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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」「レニングラード・カウボーイズ モーゼに会う」 DVD

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Go Americaをやっと6年前に観て、次は続編を観ようと思っていたのだけれど、ちょっと機会に恵まれないので・・・
アキ・カウリスマキのDVDが2本セット収録で出てんのね。2本を1枚ってどうのなんでしょ。
ただ、この2本は一応シリーズなわけだし、自分も6年前では記憶も薄れているので2本鑑賞できるのは好都合。で、レンタル・・・

まずはGo America



「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」1989年 芬・瑞典 監督:アキ・カウリスマキ
LENINGRAD COWBOYS GO AMERICA

まず、やはり映画は劇場で観る方が良いに決まってる。
Go Americaのようなヘンテコな可笑しみのある作品は尚の事だね。

それどもやはりこのオフビートな雰囲気は好きだわ。
彼らが微動だにせず並んでいるのを撮る絵だけでも、クスクスっと笑いが起こる。
皆、一様に寡黙でクールだしね。

「君らの音楽は古臭い。今、流行っているのはロックロールだ」
で、レニングラード・カウボーイズはロック・バンドに変身するわけだけれども、個人的には古いと言われた民族音楽の方が好き。

続けて鑑賞 Meet Moses



「レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う」1994年 芬 監督:アキ・カウリスマキ
LENINGRAD COWBOYS MEET MOSES

メキシコで成功しかけたレニングラード・カウボーイズも今は犯罪者とアル中の集団となっていた。彼らを呼び戻すかのように、ニューヨークから仕事の依頼が。メキシコからニューヨーク。そしてついには海を渡りフランス上陸から、故郷のシベリアの大地を目指す……。

う〜む。これはしんどかったなぁ。途中、何度もうとうとと舟漕ぎしました。
劇場と違ってDVDの場合は眠ってしまっても、もう一度観れるのだけれど、これは、ちょっともう一度観る気も起きないな。
オープニング・ロールでは期待しちゃったんだけど。
何らかの事情でメンバーが減ってる。(テキーラで死んだ事になってる)
すっかりメキシコナイズされたメンバー、揃って怪しいメキシコ風口髭を生やして、ファッションも西部風(カウボーイ・ハットの前方部に穴開けてリーゼント出してます。)
前作の「笑わせるつもりはないんですけど」、といったスタンスが影を潜め、けっこうカウリスマキがはりきっちゃったのがイケなかったのかな。出で立ちがクールじゃないし・・・
モーゼに会うっていうけど、モーゼは行方をくらました搾取マネージャー(マッティ・ペロンパー)だったとは意表。
面白いギャグが無いではないけど、もちょっと旧約聖書を勉強した方が良いのでしょうか。
ほとんど笑えない。
CIAが奪還しようとする鼻はシュールで良いけど・・・

この手の笑いは微妙な所で、紙一重。危ういながら境界線にフラフラと立っていた前作に対し、こちらは完全に向こう側へ落っこちちゃったって感じ。
結局、オープニング・ロールが一番面白かったって・・・

レニングラード。カウボーイズの音楽は相変わらず良いけどね。メキシコナイズの旧メンバーよりスタイリッシュな若手新メンバーが中心。



レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ

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