「日活映画の100年 日本映画の100年」
「俺の故郷は大西部(ウエスタン)」1960年 日活 監督:西河克己
西部に名高いワイアット・アープを先祖に持つジョージ・三原は、祖父トムから日本へ行くことを命じられた。トムが第一次大戦のころ世話になった日本軍人松山に十万ドルの小切手渡すためである。羽田空港にはイカサマ慈善団体の役員たちが、ジョージから十万ドルを寄附させようと待ち構えていた。しかし空港からカウボーイ姿の少年を、やはり十万ドルを狙ったOK商会のボス遠藤一味が誘拐して行った。だがこの少年は、空港についたジョージを脅迫して変装した孤児のマリだった。ジョージは、松山の経営する銀座のレストランに行くが店は閉っていた・・・。
こいつは珍品中の珍品とされる、一度は見ておかないといけないB級ウエスタン。
西部劇映画全盛時の西部劇ごっこ映画というだけでも興味をそそりますが、そのごっこが念に入っていて、オープニングでの外国人キャストと字幕による西部酒場のシーンにタダなならぬ物を感じるのもつかの間、一気に脱力系へ走って行くではありませんか。
名作「OK牧場の決闘」
私は例によってまともに見た事が無いし、今更、なかなか見ようとも思わないし、見ていなくてもこの映画は充分楽しめるのですが・・・
原典(原典なのか?)に当たってみたくなりました。今度レンタルして見よう。
とにかくストーリーは完全に破たんをきたしているのですが、この映画の価値はそんな所にありません。
西部劇パロディとしても並みでしょう。
劇中、何故か行われるロカビリー・ショーにこそ見る価値ありなんですね。
YOU TUBEでオープニングがUPされているので劇中歌が全て解りました。
「風そよぐ丘」 守谷浩
「地下鉄は今日も終電車」 井上ひろし
「恋の食いしん坊」 田代みどり
「結婚してチョ」 かまやつヒロシ
「大きな森の小さな恋」 森山加代子
「リカちゃん」 平尾昌章
「OK牧場の物語」 平尾昌章
主題歌「俺の故郷は大西部」 和田浩二
凄いメンバーですね。懐メロ番組でもなかなかこのあたりの若かりし皆様にはお目にかかれませんから、これはお値打ち。
やっぱりヒョロヒョロふがいない感じの守谷さん。
極めつけはムッシュの登場。若いのです。
普通の青年の髪形・・・でもじっくり見ていると、すでにこの頃から故障の兆候は見てとれます。何が「結婚してチョ」だ!かなりC調。
平尾さんはもう物心つく頃には歌手は辞められていた。
英語で歌う「OK牧場の物語」そして「リカちゃん」うひゃーぁ、気持悪くてカワユイ。キモカワって奴ですか。
ジャズ喫茶の支配人、浜村純も若くて。やっぱこの人カッコええわ。
映画の中で使われるギャグは大川牧場の表記「OKawa牧場」とか、この際どうでも良いでしょうけど・・・
OK商事のボス(殿山泰治)を完全にコケにしまくったクライトンのE・Hエリック(爆)
和田浩治は裕次郎のソックリさんとして売り出しただけの事はあるニセ物っぷりが爽やか。
問題の歌謡ショーは映画本編との繋がりがあまりに強引。
種々、ツッコミ所だらけの珍品ですがいちいち突っ込んでいたら疲れるだけ。
それでもラストでの歌謡ショーが米国に同時中継されていて祖父トムが喜んで見ているなんかは、劇場観客全員、心中大声でもってツッコミを入れた事でしょう。
また上映機会があったなら歌謡シーン目当てで金払ってやろうか。
京橋 フィルムセンター
「俺の故郷は大西部(ウエスタン)」1960年 日活 監督:西河克己
西部に名高いワイアット・アープを先祖に持つジョージ・三原は、祖父トムから日本へ行くことを命じられた。トムが第一次大戦のころ世話になった日本軍人松山に十万ドルの小切手渡すためである。羽田空港にはイカサマ慈善団体の役員たちが、ジョージから十万ドルを寄附させようと待ち構えていた。しかし空港からカウボーイ姿の少年を、やはり十万ドルを狙ったOK商会のボス遠藤一味が誘拐して行った。だがこの少年は、空港についたジョージを脅迫して変装した孤児のマリだった。ジョージは、松山の経営する銀座のレストランに行くが店は閉っていた・・・。
こいつは珍品中の珍品とされる、一度は見ておかないといけないB級ウエスタン。
西部劇映画全盛時の西部劇ごっこ映画というだけでも興味をそそりますが、そのごっこが念に入っていて、オープニングでの外国人キャストと字幕による西部酒場のシーンにタダなならぬ物を感じるのもつかの間、一気に脱力系へ走って行くではありませんか。
名作「OK牧場の決闘」
私は例によってまともに見た事が無いし、今更、なかなか見ようとも思わないし、見ていなくてもこの映画は充分楽しめるのですが・・・
原典(原典なのか?)に当たってみたくなりました。今度レンタルして見よう。
とにかくストーリーは完全に破たんをきたしているのですが、この映画の価値はそんな所にありません。
西部劇パロディとしても並みでしょう。
劇中、何故か行われるロカビリー・ショーにこそ見る価値ありなんですね。
YOU TUBEでオープニングがUPされているので劇中歌が全て解りました。
「風そよぐ丘」 守谷浩
「地下鉄は今日も終電車」 井上ひろし
「恋の食いしん坊」 田代みどり
「結婚してチョ」 かまやつヒロシ
「大きな森の小さな恋」 森山加代子
「リカちゃん」 平尾昌章
「OK牧場の物語」 平尾昌章
主題歌「俺の故郷は大西部」 和田浩二
凄いメンバーですね。懐メロ番組でもなかなかこのあたりの若かりし皆様にはお目にかかれませんから、これはお値打ち。
やっぱりヒョロヒョロふがいない感じの守谷さん。
極めつけはムッシュの登場。若いのです。
普通の青年の髪形・・・でもじっくり見ていると、すでにこの頃から故障の兆候は見てとれます。何が「結婚してチョ」だ!かなりC調。
平尾さんはもう物心つく頃には歌手は辞められていた。
英語で歌う「OK牧場の物語」そして「リカちゃん」うひゃーぁ、気持悪くてカワユイ。キモカワって奴ですか。
ジャズ喫茶の支配人、浜村純も若くて。やっぱこの人カッコええわ。
映画の中で使われるギャグは大川牧場の表記「OKawa牧場」とか、この際どうでも良いでしょうけど・・・
OK商事のボス(殿山泰治)を完全にコケにしまくったクライトンのE・Hエリック(爆)
和田浩治は裕次郎のソックリさんとして売り出しただけの事はあるニセ物っぷりが爽やか。
問題の歌謡ショーは映画本編との繋がりがあまりに強引。
種々、ツッコミ所だらけの珍品ですがいちいち突っ込んでいたら疲れるだけ。
それでもラストでの歌謡ショーが米国に同時中継されていて祖父トムが喜んで見ているなんかは、劇場観客全員、心中大声でもってツッコミを入れた事でしょう。
また上映機会があったなら歌謡シーン目当てで金払ってやろうか。
京橋 フィルムセンター