「キャメラを抱いて走れ! 撮影監督 仙元誠三」
「ヨコハマBJブルース」1981年 東映セントラル 監督:工藤栄一
元刑事で売れないブルースシンガーのBJは、生活のため探偵まがいの生活もしている。家出少年の捜索中にかつての同僚とと再会したものの、眼前で彼が射殺され犯人と疑われる羽目に。濡れ衣を晴らすべく事の真相を探るうちに、麻薬がらみの組織抗争に巻き込まれ・・・。全編オールロケで撮影された横浜を舞台に、人々の欲望がひしめき合う!
当時、アンチ優作だった私は、優作信者に無理やり付き合わされた東映セントラル3本立てで見た。松田優作の魅力を知るきっかけになり、その後、「野獣死すべし」ですっかりひれ伏し、宗旨変えに至るわけです。
今回再見するなら、やはりシンガー優作の魅力も感じれる本作。
なるほど「ロング・グッドバイ」からの戴き散見。
アクションはやってやがんなぁって感じ。
ブルースシンガーBJのシーンが際立って良い。
男色家の財津一郎。可愛がってる少年の色白ブヨ裸が気色悪さ増幅させる。
しっかりと再見したかったのが「ヨコハマ・ホンキー・トンク・ブルース」のシーン
辺見マリのバケットハットとステージの優作。最高にカッコ良いね。
この頃の辺見マリ、ナイスキャスト。しかも後家だし。
灰色の街
松田優作 YOKOHAMA HONKY TONK BLUES
「最も危険な遊戯」「処刑遊戯」「殺人遊戯」を再見する機会、今後あるだろうか。
シネマヴェーラ渋谷
2022年9月
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「ヨコハマBJブルース」
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