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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「早熟のアイオワ」

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「早熟のアイオワ」2008年 米 監督:ロリ・ペティ
THE POKER HOUSE

1976年、アイオワ州にある閑散とした町カウンシルブラフス。売春婦サラの娘に生まれた14歳のアグネスとキャミーは、ポーカーハウスと呼ばれる不法居住者たちが集う屋敷で暮らしていた。夜ごと、ポーカー賭博やセックスを求めるドラッグディーラーたちがポーカーハウスにやって来るという異様な環境から、彼女は幼い妹たちを懸命に守ろうとする。そんな中、サラに自分と一緒に売春をするように迫られてしまう。ロリ・ペティ監督の自叙伝的作品。

クロエ・グレース・モレッツ、キック・アスのヒット・ガールよりも前の作品って事で観てきました。
名前しかしらないジェニファー・ローレンスという人気女優さんも17歳の初主演という事で話題になっております。そもそも意味不明な邦題は今や飛ぶ鳥を落とす勢いの2大女優が早熟だったていう事を言いたいみたいです。普通に「ポーカー・ハウス」で好いと思うんですが・・・

さて映画は2008年作品が漸く日本初公開、しかも上映館は極めて少ないというのが、さもありなん。
興味深い設定の割にはかなり退屈してしまいました。
後半、アグネスが犯されるあたりからちょっと面白くなるのですが、犯されるつったて、それまでラブラブでしたやん。女心の解らない輩にはちいと無理がありました。
なんであんな気障な黒人に心を許してんのかさっぱり解らん。幼さ故のイノセントってやつでしょうか。
でも、そんな傷心のアグネスが浴槽からビッチな母親に手を差し出し助けを求める。母親がアグネスの幼い頃さんざん読み聞かせさせられてうんざりだったなんて話をしだして取り合わない。この辺りは良いですね。ビッチ母のセルマ・ブレアはなかなか良いです。

少し面白くなってきたじゃんと思ったらアグネスがバスケットの試合でチームの救世主として大活躍。「若大将かよ!」
実話かどうか知らんがそういうスーパーヒロインである必要あんのか?

私には合わない作品って事なんでしょう。

ところが鑑賞中ちょっと不愉快だったのを一掃させてくれるのがラスト。三姉妹が車内で歌うAin't No Mountain High Enoughがメチャクチャな名シーン。
もうこのシーンだけで充分。というか、このシーン見せたいがためのどんより感、退屈さ、だったの?ってぐらい。



クロエさんはいきなり下着で寝ているシーンという大サービスの登場。
ラストの他でもロックのリズムに髪振り乱したりの音楽好き。
クロエ・グレース・モレッツ支持者は必見の作品で、そこにこそ上映の価値ありです。損はしません。



ジェニファー・ローレンスさんは普通に上手い娘さんです。この作品だけではまだ良さは解りませんので保留。

後にビッグになる2人の影に隠れていますが、意外と次女が良いです。いい表情するんです。彼女の活躍するコメディを見てみたくなります。

クロエさんとAin't No Mountain High Enough
それだけでも充分満足でしょう、これは。


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