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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「世界最古の洞窟壁画35mm 忘れられた夢の記憶」

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「世界最古の洞窟壁画35mm 忘れられた夢の記憶」2011年 米・仏 監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
CAVE OF FORGOTTEN DREAMS

フランス政府が初めてショーヴェ洞窟内の撮影を特別許可した貴重な映画。巨匠ヴェルナー・ヘルツォークが最古の洞窟壁画をモティーフに制作。完成された映画はトロント映画祭で注目され、ベルリン映画祭で大きな話題を呼んだ。アメリカでは興行的にも大ヒット、ニューヨーク、ロサンジェルス、全米の3大映画批評家協会賞も獲得。日本では先に3D版を公開したが、この度35mmフィルム、ヘルツォーク監督自身のオリジナル・ナレーション、日本語字幕ヴァージョンで公開。

「世界最古の洞窟壁画3D 忘れられた夢の記憶」のチラシをチラッと見た時には、なかなか興味をそそられたものの、劇場観賞しようという気にまではならなかった。迂闊にも監督がヴェルナー・ヘルツォークだという事に気付かなかったのです。
ヘルツォーク監督作なら話は別。「アギーレ 神の怒り」「フィッツカラルド」というフィクション作品での風景描写。ノンフィクシュン性の高いあの絵を撮る人が洞窟に入ってすぐに3D作品にする事を決めたというのですから。
シアターNでの上映を知り楽しみにしていたのですが、よくよく見ると今回は3Dでなく35mmフィルム版。
なぁんだ、それなら今回もパスかな・・・しかし3D作品をわざわざ35mmで見せる意味。また、洞窟壁画をじっくり鑑賞するならアミューズメント性の3Dより35mmなんて噂を耳にして、これはやっぱり観賞しておこうと・・・。

しかし、3D作品が出ている以上、この作品は3Dで見たかった。
洞窟内の壁画。動物の数々をエルンスト・レイスグルの音楽と照明の調整で見せていく後半は圧巻。くどいが3Dで見たい。

洞窟内に潜入する特権を得ている学者たちがとても楽しそう。この優越性に僻みっぽくなる。クッそー!

ショーヴェ洞窟壁画

1994年12月、南仏で三人の洞穴学者が発見。ジャン=マリー・ショーヴェ隊長にちなみ命名。美しい壁画は最古のものは3万2千年前と判定。仏政府は重要性を鑑み、一部の学者や研究者を除き、非公開を貫いてきた。260点の動物画を含む総数300点以上が発見されている。現在のヨーロッパでは絶滅した野生の牛、馬、サイ、ライオンなど13種類の動物、従来知られていた氷河時代の洞窟壁画では稀有なフクロウやハイエナやヒョウも含まれる。スタンプ、吹き墨などの技法が使われている。

フレッド・アステアは必要だったのかしら・・・

渋谷 シアターN

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「すべての若き野郎ども/モット・ザ・フープル」

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「すべての若き野郎ども/モット・ザ・フープル」 英 監督:クリス・ホール、マイク・ケリー
The Ballad of Mott The Hoople

デヴィッド・ボウイ、Tレックスと並びグラム・ロック・シーンを担ったバンド、モット・ザ・フープル。69年の結成後、その魅惑的なライヴ・パフォーマンスにもかかわらずヒットに恵まれず、72年にはバンド解散の決断さえ下すという最悪の事態が訪れる。そのとき手を差し延べたのがデヴィッド・ボウイだった。彼が提供しプロデュースした「すべての若き野郎ども」が世界的な大ヒットを記録したのである・・・。
そんなどん底と頂点とを一瞬のうちに味わった、まさにロックンロール・バンドの歴史が、多くの証言とともにここに蘇る。イアン・ハンターをはじめとするオリジナル・メンバーやのちに加入したモーガン・フィッシャーなどのバンド・メンバーばかりではなく、ロジャー・テイラー(クイーン)、ミック・ジョーンズ(クラッシュ)、ミック・ロック(写真家)など、モット・ザ・フープルのファンを自認する語り手たちが、それぞれのモット・ザ・フープルを語る。そして、当時のライヴ映像の数々。
70年代前半に世界中の「若き野郎ども」に苦くもあり美しく輝く栄光の時を与えたバンド、モット・ザ・フープルのドキュメンタリーがここに誕生した。



ボウイに見いだされてブレイクした頃、私の中では、このバンド、最初は完全に色物扱いだったんですよね。
でも、そのユーモラスな楽曲はとてもポピュラーで愛すべき曲。
レコードは「ロックンロール黄金時代」と「MOTT LIVE」を所有しています。
ロックのレコードの中では今もなお時々、針を落とす事のあるアルバムです。
たまに聴くと、懐かしさで嬉しくなる。イアン・ハンターの声、ヴォーカルスタイルも魅力。
ボウイ自らもお気に入りの楽曲「すべての若き野郎ども」は本人もライブで良く取り上げていますが、この曲に限って言えば、モット・ザ・フープル、イアン・ハンターのヴォーカルでこそ・・・より心に沁み入ってきます。

「すべての若き野郎ども」も皆さん、当然、初老のおじさんです。
人の良さそうなおじさん。アマチュア・おやじバンドに居そうです。
イアン・ハンターは頑なにサングラスで武装していますので、比較的老いを隠せているようですが、サングラスをはずすと、ちょっと見られたもんじゃないのかも・・・

当時のメンバーやファンの有名人のインタビューの合間に流れる懐メロロック。

ボウイが見出す前の事は良く知らなかったので興味深く観ました。
「You Really Got Me」のインスト・カバーがめちゃカッコ良いです。

ミック・ロンソンはやっぱり浮いてましたな。

モット・ザ・フープルの魅力の一つとしてホーンセクションと女性コーラスがあると思っているのですが、その辺りにはまったく触れられてないのが、ちょっと残念でした。

Mott The Hoople - You Really Got Me - 1970

すべての若き野郎どもソニーレコード発売日:1990-06-01ブクログでレビューを見る»

革命(紙ジャケット仕様)Sony Music Direct発売日:2006-07-05ブクログでレビューを見る»

ロックンロール黄金時代(紙ジャケット仕様)Sony Music Direct発売日:2006-07-05ブクログでレビューを見る»




「すべての若き野郎ども」SYNOPSIS

渋谷シアターN

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マチュピチュ「発見」100年 インカ帝国展

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もうすぐ終わっちゃう。行かなくっちゃ!という事で間に合いました。

ほう、今年はマチュピチュ「発見」100年ですか・・・
個人的にはマチュピチュ「訪問」25年という記念すべき年なんだなぁ。もう四半世紀経っちまったか。一生のうちもう一度と思いながらも・・・。

古代文明に特に興味があるわけでもないんだろうけど、ラテンアメリカ好きでははずせません。
本当はもっと、ちゃんとお勉強したいところなんですがね・・・。

展示は4部構成
第1部 インカ:帝国の始まりとその本質
第2部 インカ:帝国の統治
第3部 滅びるインカ、よみがえるインカ
第4部 マチュピチュへの旅

今回は第2部での「インカ帝国のひろがり −インカに征服されたチャチャポヤ文化」が興味ふかかったですな。もちろん、インカ展では欠かせないミイラさん鑑賞という側面もありますけど・・・。
インカというと何ぞ、大陸スペインの侵略って事で、現地の人たちは今でもずいぶんスペインの事を悪く言ってますが・・・
もちろん帝国を築く段階ではインカによる征服とい物が進行していたわけで。
最近の考古学研究によりアンデス山脈東斜面を覆う高山の密林地帯(セハ・デ・セルバ)における勢力拡大、プレ・インカとノン・インカの諸文化の広がり、繁栄度、洗練度について過小評価していた事が明らかになりつつあるんですって。
インカ侵入を受けたチャチャポヤの長い抵抗抗争。
インカ軍がチャチャポヤスを征服。征服した領土の模型を粘土で作り、その土地の聖なる景観を物理的・社会的に再編すべきかを示す。反乱のリスクを減らすために在地の政治組織を再編。新しい民族構成、政治・行政のありかたを作りだそうとした。



チャチャポヤス地方にあるコンドル湖を見下ろす岩窟埋葬跡で発見されたミイラの数々。
チャチャポヤス文明期にはミイラの風習は無く、骨になった段階でファルドに包んでいたそうだ。埋葬習慣もインカによってすっかり変えられてしまったようだ。


少女のミイラ。眼球が残っていて保存状態が極めて良好。


コカ袋


キープ
縄の結び目を使ったアンデスの記憶装置。結び目の位置とタイプにより十進法に基づく数が表わされている。チャスと呼ばれる飛脚がキープを持って240キロものインカ道を走った。


チムー文化の織物

インカ文明で描かれる絵はいつも魅力的。


木製の埋葬所の模型 チムー文化

第4部はマチュピチュの3Dシアター
実写とCGを使っての3D。
あざとくコンドルやハチドリを飛ばしたり・・・。時間も短い。
実写のみでじっくり見せていただいた方が良いんだけどなぁ。
展覧会の仕上げである見せ場、アミューズ要素なのでこの選択も仕方なしか。


フェリペ・グァマン・ポマ・デ・アラヤ
スペイン人たちによって記されてきた先スペイン期をめぐる記録とは異なる刷新された歴史叙述を提示したインディオ。古文書に描かれる詳細な挿絵。
お馴染みですね。

「私の研究結果」コーナーでは来場の老若男女が感想を綴ったカードを掲示している。
十進法が使われていた事に驚きを示した10歳男子。彼の記した最後の一言にウケまくり。
・・・「少し、太陽信じすぎ。」

お土産コーナーでピンバッチのガチャポンがあったので1回だけ回す¥300


グァマン・ポマ 第11代インカ王ワイナ・カパック

2012インカ帝国展




一生にもう一度。クスコに行って高山病にかかりコカ茶を飲みたい。
老後に健康な身体と金銭的余裕の条件が必要・・・・。こりゃ、難しそうですね。


6月24日まで
上野 国立科学博物館

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「艶説 お富与三郎」

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「生きつづけるロマンポルノ」

「艶説 お富与三郎」1972年 日活 監督:加藤彰

頽廃の色濃い江戸天保年間。お富が遠とう屋八兵衛の想い者になったのは、木更津で、赤間源左衛門の女だったとき、伊豆屋の若旦那与三郎と恋仲になり、それを源左衛門に知られたことから与三郎ともども簀巻きされ、海に投げ込まれたが、運よく命をとりとめ、遠とう屋に拾われたからであった。一方、与三郎も、命をとりとめたが、お富とは離ればなれになり、源左衛門の子分、丑松や辰から受た無数の傷を看板に、蝙蝠安と組んで、悪の道へ入っていた。

世話物歌舞伎「与話情浮名横櫛」をポルノで大胆に。
歌舞伎観劇は長年の課題なのです。まだ生を見た事がない。落語ネタで知識を蓄える事のみ。この話も金原亭馬生などが演目としてやっているけど、そっちの方も聴いた事がない。有名な源氏店の場面くらいしか知らないんですよね。

本寸法の時代劇ポルノ。しっかりしたセットに役者の方々も乗っているよう。ここらは当時の日活ロマンポルノの実力。「ならでは」なんでしょうね。

源氏店の場面では、そのまま芝居になる。
この演出は必須でしょうね。別の見せ方をしようとしたって、周囲が許しません。
他にも所々、チョーンと木が入ったりして芝居風。そんな中、いかにも70年代という坂田晃一のエレキ音楽が不思議。

さてお富さん。続圭子は性質が悪そうな冷ややかな表情でクールな淫乱悪女といった風情はなかなかよろしいんだが、いかんせん、台詞が下手で・・・
ポルノの場合、女優の台詞の下手さ加減が、返ってエロく感じたりする効果がある場合もあるのだけれど、芝居風味の時代ポルノでは、いかにも惜しい限り。

役者ではその強烈なキャラを演じた蝙蝠安の木夏衛がとても愉快だし、与三郎の五條博もいかにもボンボン風情。丑松の中原功二など、キャスト的には皆、合っていました。

結局、最後は女のほうが度胸があるというありがちのパターン。台詞が無いだけ、丑松殺しのシーンの続圭子は良いです。

おっと、忘れてはいけません。八兵衛の許婚者役で山科ゆりも可憐に登場。
山科ゆりが見れてポルノとしても、良かった良かった。

渋谷 ユーロスペース

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「山の手夫人 性愛の日々」

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「生きつづけるロマンポルノ」

「山の手夫人 性愛の日々」1980年 日活 監督:小沼勝

春日流理事長・春日松風は、妻を突然失い、そのショックで失明してしまった、その後、弟子の一人・亜津子が後妻に迎えられ踊りを教えている。松風の一人息子、高志は実母の死以来、家を飛び出し、一人で生活していた。密かに亜津子を慕う高志はそのハケ口を会社の同僚、紀子との愛のないセックスに求めた・・・。

このところ、とても志摩いづみのロマンポルノが観たかったのです。
それは、何故かというと・・・。
我家の小6・Hero-Nが最近のマイブームで秘密戦隊ゴレンジャーのレンタルDVDを1本ずつ借りて繰り返し見ているのですが、この番組のイーグル連絡員役で鹿沼えり(007)と志摩いづみ。(008白川恵美)が出ているんですよね。
鹿沼えりの方はかなり活躍して出番も多いのですが、志摩いづみはあまり登場してくれません。

Hero-Nに「お父さんは008の活躍する回を見たいぞ」と言うと「なんで?」
「うむ、それはね・・・、もうちょっと大きくなったら教えてあげよう・・・」

というわけで「山の手夫人 性愛の日々」
もう、これは志摩いづみの代表作と言っても良いでしょうね。
志摩いづみと言えば和服の裾から見えるふくらはぎと足袋。脱いだらスリムな美乳に汗が煌く。その魅力全てが本作に凝縮されているうえ、ご本人、踊りの名取として日舞を可憐にも激しく舞って見せてくれるのですから、たまりません。
では、本作は志摩いづみを拝むための作品に留まっているかと言えばそうではありません。
義理の息子に言い寄られ、拒否し続けていますが、ついに押されて体を開く。
こういった場合、どの段階で心が傾いたのかがポイントになりますが、そこは男性サイドで作られたポルノ。明らかに、拒否しながらも最初から目線や仕草にエロ光線発揮しまくり。
「1回切り、で2度と私の前に現れないで」と言いながらその一度で完全に虜となってしまい、息子高志の「あなたを苦しめてばかりいました。親父の所に戻ってください」という言葉に「このままがいいの」・・・とまったく男性サイドに出来上がっていて大喜びでございます。

盲目の父親を言いことに食事中に、テーブル下で悪戯を始める高志の変態ぶりポルノチック展開も微笑ましく、ここは笑っちゃいます。

そして、本作、志摩いづみを拝むだけでもポルノ作品として秀逸なだけでもなく、後半に行くにしたがい、メロドラマとしてかなり上質に出来上がっているのが素晴らしいですね。

盲目の春日松風は、若い後家をもらった、たんなるエロ爺いかと思いきや、芸の鬼でもあり、妻に男が出来ている事も芸のこやしになればと、見過ごし(納戸で密会、情事にふける亜津子たちと道成寺の謡を唸りながら廊下を行く松風の演出が秀逸です)妾にうつつを抜かしていた父親かと思えば、母親離れできずにいる息子の事を温かく見守るという、なかなかの人物。

駆け落ちでオーストラリア行きの約束した高志と亜津子だったが、結局会うこともならず、心配して架けてきた高志の電話のベルが鳴りやまない中、一心に踊りを舞う亜津子。
メロドラマってあんまり好まず、なかなか見ないけど、これだけ凝縮されたものは一般映画でもそう、無いんじゃなかろうか。傑作です。

渋谷 ユーロスペース

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「007/危機一発 ロシアより愛をこめて」

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「午前十時の映画祭」

「007/危機一発(ロシアより愛をこめて)」1964年 英 監督:テレンス・ヤング
FROM RUSSIA WITH LOVE

犯罪組織「スペクター」は、クラブ諸島の領主ノオ博士の秘密基地を破壊し、アメリカ月ロケットの軌道妨害を阻止した英国海外情報局の諜報員007ことジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)への復讐、それもソビエト情報局の美人女性情報員と暗号解読機「レクター」を餌にボンドを「辱めて殺す」事で両国に泥を塗り外交関係を悪化させ、更にその機に乗じて解読機を強奪するという、一石三鳥の計画を立案した。
実はスペクターの幹部であるソビエト情報局のクレッブ大佐(ロッテ・レーニャ)は、真相を知らない部下の情報員タチアナ・ロマノヴァ(ダニエラ・ビアンキ)を騙し、暗号解読機を持ってイギリスに亡命する様、また亡命時にはボンドが連行する事が条件だと言う様に命令する。英国海外情報局のトルコ支局長・ケリム(ペドロ・アルメンダリス)からタチアナの亡命要請を受けたボンドは、罠の匂いを感じつつも、トルコのイスタンブルに赴いた。しかし、そこにはスペクターの刺客・グラント(ロバート・ショウ)が待っていた。

007シリーズ映画の第2作。日本初公開時の日本語タイトルは「007 危機一発」。1972年に「007 ロシアより愛をこめて」としてリバイバル公開された。

今なお続く、娯楽スパイアクション映画シリーズ007は流石に楽しい。が、DVDが安易に借りれる事もあり、劇場スクリーンで鑑賞した事は無い。
シリーズ中でも最高傑作と言われる本作をスクリーン鑑賞。
劇場の大きなスクリーンという意味からはみゆき座のスクリーンの大きさはちょっと中途半端な感じだけれど、もう、ジョン・バリーの音楽が流れた途端、そんな事は忘れて楽しめました。
本作の鑑賞は3度目くらいだけど、やはり何度見ても楽しめるな。

やはり、リバイバル公開での直訳タイトルがいいよね。危機一髪をわざわざ一発と洒落たところで四字熟語を間違って憶えるだけだし。

ボンドが「一目見れば解るだろう、写真は置いておけ」と命ぜられ、マネーペニーといちゃつきながらタチアナの写真に「with Love・・・From Russia」と走り書きして渡す。

本作より登場のMからのクリスマス・プレゼントはまだまだ地味目だけれど、しっかりと好都合に威力を発揮してくれる。

大家族が自慢の愛すべき諜報員ケリムと、その息子たち。父上の不幸が痛ましい。
クレップおばさんのキャラも秀逸だし、しゃべらなければカッコ良い銀髪のグラント。

やっぱりボンドはショーン・コネリー。胸毛のすけべ諜報員。いつも美女にモテモテの役なのに、見ていて妬ましさの欠片も起きない。

ダニエラ・ビアンキはちょっと美人度が勝ちすぎているけどオリエント急行で、ボンドとの新婚旅行にデレデレの様子の可愛らしさと睡眠薬でダメダメになる様子が良いです。
しかもボンドに平手打ちされるし。

他のボンドガール、グラントに乗っかるマッサージ嬢。
ジプシーのベリー・ダンサーと通訳しなくても解るキャット・ファイトを繰り広げるお二人さん。み〜んなまとめて○です。




http://blog.goo.ne.jp/imapon1960/e/3553cecd0ed677d84b0db912a5de1f78

日比谷 みゆき座

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西村賢太 「廃疾かかえて 」

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廃疾かかえて (新潮文庫)西村賢太新潮社発売日:2011-04ブクログでレビューを見る»

読書欲の減退。老眼の進行。
昨年読んだ西村賢太の小説を再読しながらリハビリ。

6歳年下の同棲相手、秋恵ものと呼ばれる一連の作品。その同棲相手との仲も秋風が吹いて、貫多さんやや焦ったり、疑ったり、罵ったり。
自分勝手ではあるけれど同棲相手というモノを非常に大事にしたい気持ちがビンビンに・・・

「廃疾かかえて」

こういうダメ男にひっかかってしまう、幸運な女性。腐れ縁というのは当然相方にも問題があるわけで、ここでは秋恵さんのダメっぷりがあまりに哀しい。
廃疾かかえた男が時に頼もしくも見えるが、勿論その裏は・・・

「瘡瘢旅行」

藤澤清造の歿後弟子を任ずる貫多の執念と藤澤清造運。秋恵を同伴させる買い出し旅行車中も、本当は1人の時間が欲しくうまい事言って窓際前後に別れて座る。いいなぁ。
金欠の貫多だが、売る本があるのでどうにかこうにか金策ができ、時に裕福。たまに豪勢な事をやる。しみったれにはできない豪傑。羨ましい。
岐阜の古書店での掛け合い、1万円で必要もない本を2冊買うんですよね。そして、あっさりゴミ箱に捨てちゃう。
藤澤清造という目的のためにそのような事は当たり前にやってのける。
根は小心者なのに、この大胆さ。

能天気な貫多に忍び寄る別離の兆候。

「膿汁の流れ」

秋恵が祖母の入院のため帰郷。行く必要がないと口論になるが貫多も反省。自分の祖母の事を思いセンチになる。
鬼の居ぬ間の散在が半端でない貫多の行動。本短編集一番の見せ場か。
帰ってきた秋恵と例によって喧嘩になるが、あっさり折れて仲直り。その魂胆は、頭の中は・・・、金色の・・・

いかに自己中、自分勝手であっても相手を愛おしく思う気持ち。それは紛れもなく愛なんですよ、悪いけど。

西村賢太の小説を読んでいると、だんだん調子が上向き読書欲が復活してくる。
でも、故あって、当分書籍に小遣い使うのを控えている。
貫多のように売るべき本が無いし、値がつくかもしれないような物があっても、それは手放せない。
芥川賞の「苦役列車」が文庫になってますね。(映画化もですって、大丈夫ですか?)ワンコインで買えるけど、もう少し我慢。
短編集がどれも薄っぺらで、すぐ読み終わっちゃうところが難ですが・・・

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「大日本殺し屋伝」

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「殺し屋稼業 次はお前だ!」

「大日本殺し屋伝」1965年 日活 監督:野口晴康

暗黒街の顔役が次々と殺害される事件が発生──。現場にはスペードのエースのカード。残りの顔役たちは、厳重なテストの結果、選りすぐり(?)の殺し屋を集めて警護にあたらせる…。おバカ描写満載、どうみても殺し屋にはみえないコメディアンたちがノリノリで暴れまわるドタバタ喜劇。

大村崑 (センバの松)、土方弘 (ハイネの牧)、 人見きよし (庖丁の辰)、平凡太郎 (ONのカネ) 、白木みのる (チビ) 夢路いとし・喜味こいし (上方の丁・半)という豪華というか微妙というかの喜劇人たちと宍戸錠、郷英治といったアクションスターの共演するドタバタ喜劇とあっては見ておかなくちゃと思ったのだが・・・
もっとも宍戸錠は一流のコメディアンとも言えますよね。

う〜む。これはあまりにもギャグがお寒い。微妙な喜劇役者さんたちの限界なのだろうか・・・。
キャラ設定とか必殺テクの発想なんか面白いはずなんだけどなぁ。弱いんだな。
日活の大日本シリーズってこんな程度なんか。
いとし・こいしのバービー人形を使ったシミュレーションなど、もっと面白くなりそうなんだけど、内容が平凡すぎ。
ゆるめのギャグという意味で癒されると言えなくもないが・・・。

中盤に佐々十郎 (マドロスの銀) 、由利徹 (国定の重治)、佐山俊二 (ポケットのモンキー)、 E・H・エリック (006)と、待ってました!いよいよエースの登場かと身構えたが、出演時間も短く、こちらも空振り。コメディアンのせいではないようです。
もっとバカバカしくなれば良いんだけど・・・。原作・花登筐の限界か。

平凡太郎の野球狂がキャラとして面白い。
ON金田にジャイアンツ帽というのが気に入らないが当時の野球事情からいえば仕方のないところなんでしょう。

自身のキャラを全開に出して、ギャグも駆使しているのは大村崑という事になりましょうか。ズッコケ殺し屋・センバの松に弟分となり、「兄貴、兄貴」と慕う宍戸錠(実は腕の立つエースのジョー)は良かった。

空振り続くきのお寒いギャグの中で最後に発した平凡太郎の一言
「この映画始って初めて警察が来た」にやっと・・・。
こっちもこの映画始って初めて笑えた。サヨナラホームラン!
目出度し、目出度し。

ラピュタ阿佐ヶ谷


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「ガールフレンド・エクスペリエンス」 DVD

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「ガールフレンド・エクスペリエンス」2009年 米 監督:スティーブン・ソダーバーグ

2008年秋、ニューヨークの街は、リーマン・ブラザーズ証券の倒産による経済破綻に陥り、不景気と、アメリカ大統領選を控えた静かな興奮に覆われていた。高級エスコート嬢のチェルシーは、様々なエリートたちと食事を楽しみ、本当のガールフレンドのような時間を過ごし、1時間2,000ドルを稼ぎ出している。高級アパートで同棲している恋人のクリスは、彼女の職業を理解していた。しかし、だんだんと二人の関係はすれ違っていく…。


ソダバーグの作品も見たことないし、サーシャ・グレイという人の事も知らなかった。
しかし、こちらの画像を一目見て、完全にイカれちゃいました。(変な期待をしてリンク先に飛びましたか?

全米ナンバーワンAV女優。
検索すれば無修正の凄い動画がサンプルで見ることができる。
洋物ポルノは馴染みにくいが、次から次へと見てしまったよ。

そのサーシャ・グレイ、もちろん映画ではそのようなシーンは皆無である事を承知の上。
全開の彼女が本来の職業なのかもしれないが、着衣の彼女も充分魅力的であるのは間違いないので
サーシャ・グレイのPVのつもりで。

 






セルフマネージメントの高級エスコート嬢(つまり彼女は一経営者)の日常をドキュメンタリータッチで綴っていく内容。独特のカメラ使いと時間軸の交差もあって戸惑ったりしながら。
全体的には退屈感は否めないところだが、サーシャ・グレイをじっくり観察。
こんなエスコート嬢が居たら一度は・・・
$2000/Hですか・・・無縁ですな。
いや、紺屋の久蔵、搗米屋の清蔵の心境。

面白いのは背景にリーマン・ショックによる経済破綻というニューヨークを描いている所。勝ち組である彼女の客たちも先行きが見えない社会での中にあって、かなり心もとない面も。対比して自営高級エスコート嬢のたくましさが浮かび上がるって寸法。
それと、そんなこんながあって、エスコート嬢チェルシーは今日もビジネスに着くのでありました。といったラスト。
ユダヤ系男性との抱擁シーン。これまでのベッドでの描写と一味違ったエロ度が感じられるところに、このエスコート嬢のたくましさを見たのであります。(男の鼻息が荒いからか?

サーシャ・グレイ、今後も一般映画出演予定とか。
AVだけに留まらず、ドエロでカッコ良い活躍に今後も大いに期待。

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http://www.myspace.com/sashagrey/photos



Sasha Grey

身体にTATOOが見あたらないところもポイント高い。

早大5年ぶり日本一 全日本大学野球選手権

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早大 5年ぶり大学日本一 吉永 東浜に投げ勝つ

◇全日本大学野球選手権決勝 早大4―0亜大(2012年6月18日 神宮)

第61回全日本大学野球選手権は18日、神宮球場で決勝を行い、早大(東京六大学)が亜大(東都)を4―0で下して、5年ぶり4度目の優勝を果たした。

【結果】第61回全日本大学選手権全結果

亜大・東浜、早大・吉永の甲子園優勝投手同士の投げ合いは、1年生の吉永に軍配が上がった。

早大は初回、亜大のエース東浜を攻略。4安打を集中して3点を奪い主導権を握った。東浜は2回以降立ち直りを見せたが、6回には4番杉山にソロ本塁打を浴びた。

投げては1年生の吉永が速球とフォークボールを効果的に使い、亜大から8三振を奪い、7回4安打無失点投球。横山、有原とつなぎ優勝を勝ち取った。(スポニチアネックス)




亜大、龍谷大に逆転!巨「投げなくても勝てる」…全日本大学野球選手権

早大・横山“福島魂”被災地へ熱投届けた…全日本大学野球選手権

雨での順延があり、決勝は平日になってしまいました。
六大学と東都の決戦。
亜細亜大は東浜。早稲田大は高梨か、1年生の吉永連投か?
13時プレーボール。

夜には結果を追記しましょう。

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「ペッティング・レズ 性感帯」

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〈ピンク映画50周年記念特集〉PINK FILM CHRONICLE 1962-2012 part1
-午後8時の映画祭-

「ペッティング・レズ 性感帯」1993年 国映 監督:サトウトシキ

高校時代にレズ関係を結んだ友子と直美。直美が結婚し裏切りを感じた友子は復讐を抱く。
サトウトシキ監督、小林政広脚本により、緊張感あふれるドラマをスタイリッシュに描きあげた。1993年度ピンク大賞作品賞受賞。

これはシナリオタイトル「ナオミ」という奴で3年ぶり2度目の鑑賞。
2本立てのうちの1本であり、ゐろはに京子の印象が強烈だった事を思い出し再鑑賞。

ナオミ

強風の中、洗濯物を干す林由美香の他にも作家性の高い印象的シーンが多い。

ゐろはに京子、小っちゃい。林由美香が大柄に見える。

高校時代からのモノローグ追想のオープニング、下手なモノローグと著作権フリーっぽい可愛らしいBGMが良い感じ。

紀野真人と佐野和宏の公園のべンチでのやりとり。

友子と直美が再会した部屋でのチークダンス。レコードから流れるテネシーワルツっぽい曲も良い感じ。

林由美香がひきずる男の死体。

吉行由実などエロもほど良く・・・

ピンク映画四天王の時代と言われた頃の象徴的作品でしょうね。

銀座シネパトス

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「Bubble/バブル」 DVD

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「Bubble/バブル」2005年 米 監督:スティーブン・ソダーバーグ

オハイオ州の小さな人形工場で長年働くマーサとカイル。孤独なふたりは惰性で友達関係を続けていた。しかし、若いシングルマザーのローズが新たに従業員として加わったことで、ふたりの関係は崩れていく。カイルとローズは次第に親密な関係となっていき、それを知ったマーサは取り乱し、ローズの不審なキャラクターにも疑問を抱き始めた。そんな中、町で起こった一件の殺人事件が彼らの日常を崩壊させてしまい……。

「ガールフレンド・エクスペリエンス」のDVDに入っていたので。
S・ソダーバーグ監督という人は名前ぐらいしか知らない。
なんでも元はインデペンデントな方で、今でもたまに低予算でこのような作品を撮ったりするんだとか。
この作風は嫌いじゃないですね。しかし、ソダーバーグ体験が「ガールフレンド・エクスペリエンス」と「Bubble」で良いのだろうか。
チェの2部作とか観る気しないし、まっ、いいか。

役者の方々は素人さんらしいです。
退屈そうに、静かに展開される会話。
口数は少ないけれど、そこは演出でもって内的感情が何かしらビンビン感じる。

ストーリーは他愛のない物で、あっそうといった感想なのに、妙に余韻が残る。

思いっきりネタバレ
太った中年おばさんマーサが事件を起こすのだが、彼女の人柄や事件後の行動から果たして真相は?・・・なんて思っていると。
彼女、心身喪失状態だったって落ち・・・。

夢落ちよりかは良いか。

動機が良く解るようでもあり、そうでないようでも。実はそのあたりが恐ろしいんですね。不穏ですもの。

無言で遠くを見つめる刑事さんの表情が印象的。

あくまで状況設定でしかない人形制作のシーンや効果的な音楽もとても良くって、好みのタイプの映画ではありました。

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「トーキョーXエロティカ」

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〈ピンク映画50周年記念特集〉PINK FILM CHRONICLE 1962-2012 part1
-午後8時の映画祭-

「トーキョーXエロティカ」2000年 国映 監督:瀬々敬久

1995年、街に散布された毒ガスでケンヂ(石川裕一)は死んだ。1997年、その恋人ハルカ(佐々木ユメカ)は、死に神を名乗る男にラブホテルで惨殺された。1995年、妻のいるトシロウ(伊藤猛)と、真知子(佐々木麻由子)は不倫していた。1989年、バンド仲間のハギオ(佐藤幹雄)とミチ(奈賀毬子)、シンイチ(川瀬陽太)とアユミ(えり)のカップルは、互いの恋人に秘密で乱れた性関係に耽った。そして、2002年、死んだケンヂとハルカは再び出会い、新しい物語が始まる…。
瀬々敬久監督がピンク映画では初の試みとなる全編デジタル撮影という手法を用い、地下鉄サリン、東電OLなど実際の事件をモチーフに、世紀末〜新世紀の〈トーキョー〉に蠢く死と生の物語を紡ぎだす。

実際の事件はあくまでモチーフって感じで実際のサリン事件や東電OL事件を連想させる出来事が起きている。天安門事件の報道だけは現実と同じか。興味深い作品ではあるが、それにしても難解。
時間軸が交錯しているし、別の物語が微妙に繋がっていたりする。
途中で出演者たちに対して地下鉄サリン事件当時の事についてのインタビューが差し挟まれたり。
「生まれる前の時間と死んだ後の時間って、どっちが長いと思う?」の街頭インタビュー。使い古された手法かもしれないが、それなりの効果はあったように思う。

確かにサリン事件当時はそれぞれの人々に死と生というものがリアリティーを持って感じられていた事を思い出した。

監督がやりたい事をやっただけだと白けるのだけど、
ピンクだからその合間合間にエロシーンが挟まれる。

難しい事は考えずに、伊藤猛と佐々木麻由子のエロ・シーン(いささか長い気もするが)に圧倒されましょう。バウバウ!
スプーンを曲げる、佐々木ユメカのショートヘア。路上バンドのドラム担当、えりのショート・ボブに見惚れましょう。

ウサギの被りもので登場する死神(佐野和宏)のおかげで、難解なこの作品も好きになれたというもの。

川瀬陽太たちのバンドの曲も印象的で良かった。

銀座シネパトス

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松戸市 あじさい寺 本土寺

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梅雨空の晴れ間
週末のサイクリングに松戸市の本土寺があじさい寺として見事だと言うので行ってみました。

調べると8時開園で入園料が500円も取られるみたい。
人出の少ない早朝7時前とかが無理なら、朝はゆっくりと。
松戸は自宅からなら埼玉に出て、三郷、流山方面から回り込むのが良さそうだけれど、今回は都内回り。

西が丘サッカー場から環七に出てどんどん行く。荒川CRでいつもくぐっている鹿浜橋を渡り足立区をひた走る。都立中川公園で307号へ切替。飯塚橋で中川を越え(昨夜の大雨で河川もいい色してます)てから水元中央通り、岩槻街道にぶつかると右折、東金町3丁目の交差点を左折して行くと471号に出る、この道が54号に変わり江戸川を葛飾橋で渡って千葉県。6号水戸街道に出るとすぐに松戸隧道、水戸街道をどんどん行って小金きよしヶ丘から北小金駅方面、常磐線を越えるとすぐに本土寺の道標がでていて安心。

今回、ほとんど道に迷わなかった。偉い!

本土寺到着はもう11時前。予想通り観光客が大勢。当然、中高年のおばちゃん、婆さんが多い。
そして、予想した通り、自転車を繋ぎ安い手頃な場所が無い。
しかたないので北小金の駐輪場まで戻り、再度徒歩にて。

本土寺

写真撮ってきましたので。


入場券購入に長蛇の列になっていて挫けそうになりましたが、せっかく来たので並ぶ。



中、人ごみでどうなっている事かと心配しましたが、滞在時間は短いようで、人出は多いもののひどい事にはならずに済んでました。
















紫陽花だけでなく、あやめも綺麗です。
















今まで、梅雨の紫陽花ってあまり好きでなかった。地元団地内の紫陽花って、蝸牛とセットでジメっとした印象。枯れ始めるとまた無残で。

あじさい寺というのはいろんな所にあるけど。寺に合うのか。

赤から青へのグラデーションに魅入られました。

アジサイ





北小金駅前イオン内のマックで食事して帰途。
帰りも同じ道で帰ろうと、環七の足立区を走っていたら、飽きちゃった。
退屈になったので途中、尾竹橋通りに入り南下。西新井橋で荒川を越えて、いつもの荒川CRに入り、いつものK's電気の所で休憩して帰る。

帰ってカメラを見ると、バッテリーとSDカードを納める蓋の部分が壊れ閉まらなくなっている。ベルトに装着して走っていたのだが、トイレに入った時、うっかり落下させてしまった時にやられたのだろう。とてもBlue・・・

本土寺20120623

「茄子 アンダルシアの夏」 DVD

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「茄子 アンダルシアの夏」2003年 マッドハウス 監督:高坂希太郎

スペイン・アンダルシア地方。世界3大自転車レースの1つ“ブエルタ・ア・エスパーニャ”が行われていた。ペペはチームの一員としてこのレースに参加していたが、その最中にスポンサーから解雇通告を受けてしまう。やがてレースは彼が生まれ育った村にさしかかった。その頃、村の教会ではペペの兄アンヘルとぺぺのかつての恋人カルメンの結婚式が行われていた。ぺぺの心にこれまでの人生が駆け巡る。それを振り払うようにひたすらペダルを漕ぐペペ。

以前より、いつか借りようとマークしていたアニメ。
マイブームですからね。
ロードバイク復帰したんですから、借りなくっちゃ。

元々、自転車への興味の入り口は競輪とかのバンク競技で、ロードレースには関心が薄かったのですが、最近 YOU TUBE などでもロードレース・シーンを見たりしてもいましたし・・・

これはもう、ロードレースの魅力をリアルにアニメで再現しているだけで、充分。
日本では馴染みが薄い本場のロードレース。それをアニメの国、日本が見事に描いてみせた。欧州のファンにたくさん、たくさん見てもらいたいですね。
ちょっと誇らしい快挙です。

とても短い尺で、その中に兄貴とその嫁との三角関係など、ドロドロの部分が入っています。
尺の関係からか、ちょっと説得力があるとまでは行かないようです。

しかし、原作となったマンガ・シリーズの「茄子」って何よ?
地元の名産、茄子のあz漬けってのが出てくるけど、これは架空の食い物なんですって。

巨大な牛の看板が印象的に使われている。

見て行くうちにどんどんペペがルパンに見えてくるけど、そこは、まぁ・・・。

エンディング、清志郎の自転車ショー歌。これがまた自分的に旬なもので、嬉しい。
自動車ショー歌以上に駄洒落に無理があるけど・・・。

自転車ショー歌

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リベンジ若洲海浜公園

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リベンジ 若洲海浜公園

先月、ロック・イベントで入場できなかった若洲海浜公園

若洲海浜公園立入不可

リベンジです・・・、と言っても今回はMASI Speciale Roadじゃないんよね。
子連れのため、電車と都バスで公園へ。
公園内のレンタサイクルで、約6kmのサイクリングコースを2周。

若洲海浜公園サイクリングコース





Hero-N、頭に熱中症対策でタオルなんぞ巻いていますが、これは行く前に寄ったそば屋にPUMAのキャップを忘れてきてしまったため。
このあたりのだらしなさは全くの遺伝で恐ろしくなります。

電車内に忘れたのかとヒヤッとしましたが忘れたのがそば屋であればと望みを託し、帰りにそのそば屋を訪ねると無事、拾得保管されていました。

「ちゃんと見てあげて」と言われても、こっちも自分の事で精一杯。
今度2人で堀之内のおそっさまにお参りしようか。



タンデムに乗ってみたいと言うので、通常のチャリを返却しましたが、生憎、タンデム車は全て出払っていたため断念。

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「団鬼六 蛇の穴」

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「団鬼六 蛇の穴」1983年 日活 監督:藤井克彦

鎌倉の旧家に住む、物静かで気品にあふれる人妻がセックスに不感症なために、夫が悦びを与えようとSMプレイで責めまくる。この残虐非情な責めに狂いのたうちながらも、思わず昇りつめていく女の性を描く。
資産家に嫁いだ紫雨子は、夫・鋭一が家政婦の文江と肉体関係にあると知ってから不感症に。妻の身体にセックスの快楽を取り戻したい鋭一は、自宅でSMショーを開き、紫雨子に見せるが…。

正当なる日活ロマンポルノの傑作の一つですね。

残虐非常な責めとは言うものの、これは一種の夫による妻に対してのセラピーですので、責め自体は激しいのですがとてもソフトに感じます。(良い意味でね)
縄のきしむ音にトラウマを持つ妻。母の面影を追う心臓に疾患のあるぼっちゃまの夫。
性の歓びを表す事を抑え、夫の体液が浸透する事をいやがり浴室で洗い流す。

セラーピーとしての緊縛ショーや強姦ショーを見せる男が大杉漣ですね。
志摩いづみは例によって和服コスプレ。どれだけの和服を見せてくれましたでしょうか。琴演奏の妖艶な事。足袋とふくらはぎもしっかり捉えてくれています。
そしてこの女優さんは乳房は小ぶりで色白スリムなのですが、つくづく情事の汗が似合う方だと思いますね。美しいです。
また逆さ吊りで浮き出る首筋の血管の色っぽい事といったら・・・。

大杉漣が持ち込んだ芋茎(ずいき)から始まって徐々に心と身体が開かれていく紫雨子夫人。
鎌倉を中心としたロケ地選びも優れていて、吊り橋で(ここは洋装)の放置に愛の叫び!う〜ん、感動的です。
その後めでたく夫婦和合とあいなりますが、落ちは、しっかり伏線の通りの結末ではあります・・・。
それに続いてもう一つダメ押しの羞恥プレイが待っている所なんざ、実にお見事。

オープニングで逆さ吊りで自らの身体を緊縛していくプレイを見せてくれる花真衣はSM界の伝説の女王だそうです。
ここでのエレピとソプラノサックスのニュー・ジャズBGMも時代を感じるお洒落感覚で好ましいです。

紫雨子夫人の従姉妹という水木薫も複数の男に貫かれる事に喜びを感じる若い娘。良いです。
母親亡きあと、おぼっちゃまに女の指南をしてきた熟女家政婦は松井美世子。あまり他の作品出演は無いようです。いい味持っていると思いますが。

蛇は?

シネロマン池袋

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【訃報】ザ・ピーナッツ伊藤エミさん

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【訃報】ザ・ピーナッツ伊藤エミさん死去

「恋のバカンス」や「恋のフーガ」などのヒット曲を放ち、昭和の歌謡史に足跡を残した双子の歌手「ザ・ピーナッツ」の姉、伊藤エミ(いとう・えみ、本名澤田日出代=さわだ・ひでよ)さんが15日、死去した。71歳。かねて病気療養中だったという。愛知県出身。葬儀・告別式は親族の意向で、近親者のみで営んだ。
1959年「可愛い花」でデビュー。音楽バラエティー番組「シャボン玉ホリデー」などで人気を集めたが、75年に引退。同年、歌手の沢田研二と結婚したが、87年に離婚した。 (日テレNEWS)




モスラの歌

The Peanuts "Crazy Rhythm"



ザ・ピーナッツ 可愛い花

ザ・ピーナッツ / ふりむかないで (1962)  The Peanuts

ザ・ピーナッツ 「エピタフ」 (キング・クリムゾンカバー)



三大怪獣 地球最大の決戦

マイ・ファニー・バレンタイン

ザ・ピーナッツ 1959年2月11日 - 1975年4月5日

ザ・ピーナッツ・レア・コレクションキングレコード発売日:2004-06-02ブクログでレビューを見る»

ザ・ピーナッツ・スーパーレア・コレクションキングレコード発売日:2010-01-27ブクログでレビューを見る»

ご冥福をお祈りいたします。

映画INDEX 【か行】

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【か】

怪異談 生きてゐる小平次
怪獣総進撃 DVD
怪談 蚊喰鳥
怪談片目の男
怪談せむし男
怪談バラバラ幽霊
怪談 蛇女
海底王キートン
海底大戦争
怪猫トルコ風呂
怪物の花嫁
快楽学園 禁じられた遊び
帰って来たヨッパライ
鏡の中の野心
鍵(1959)
学生野郎と娘たち
影なき男
崖の上のポニョ TV劇場
花実のない森
貸間あり
ガス人間第1号
家政婦が見た痴態−お願い、汚して−
風にきく
片腕マシンガール
合唱ができるまで DVD
火宅の人
カフカ 田舎医者
株主 ロシア革命アニメーション1924-1979
ガブリエリ・フェッリなしの人生
壁の中の秘事
花弁のしずく
髪結い未亡人 むさぼる快楽
カメラマンの復讐
カメラを持った男
仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010
かも
カモとねぎ
唐獅子株式会社
からっ風野郎
狩人の夜
カリガリ博士
渇き
川の底からこんにちは
監禁の館 なぶり責め
関東無宿
監督失格
雁の寺
ガールフレンド・エクスペリエンス DVD

【き】

菊池エリ 美乳の喘ぎ
喜劇いじわる大障害
喜劇 駅前開運
喜劇 駅前飯店
喜劇 駅前弁当
喜劇 男の腕だめし
喜劇 女の泣きどころ
喜劇 深夜族
危険な関係
キサラギ
騎手物語
きずもの イメージフォーラム・フェスティバル2009
奇跡の海
キック・アス
キッチン・ディメンションズ
ギミーシェルター VHS
金成日花/キムジョンギリア
逆襲!スケ番★ハンターズ 地獄の決闘
逆噴射家族 DVD
キャタピラー
彼奴を逃がすな
キャバクラ嬢 しぼり出す指先
ギャング同盟
キャンディ DVD
吸血蛾
吸血鬼
吸血鬼
吸血鬼ゴケミドロ
吸血鬼ハンターの逆襲
吸血少女対少女フランケン
吸血髑髏船
九十九本目の生娘
牛乳王子
牛乳屋フランキー
キューティー・ハニー
恐喝
侠骨一代
恐怖省
恐怖女子高校 女暴力教室
恐怖女子高校 不良悶絶グループ
恐怖女子高校 暴行リンチ教室
恐怖の報酬
去年マリエンバートで
きょーれつ!もーれつ!古代少女ドグちゃんまつり スペシャル・ムービー・エディション
京都借ります
極底探検船ポーラーボーラ
ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発
嫌われ松子の一生
霧ある情事
ギルガメッシュ/小さなほうきブラザーズ・クエイの幻想博物館
キルビルVol.1 DVD
キルビルVol.2 DVD
キングコング(1976年) Blu-ray
キングコングの逆襲
銀座カンカン娘
禁じられた乳房
金星人地球を征服
禁男の園 ザ・制服レズ わたくしといふ現象は仮定された有機交流電燈のひとつの青い照明です
金瓶梅
キートンのカメラマン DVD
キートンのカレッジ・ライフ
キートンの蒸気船
キートンの西部成金
キートンの恋愛三代記
CURE

【く】

クォーター イメージフォーラムフェスティバル2009
ブラザーズ・クエイの幻想博物館
薬指の標本
くたばれ!社用族
唇からナイフ
グッドバイ(女性操縦法)
くの一忍法
蜘蛛男
暗いところで待ち合わせ DVD
グラマ島の誘惑
クリストファー・リーとフランク・ザッパのこわがることをおぼえようと旅に出た男(フェアリーテール・シアター)
狂わせたいの
映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!おとな帝国の逆襲 DVD
映画クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶプリプリ3分ポッキリ大進撃 TV映画
クレージーの怪盗ジバコ
グレン・グールド 27歳の記憶
黒い画集 あるサラリーマンの証言
黒い画集 第二話 寒流
黒い太陽
黒い雪
黒木太郎の愛と冒険
クロコダイル
黒蜥蜴(1962)
黒蜥蜴(1968)
黒薔薇昇天
黒魔術
軍旗はためく下に

【け】

敬愛なるベートーヴェン
競輪上人行状記
競輪上人行状記
劇場版神聖かまってちゃん/ロックンロールが鳴り止まないっ
けっこう仮面SURPRISE 有料TV
けっこう仮面RETURNS 有料TV
けものみち
拳銃残酷物語
現金に体を張れ
現代娼婦考 制服の下のうずき
現代ポルノ伝 先天性淫婦
憲兵と幽霊

【こ】

恋する。(愛欲みだれ妻)
恋も忘れて
高校教師 爆乳もてあそばれて
高校生番長 棒立てあそび
高校生無頼控 突きのムラマサ
好色一代男
好色くノ一忍法帖 ヴァージン・スナイパー 美少女妖魔伝
好色元禄(秘)物語
校長先生とくじら
荒野のダッチワイフ
荒野のダッチワイフ
国際秘密警察 鍵の鍵
極道ペテン師
獄門島 [総集編]
御冗談でショ〜華麗なるドタバタ〜 DVD
ゴジラ(1984)
こどもの形而上学
小人の饗宴
コブラ・ミスト イメージフォーラム・フェスティバル2009
コミック雑誌なんかいらない
小向美奈子 花と蛇3
御用牙 鬼の半蔵やわ肌小判
殺しの烙印
コロンビアのオイディプス
コントラクト・キラー
今夜は踊ろう
今夜、列車は走る
ゴースト ニューヨークの幻 TV映画


訃報 地井武男さん

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地井武男さん70歳=俳優 「ちい散歩」で人気

やっぱりこれでしょう。作品鑑賞時はがっかり度が強かったみたいだけど、地井さんの警官三つ揃えスーツは凄かったぞ。

「ちい散歩」の後に見ると衝撃的か。

濡れた荒野を走れ









濡れた荒野を走れ [DVD]ジェネオン エンタテインメント発売日:2006-03-24ブクログでレビューを見る»

前科おんな 殺し節

人間の証明

ご冥福をお祈りいたします。
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