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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「ラヴレース」

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「ラヴレース」2012年 米 監督:ロブ・エプスタイン、ジェフリー・フリードマン

21歳のリンダは、敬虔なカトリック教徒の父と母とフロリダで生活していた。ある日、彼女はバーの経営者チャックと知り合い、誘われるままに付き合い始める。そのまますぐに彼と結婚したリンダはセックスの喜びを徹底的に教えられ、性的に成熟していくが……。
アマンダ・セイフライドが、伝説のポルノスター、リンダ・ラヴレースの半生を体当たりで演じた衝撃作。1972年に公開され、アメリカで社会現象となったポルノ作品「ディープ・スロート」誕生の内幕に迫る。

奇遇にも今年、公開から42年の時を経てDVD鑑賞した「ディープ・スロート」のリンダ・ラヴレースの半生作品がやってきたので、これは観るしかないと思った。
主演は「レ・ミゼラブル」ではまったく魅力を感じなかったアマンダ・セイフライド。
その大胆な体当たり演技が話題と言うけれど、「ディープ・スロート」のリメイクでは無く、あくまでリンダ・ラヴレースの人生を追った女性映画。
確かにええ乳放り出して頑張ってはいるけれど、「ディープ・スロート」だというのにSUCKERシーンであのアングルは無いです。手ぬるい。
ポルノ・シーンは多くあっても意外と明るく爽やかで女性向き。

悔しかったらアマンダ・セイフライドでリメイク作品撮ってよ。

前半、何の躊躇いもなく、楽しそうにポルノスターになっていく上辺の過程を見せておいて、その後で真実の裏側を見せる手法はなるほどと思ったけど。
時代も時代だし天性のポルノ・スターじゃなかったのは残念ですね。

夫のチャック・トレーナーとのいざこざや、チャックがマリリン・チェンバースとも関係を持ったというのはWikipediaで知っていたけど、こういう女を食い物にする奴だったんですね。するとマリリン・チェンバースもDV被害を受けてたんかしら、と、そっちも気になる。

むしろチャック・トレーナーの半生映画が観たい。

敬虔な両親とのエピソードに面白さの片麟があったので、このあたりにもっと焦点当てても面白くなりそう。
特に無口な父親が良いです。幸福な家庭を築いて暴露本の発刊で汚名を雪いだ娘を迎えるシーンが良かったです。

「ディープ・スロート」最大のギャグ「イク時聞こえる」のシーンが何度も出てくる。

ファッションや音楽、スーパーのレタリングなどを通して70年代の時代性を出す事には一応成功か。

アマンダ・セイフライドは本物のリンダ・ラヴレースよりもよっぽど綺麗で雀斑メイクに大きなお目目が印象的。「レ・ミゼラブル」のコゼットの時より何倍も魅力的な事を発見できたのは収穫。
それだけにリメイクの方が嬉しかったんだけど・・・、て、シツコイやね。



ヒューマントラストシネマ有楽町

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