
昨秋読了。
同じような内容でもちっとも厭きないから凄いな。

今回はいつになく貫多の優しさ(もちろん自分勝手で相手には通じにくい)が極わ立っていたような・・・もう忘れちゃったけど。

いつもながらの破滅的私小説の中に『悪夢ー或いは「閉鎖されたレストランの話」』という創作物が紛れている。
文章で身を立てた以上、そういう方面にも挑戦してみましょうと言った所でしょうか。
悪くは無いけど、この短編集の中に入れるのは物凄く違和感。

私としては貫多ものだけで充分なので迷わず突き進んでほしいですね。
もう一つ、違和感を否めないのが解説。
南沢奈央って誰だ?若い娘らしい。ネットで調べたらテレビで見たことのある人でした。
誰が何を好きになろうが構わないし、こっちの身勝手だけど、あまり浸食してこられるのは快く思えない。

卑屈なんだな、やはり。
反省。

反省してどうする。


