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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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Miles Davis 「Bitches Brew」

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初めてJazzを聴いて、「カッコ良いなぁ」と感じたのは何だったろうか?と思い返して見ると、どうも電化直前のマイルス・デイビスのサウンド「ネフェルティティ」あたりではないかと思い当るのです。
そしてマイルスを聴いて行って、60年代に「イン・トーキョー」をはじめとして立て続けにリリースされたライブ音源に行きつく。まだまだJazzなんて齧り始めたばかりの頃。
だから、このあたりが個人的に一番JazzっぽいJazzと感じるのです。あのスピーディなフレーズ。
それでも電化のマイルスはどうも好きになれず、敬遠していた。電化と言う事にのみ拘ってしまったんでしょうね。
そもそも、足を踏み入れた経緯がロックから入った者ですので、ロックからJazzに擦り寄る方々には寛容で、Jazzからロックに擦り寄る、その後のフュージョンやらには懐疑的ではありました。(そう、ジャンルに捉われちゃうタイプ?)
マイルスは楽器が電化したというだけで、60年代〜70年代の流れは極めて継続性があるように思います。

YOU TUBEという便利な試聴ツールがあるので、先日ふと「ビッチェズ・ブリュー」を聴いてみたら、これが素晴らしいので早速、中古CDを入手して、電化のマイルス、4日連続聴きました。
本作をマイルスの頂点とする人が多いのも頷けます。
マイルスのアルバムで言えば個人的にもっと好きな物が沢山ありますが、それらは、クール、ハードバップ等の名盤の一つでもあるわけで、マイルスサウンドという意味ではこっちの方なのかと思いますね。

ただ、Disk2の方に移ると・・・
これはちょっと、電化のバックが騒がしすぎて好きになれませんでした。
あとテオ・マセロの編集というのが、どうなんでしょう?
今のところマイルス頂点のアルバムというより「ビッチェズ・ブリュー」がマイルス頂点の楽曲って処でしょうか。

Disk1
1. Pharaoh's Dance
2. Bitches Brew

DISK2
1.Spanish Key
2.John McLaughlin
3.Miles Runs The Voodoo Down
4.Sanctuary

Miles Davis tp.
Wayone Shorter ss.
Bennie Maupin b-cl.
John McLaugghlin e-g.
Joe Zawinul e-p.(left)
Chick Corea e-p.(right)
Larry Young e-p.(on Pharaoh's Dance、Spanish Key)
Dave Holland bs.
Harvey Brooks e-b.
Lenny White ds.(left)
Jack DeJohnette ds.(right)
Charles Alias ds.(on Miles Runs The Voodoo Down)cong.
Jim Riley perc.

「ビッチェズ・ブリュー=あばずれ女の醸成」この不思議なタイトルの意味について調べたサイトが興味深いものでしたので・・・

http://ameblo.jp/mizki-mchi/entry-11010831230.html

なるほど、個人的には「ビッチ女の企み」なんて解釈してみると楽曲とフィットするような気も・・・
エコーのかかったトランペット音のバックで印象的でトリッキーなリズムを刻むベースがビッチの雰囲気を醸成しているとも聴ける。

Bitch



では、この方のお顔を拝見しながらCD架けてみるか。

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