「私が、生きる肌」2012年 西 監督:ペドロ・アルモドバル
LA PIEL QUE HABITO
トレドの大邸宅に暮らすロベル・レガルは、最先端のバイオ・テクノロジーを駆使した人工皮膚開発の権威としても知られている世界的な形成外科医。そんな彼の屋敷の一室には、初老のメイド、マリリアの監視の下、特殊なボディ・ストッキングをまとった美女ベラが幽閉されていた。彼女はロベルの妻ガルに瓜二つだった。しかし、実際のガルは12年前に交通事故で全身に火傷を負い、非業の死を遂げていた。以来、失意のロベルは愛する妻を救えたであろう“完璧な肌”を創り出すことに執念を燃やしていく。そして6年前、ある忌まわしき事件が、ついにロベルを狂気の行動へと駆り立ててしまうのだった。
これ、8月に見た映画だからね。思い出しながら・・・
ちらりとあらすじを確認した時、ちょっと先般観た「死なない頭脳」と同類の物のように思えたので関心を持ちました。
確かにとんでもな、マッド・サイエンティスト物ではありますが、それをアントニオ・バンデラスによって、ごくごく大真面目に取り組んでいるという・・・
何だかなぁ、という感じで鑑賞。
ロベル・レガルの心情が復讐なのか、何なのか、今一良く解らないし。早い段階で男女の摩り替えが判明すると、目まぐるしい展開も今一つ乗りきれずに・・・
黒の全身タイツで動き回る小柄なベラ(エレナ・アナヤ)
部屋の白壁にびっしり書き込んだ文字の中にいるベラ。
視覚的に、ウムと感じる物はあるのですが。
くだらなさで言うと「死なない頭脳」の方が圧倒的ですが、あれはあれでB級として楽しめたわけです。
やはりマッドサイエンティストはB級臭が良く似合うんであって、正道に走ろうとするとコケるんですね。好みの問題でしょうけど。
ところで、この映画って正道なのか?
結局、勝手な先入観と期待があって、それを飛び越えるだけの物が無かったって事か。
ペドロ・アルモドバルはもう少し他作を観てみたい。
早稲田松竹
LA PIEL QUE HABITO
トレドの大邸宅に暮らすロベル・レガルは、最先端のバイオ・テクノロジーを駆使した人工皮膚開発の権威としても知られている世界的な形成外科医。そんな彼の屋敷の一室には、初老のメイド、マリリアの監視の下、特殊なボディ・ストッキングをまとった美女ベラが幽閉されていた。彼女はロベルの妻ガルに瓜二つだった。しかし、実際のガルは12年前に交通事故で全身に火傷を負い、非業の死を遂げていた。以来、失意のロベルは愛する妻を救えたであろう“完璧な肌”を創り出すことに執念を燃やしていく。そして6年前、ある忌まわしき事件が、ついにロベルを狂気の行動へと駆り立ててしまうのだった。
これ、8月に見た映画だからね。思い出しながら・・・
ちらりとあらすじを確認した時、ちょっと先般観た「死なない頭脳」と同類の物のように思えたので関心を持ちました。
確かにとんでもな、マッド・サイエンティスト物ではありますが、それをアントニオ・バンデラスによって、ごくごく大真面目に取り組んでいるという・・・
何だかなぁ、という感じで鑑賞。
ロベル・レガルの心情が復讐なのか、何なのか、今一良く解らないし。早い段階で男女の摩り替えが判明すると、目まぐるしい展開も今一つ乗りきれずに・・・
黒の全身タイツで動き回る小柄なベラ(エレナ・アナヤ)
部屋の白壁にびっしり書き込んだ文字の中にいるベラ。
視覚的に、ウムと感じる物はあるのですが。
くだらなさで言うと「死なない頭脳」の方が圧倒的ですが、あれはあれでB級として楽しめたわけです。
やはりマッドサイエンティストはB級臭が良く似合うんであって、正道に走ろうとするとコケるんですね。好みの問題でしょうけど。
ところで、この映画って正道なのか?
結局、勝手な先入観と期待があって、それを飛び越えるだけの物が無かったって事か。
ペドロ・アルモドバルはもう少し他作を観てみたい。
早稲田松竹