「罪とか罰とか」2008年 東京テアトル 監督:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
イケてないアイドルのアヤメは、久しぶりに掲載されたグラビア頁が逆さに印刷されているのを見つけ、その雑誌を衝動的に万引きしてしまい、逮捕を免れるために、警察署の“一日署長”を務めることになった。しかし、午前中で終る筈が「一日署長だから、夜中の12時まで」という奇妙な指示が。しかも、自分の担当刑事、春樹はアヤメの元彼だった。アヤメは春樹に、愛するあまり人を殺してしまう「殺人癖」があることを知っていた。
有頂天のケラって懐かしいね。
そのケラリーノ・サンドロヴィッチが演劇や映画で独特の世界を繰り広げているってんで、前から気にはなっていたんだけど初めて見た。
小ネタ、ブラック・ジョークのてんこ盛りで進む展開に最初は戸惑ってしまった。ギャグ盛り込み過ぎで疲れるんじゃないのかって。
でも、これがケラ・ワールドって事なんでしょうか。
劇団ナイロン100℃の「ビフテキと暴走」がベースになっているとの事だが、映画タイトルが振るっている。
まさに既成の倫理感などくそ食らえという感じのブラック・ギャグ連続でありながら、ユルくてすっとぼけた、人を食ったようなユーモア故に毒気はあまり感じない。
下ネタもふんだんだしね。
身ざり ちんこ 打ね肩・・・小学生レベルのギャグに見事に嵌って受ける。
段田安則がいきなり死んでしまうオープニング。妻に先立たれた平凡なサラリーマンはコンビニ店員の女の子(市川由衣の笑顔を見ることで癒されていたりするんだけど、通勤車両ではソフトな痴漢行為を楽しむ日課、って・・・オイオイ!
もちろん成海璃子目当てではありました。
昨年は高校部活物でストロングスタイルで決めてくれた彼女、今年も機会があれば観てやろうと狙っていたのですが出演作に、今ひとつ食指動かずだったもんで・・・
当時の成海さんはよく肥えてらして、まん丸のお顔と、あの額での困惑ぶりが、やっぱり良いのであります。ブルーの警察署長コスプレも凛々しく、スカートから覗くお御足の太さというお年頃感なんかにもやられちゃいます。
そんな成海さんを楽しむのも良いのですが、脇を固める方々も輪をかけてよろしいんであります。
コンビニ強盗の立本(大倉孝二)、マリィ(奥菜恵)、常住(山崎一)。大倉孝二と奥菜恵のキレ味鋭いコンビネーション。威力弱まったスタンガン自慰。
元彼の春樹(永山絢斗)に殺される佐藤江梨子の不死身なチェーンソー。このキャスティングはもうサトエリならではですね。
意味不明な存在感の麻生久美子さんは置いといて、イケてるグラビアアイドルではあっても実は引き立て役な耳川モモ(安藤サクラ)の不細工でもソソるエロ度。
風間マネージャー役でいい味出してるおばさん、犬山イヌ子はケラの劇団員で、その他にも名前も知らない劇団員の方も多く活躍されているようです。
自信を失くしているアヤメが連れ小便の警察官の噂話から、ちょっぴり自信を取り戻したり、開き直って署長権限を乱用しながら事件解決。
クスクス笑えたシーンはいくつかあるけど、最後にもう1個だけ挙げとこう。
コンビニ強盗が耳川モモとマネージャーを人質に立てこもった工場へ乗り込む際の成海さんの台詞がめちゃ、カッコ良いのだけれど、マネージャーさんが「何か、カッコ良いこと言ってるわよ」とまぜっかえす。
イケてないアイドルのアヤメは、久しぶりに掲載されたグラビア頁が逆さに印刷されているのを見つけ、その雑誌を衝動的に万引きしてしまい、逮捕を免れるために、警察署の“一日署長”を務めることになった。しかし、午前中で終る筈が「一日署長だから、夜中の12時まで」という奇妙な指示が。しかも、自分の担当刑事、春樹はアヤメの元彼だった。アヤメは春樹に、愛するあまり人を殺してしまう「殺人癖」があることを知っていた。
有頂天のケラって懐かしいね。
そのケラリーノ・サンドロヴィッチが演劇や映画で独特の世界を繰り広げているってんで、前から気にはなっていたんだけど初めて見た。
小ネタ、ブラック・ジョークのてんこ盛りで進む展開に最初は戸惑ってしまった。ギャグ盛り込み過ぎで疲れるんじゃないのかって。
でも、これがケラ・ワールドって事なんでしょうか。
劇団ナイロン100℃の「ビフテキと暴走」がベースになっているとの事だが、映画タイトルが振るっている。
まさに既成の倫理感などくそ食らえという感じのブラック・ギャグ連続でありながら、ユルくてすっとぼけた、人を食ったようなユーモア故に毒気はあまり感じない。
下ネタもふんだんだしね。
身ざり ちんこ 打ね肩・・・小学生レベルのギャグに見事に嵌って受ける。
段田安則がいきなり死んでしまうオープニング。妻に先立たれた平凡なサラリーマンはコンビニ店員の女の子(市川由衣の笑顔を見ることで癒されていたりするんだけど、通勤車両ではソフトな痴漢行為を楽しむ日課、って・・・オイオイ!
もちろん成海璃子目当てではありました。
昨年は高校部活物でストロングスタイルで決めてくれた彼女、今年も機会があれば観てやろうと狙っていたのですが出演作に、今ひとつ食指動かずだったもんで・・・
当時の成海さんはよく肥えてらして、まん丸のお顔と、あの額での困惑ぶりが、やっぱり良いのであります。ブルーの警察署長コスプレも凛々しく、スカートから覗くお御足の太さというお年頃感なんかにもやられちゃいます。
そんな成海さんを楽しむのも良いのですが、脇を固める方々も輪をかけてよろしいんであります。
コンビニ強盗の立本(大倉孝二)、マリィ(奥菜恵)、常住(山崎一)。大倉孝二と奥菜恵のキレ味鋭いコンビネーション。威力弱まったスタンガン自慰。
元彼の春樹(永山絢斗)に殺される佐藤江梨子の不死身なチェーンソー。このキャスティングはもうサトエリならではですね。
意味不明な存在感の麻生久美子さんは置いといて、イケてるグラビアアイドルではあっても実は引き立て役な耳川モモ(安藤サクラ)の不細工でもソソるエロ度。
風間マネージャー役でいい味出してるおばさん、犬山イヌ子はケラの劇団員で、その他にも名前も知らない劇団員の方も多く活躍されているようです。
自信を失くしているアヤメが連れ小便の警察官の噂話から、ちょっぴり自信を取り戻したり、開き直って署長権限を乱用しながら事件解決。
クスクス笑えたシーンはいくつかあるけど、最後にもう1個だけ挙げとこう。
コンビニ強盗が耳川モモとマネージャーを人質に立てこもった工場へ乗り込む際の成海さんの台詞がめちゃ、カッコ良いのだけれど、マネージャーさんが「何か、カッコ良いこと言ってるわよ」とまぜっかえす。