
壊れていく、大事な者に対しての夫の変態的な優しさはまさに、それでも、生きていく。

包丁を持って人妻が踊り出す軟調ミュージカル萌芽シーンがとってもナイス!
なるほど今岡信次のピンク映画は一味違う。

ポレポレ東中野

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