Quantcast
Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
Viewing all 4203 articles
Browse latest View live

ロンドン五輪を振り返って

$
0
0
オリンピックが終わったようです。

今回の時差はちょと厳しく、何も夜中まで起きていたり、仮眠をとって早朝に起きたりする事はなるべく避けようとしたのですが、朝のニュースで確認するというのは日本選手のメダルラッシュしか確認できない。これは少しでも生で見ないと、世界のトップ・スポーツの祭典は楽しめないじゃないかと、ほんのちょっとだけ睡眠不足になりながら観戦しました。

今大会、日本選手の活躍、健闘は十二分に楽しめましたね。感動も沢山ありました。

個人的にロンドン・オリンピックで印象に残ったシーンを総括。

1.バドミントンって面白い、佐々木翔ベスト8で中国林丹に屈す。

ネット越しの球技にはあまり興味が無いのですが、これはなかなか見応えある競技ですね。試合中、ずっと天井からのカメラ中継っていう形で見てみたい。滅茶苦茶強いらしい林丹にベスト8でぶつかってしまい、万事休すかと思われましたが、あわやという大熱戦。今回の生観戦で最も手に汗握るベストバウト。



2.残り2秒から追いつくとは。奇跡の逆転勝利で銀。フェンシング団体

太田の登場で俄かに強くなった日本勢。太田雄貴1人の奮闘と思ったが、全体のレベルも上がっているのか。やはり、こういう先鞭の人が出ないといけません。そしてその人が人間的にデキている事(太田選手の事はよく知らないので上辺の印象だけですけど)
ゲーム世代も子たちに人気がありそうで、今後も期待の競技。




3.柔道男子敗因は例によって指導コーチの頭の固さ。選手は頑張った。

毎回、柔道はイライラしますね。首脳陣がアホだとメダルは取れません。今回もまた同じ。進歩しないね。柔の道という伝統が邪魔してるんでしょうが・・・。もっと世界を良く見ましょう。まずは変化に気づく事。
健闘した選手の中では平岡拓晃の悔しかった表彰台での笑顔とそれに体するコメント。何としても銅メダルを!と執念で戦った中井貴裕選手が印象的でした。

 

4.日本サッカー健闘のベスト4も48年ぶりメダル逃す。優勝はメキシコ

前評判から期待していなかったのにスペインに勝っちゃって・・・。組織力の特徴を活かした、面白くないサッカーで世界に辛うじて対抗できるようになったという印象の日本サッカー。間違ってました、こんなにエキサイティングなプレーを見せるようななってたのね。準々決勝のエジプト戦を観戦。良い時間帯での先制点、相手のレッド・カードと有利な面が出て痛快な試合となりました。運動量の多さで勝負する日本にとって五輪の殺人的日程は厳しかった。あとは戦前の目標が低かったところで一歩及ばなかったのかしら。思えばメキシコ五輪の銅メダルで初めてサッカーに興味を持ったものです。48年ぶり・・・、惜しかった。



その日本に先制されながらも、試合巧者ぶりで逆転、決勝進出したメキシコ。W杯ではいつもご贔屓、応援しているメキシコ。流石に準決勝は日本を応援しましたが、メキシコに負けるなら許せる。そしてまたメキシコ五輪での因縁。48年ぶりの雪辱を果たしたメキシコが見事、金メダル。この世代でのW杯が楽しみ。列強の欧州南米勢に割って入って欲しい。アジアなんかに負けるなよ。やっぱりメキシコは緑のユニフォームじゃないとね。早朝からシエリト・リンドを高らかに歌いました。



5.メダル・ラッシュの水泳。水泳は個人競技ではない。メドレー・リレー男子・銀、女子・銅
水泳選手はほとんど裸なので目のやり場に困ります。プールの中に入っちゃったり、泳いでいるとコースが解らなくなったり、素人観戦は辛いのです。キャップの色をもう少し目立つようにしてください。
北島康介、何を発言してもカッコ良すぎ。北島が引っぱってきたから今回の隆盛があったのでしょう。
個人のメダル獲得よりリレーのメダル獲得を喜ぶ男女選手の気持ちが物語るチームプレー。日本人の特性はこんな形で活かされていました。





平の鈴木聡美がルックス、エロさ、と好感度No.1 4年後も楽しみ。



6.内村航平、床で完璧の銀メダル。優勝したのは誰さ。

体操は生で見れませんでした。鉄板の金メダル予想もロンドン入りしてから不調だったようです。最後の種目別・床では本人も満足行く演技をと難度を落としたもののお見事。内村より凄い金メダル演技を見たいと思ってチャンネル回遊するけど、ニュースでは何処もやってくれない。金メダルの人があってこその銀メダルなのだから優勝者の演技も伝えてほしい。今回のマスコミ、レベル低すぎでしょ。

7.男前の三宅宏実に痺れたけれど、インタビューは本当に残念。
金の中国・王明娟とともに実に男前でしたな。試技を終わった後の一挙手一投足がこの競技観戦の醍醐味。
でもインタビューで口癖の「本当に」連発が本当に気になってしまって・・・

8.バレーボールなんて観戦したのは何年ぶりでしょ。苦手中国を下しベスト4

大嫌いなバレーボール、あの「そーれっ」という観客の掛け声、昔から虫唾が走る。
五輪で勝てなかった中国との試合、ほとんど全部観戦しちゃいました。もっとも木村沙織の胸の膨らみばかり見てましたが・・・、あと中国の8番がかーいかった。





9.メダル・ラッシュの締めはアニマル・ワン米満弘達

やはり日本の金メダルの中で一番嬉しかったのは、お家芸レスリングの復活。アテネのメダル獲得数を抜く37個目、日本にとって24年ぶりの快挙。
女子の方は圧倒的な強さを見せて金3個。でも次の世代の台頭が聞こえてこないのが不安。一度、凋落すると復活するのに長い年月がかかるからね。
久しぶりにTVで山本美優が見れて良かった。



10.可愛すぎる自転車選手ローラ・トロットは実力もピカ一、金2個。でも観戦できず・・・



女子の活躍が目立つ日本勢。女子競輪からスター誕生が待ち望まれます。
男子はどうでしょう、やはり一頃より競輪人気落ちてると思うもんな。悲願は日本の生んだ世界のスポーツ、ケイリンでの金。日本トラック勢、メダルには届かなかったものの故郷、被災地には確実に勇気が届いた?もっと放映してほしいお家芸競技。




次点 ボクシング48年ぶり金メダルの快挙も終盤疲れて寝過した。



この快挙の陰にも、連盟の改革があったとか。過去の栄光やくだらない事に拘らず、世界と戦えるため、意識を変えて強化すれば結果はついてくるんですね。1人の才能だけではメダルは獲れない。そういった意味では、選手たちの皆で獲ったメダルとかスタッフへの感謝の言葉というものが重く感じた大会でした。

ま、結局は日本の活躍に一喜一憂するに留まっちゃいましたな。陸上をしっかり見れなかった事もあるけれど、個人的には最多メダルのアメリカが目立たなかった大会でした。女子サッカーくらい。その分、中国が目立ってましたな。

選手の皆様、お疲れさまでした。

これからは、重なって開催されている高校野球で。


ART PEPPER MEETS THE RHYTHM SECTION

$
0
0
A.ペッパーの中でも最もポピュラーなアルバムYou'd Be So Nice〜

これは高校の時買ったレコードですね。
JAZZに興味を持ち始め、やっぱりマイルスから聞いていったので
この白人アルト奏者がマイルスのリズムセクションと録った名盤は押えておいたって事。
その後、長らくアート・ペッパーのリーダーアルバムはこれ1枚。
これ1枚だけ持っていれば充分という気持ち。

アート・ペッパーの中古レコードを探し始めたのは30歳を過ぎてから。

Art Papper Meets The Rhythm Section
ART PEPPER as./RED GARLAND p./PAUL CHAMBERS b./PHILLY JOE JONES ds.

Side 1

1. You'd Be So Nice To Come Home To
2. Red Pepper Blues
3. Imagination
4. Waltz Me Blues

side 2

1. Jazz Me Blues
2. Tin Tin Deo
3. Star Eyes
4. Birks Works

アナログ盤は録音ごとても良いという事でも評判。
JAZZ録音に関しては頓着せず、聴こえてくれば良いというスタンスなのですが・・・
良い機器である程度の音量で聞いてみたいものです。

amazonで試聴

http://blog.goo.ne.jp/imapon2/ 休業中

blogram投票ボタン

「赤い殺意」

$
0
0
「世紀の大怪優2 西村晃MAGIC」

「赤い殺意」1964年 日活 監督:今村昌平

東北のある町。封建的な「家」思想のもと虐げられてきた主婦・春川ますみが、強姦事件を契機に強靭な存在へと変貌していく──。藤原審爾原作、今村昌平監督の傑作社会ドラマ。西村晃は小心翼々たる中年夫を巧演して多数の演技賞を受賞。

今村昌平の最高傑作とまで言われている本作。
私は列車のシーンしか見た事がなかったが、虐げられた田舎者の嫁が強い女に変貌していくという本格サスペンスだとばかり思っていたんだけど、こんなにも喜劇的要素が含まれているというのは知らなかった。全編に渡り微妙なニュアンスの笑いがとても好ましい。いや、面白くて笑っちゃう。

まぎれもなく、春川ますみの映画。
太めの身体、大きなお尻、そして本作では寝ぼけたような冴えない顔と独特な声でもって、いつものようにチャーミングだなぁと感じる事はほとんど無い。そう、「私はなんで不幸なんだろう」と言いつつ顔パック・・・
なんともとぼけた演技が堪らない。

エゴイストな夫・西村晃との夫婦の関係やらも。
西村晃も浮気していて、その浮気相手の眼鏡女子が、後半の追跡から悲業な最期まで、とても良い味になっている。
春川ますみの方は、姑に「すみません」を繰り返しながら、正式に籍を入れるため隣家の夫人を通して裁判にかけてみたり。
強姦男に金を押しつけて縁を切ろうとするが「まだ話がある」という言葉にバスで引き返しちゃったり。
キャバレーでドラムを叩く露口茂のバンドに殿山泰治が居たり・・・。

若いころには小沢昭一に夜這いかけられそうになったり・・・
この時、窓を開けてあげているんだけれど、以降そんな事は忘れていて、何かの拍子で思い出すタイミングの妙・・・

そして極め付けが、眼鏡女子が決死で撮った証拠写真を夫から突き付けられ「私じゃありません」と白を通しきりながら「私じゃないけど私だったらどうする」って・・・。

虐げられて、権利も何も与えれていなくて、鈍重のようでいて、したたかに強いのは、やはり女です。
何やら、その女どもが、同等の権利などを手に入れて、ある程度文化が進み、裕福になったなら、そりやあ、手に負えません。敵うわけが無いのです。
奴らに権利を与えてしまったのが不覚でした。
この映画の封建的な背景。それはそれで問題もあるでしょうが、知らん世代にはどうしたって憧憬を禁じ得ない。

西村晃との夫婦生活ではお互い「お父ちゃん」「お母ちゃん」と仲良くしたりする。これが同年の西村晃・春川ますみ出演作「くの一化粧」でパロディとして使われてるんですね。(先にくの一の方を見たので、後から解った)

ひとつとても気になってしょうがなかったのが息子。日野利彦。何故、子供役に侏儒の役者をキャスティングしたのでしょうか。

ラピュタ阿佐ヶ谷

にほんブログ村 映画ブログへ blogram投票ボタン

手賀沼サイクリング

雨上がり荒川

$
0
0
休日ライドに久しぶりにデジカメ携行したので・・・

いつもの荒川CR

いつもの葛西臨海公園

午前中は快晴。暑さも風を切れば心地よい。止まると暑い。あたりまえか。

帰りは午後2時半スタート

あれ、雨がポツポツ・・・

南葛西走行中に本降りに。にわか雨。
夏の雨はMASIの背を分ける。
雨天走行は基本しない事にしてるけど、夏はしょうがないね。
マンションエントランスで雨宿り。

再走行。雨雲を追いかけるのか、雨雲から逃げ切るのか。時折、ポツポツと・・・

いつもは、弱い脚力でもって必死に漕ぎまくる荒川CR。今日はのんびり寄り道しながら帰りまショ・・・






こんな所まで入って行ったり・・・



土手に上がってスカイツリー撮ったり


木根川橋付近の花壇。百日草。










川面を見つめてみたり・・・


いつものK's電機休憩場。

今日は雨あがりのせいか、人が少ない。
注意しないと、ここは中高年ライダーのへたばり所となっている時がある。
ヘルメット脱ぐと、白髪だったり禿げあがっていたり。
オシャレな自転車に乗ってるオヤジも素敵。

いつもは、岩淵水門から新荒川大橋経由北赤羽のルートだけれど、この日は腹も減ったので江北橋から小台に入って明治通りのMacに寄ってから17号経由で帰りましたとさ。



雨あがりの荒川


blogram投票ボタン にほんブログ村 自転車ブログへにほんブログ村

夏休みなのに?夏休みだから?手賀沼

$
0
0
終戦記念の日。
水戸街道を上って、手賀沼まで行ってみる。

6月に松戸、本土寺に行った時のコースの延長で迷子になる事なく。行きは曇り空。時折、冷たい空気が入り込み今にも降りそうな感じはあるが、基本、どんより、蒸し暑い。
この天候で環七走行であるから、どうしたってテンションは上がらない。

やっとこさ、我孫子についたらスカッと晴れ渡ってきました。駅前コンビニで休憩。珍しくガリガリ君などを食す。

手賀沼公園。

手賀沼



手賀沼遊歩道。狭い遊歩道だけれど自転車の走行は許可されている。「スピードを出しすぎないように」の看板。そりゃ、出せません。ゆっくり徐行。ここまで来るのに既に疲れてるから都合が良い。



それにしても人が少ない。午前10時すぎだが。

文学の広場



文人が愛した湖畔を巡るコースなんてのがある。


手賀大橋を渡ってみる。
県立我孫子高校

夏2回の出場という野球部を思い出し、ただそれだけでパチリ。



個人的には武藤投手を擁して初出場の時が印象に残っている。
湖畔のフィッシングセンター脇に専用グラウンドがある。近くて良いね。
練習する野球部の諸君。我孫子ブルーと呼ばれる青のユニフォームが、実際に見るとかなり強烈。
グランドには甲子園出場選手名が刻まれた碑がありました。プロに行った阪神・和田監督、荒井修光の名も。
我孫子ブルーが再び甲子園で躍動する日を待ち望みましょう。今日から我孫子高校を応援する事にしよう。公立だし・・・

ラジオとか持ってないし、携帯のウェブも使えなくしているので、甲子園の結果が気になりますが、まったく情報は遮断。帰ってからのお楽しみ。

手賀大橋を渡ると、整備された自転車道を見つける。
ロードの人々もひゅんひゅん走っておられる。
やはり、空いている。広大な湖畔の風景に人が少ないというのは良いね。夏休みなのに?いや、夏休みだからなのか?地元民の憩いの場ですからね。この酷暑の中、のこのこ訪れるバカは居ないって事か。

ハス群生地







人に慣れているアフラック

このコース、休憩場所には事欠かない。






遠目に何だろうと思ったら河童。


手賀沼公園に戻り昼食。
コンビニに惣菜パンを仕入れたのは正解。ほとんど何も売ってません。



文人が愛した湖畔を巡るコースを行って見る。
文学散歩。面白そうだけれど行くと絶対拍子抜けすると思われる文学散歩。だからどうしたという文学散歩。

今後、読み返す事などありそうにない、志賀直哉、武者小路実篤、白樺文学館。



でも「無限抱擁」の瀧井孝作はちょっと読んでみたい気も・・・

瀧井孝作

有料施設や階段を上って行く場所はパス。唯一、瀧井孝作仮寓跡だけ登ってみる。





仮寓跡・・・・じゃないね。



やっぱりこれだけ

でもこの寿古墳公園の木漏れ日は良い雰囲気。



帰りのへばりを考えると、ここらで一周はせず、帰路に。北柏に出る。
6号に入る立体交差でこの日初めて迷子。あるはずの6号はとっくに頭上を通過していたのね。

帰り道--

北松戸あたりから急激にへばる。
チャリに跨る前、運動らしい事は何もしていない不健康会副会長といった塩梅なので、これは当たり前だ。
体力無いくせに、どんどん行きたくなってしまう自転車の魔力。
限界を覚えながら慣れていくしかないのね。
汗臭く、ぐっしょりのシャツを持参の物に着換える。

こまめな水分補給の気も失せて行く。
ヘロヘロで大谷田のMacにたどりつき、たっぷり休憩。冷房が気持ち良いが、もう着替は無い。これでは風邪ひく。
着換えるタイミング間違えたな。

先日、前方、後方のライトを購入しているので薄暮走行に不安は無し。

真夏に着替など装備すると荷物が増えてリュックになる。背中を風が通るサイクリング用リュックとかもあるけど、金をかけたくない吝嗇ライダー。サドルバックでは足りません。こういう時のためにリアのバッグといのも考える必要がありますか。本意じゃないけど、仕方ない。

手賀沼サイクリング


blogram投票ボタン にほんブログ村 自転車ブログへにほんブログ村

西村賢太 「苦役列車」

$
0
0
苦役列車 (新潮文庫)西村賢太新潮社発売日:2012-04-19ブクログでレビューを見る»

劣等感とやり場のない怒りを溜め、埠頭の冷凍倉庫で日雇い仕事を続ける北町貫多、19歳。将来への希望もなく、厄介な自意識を抱えて生きる日々を、苦役の従事と見立てた貫多の明日は――。現代文学に私小説が逆襲を遂げた、第144回芥川賞受賞作。後年私小説家となった貫多の、無名作家たる諦観と八方破れの覚悟を描いた「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」を併録。解説・石原慎太郎。

西村賢太氏を世に送り出した芥川賞受賞作、やっと文庫になりました。(否、もうなったというべきかもしれないが待ち望んでいたので)

ある程度想定していたけれど、芥川賞作が彼の最高傑作では無いんですよね。ま、ああいうのは巡りあわせでしょうから。どれか一本で受賞というよりも一連の作品が評価されたわけで。評価した方も良くぞ評価したもんで、まだまだ日本文学も置き去りにはしないんだな、といった所。
それでも受賞というのはやっぱり大きくて、これ、映画化までされちゃいました。大丈夫なんでしょうか。やっぱり、見ておかなきゃ、いけないのかな。
映画化するなら同棲時代のエピソードも面白いんだろうけど、芥川賞受賞作じゃなきゃ、商業的にバリューが違うんでしょうね。
そして、芥川賞作としてこの作品は他の作品とは別格に扱われ残って行くんでしょうね。

北町貫多がまだ若く、藤澤清蔵にも、同棲相手にも巡り合っていない時期のお話で、その後の貫多の性格、生活の片りんが覗けるところがポイント。
後に借金をしに遠方まで出向く事になる郵便局勤めとなる日下部と、ここで出会って・・・。
その彼女と3人で野球に誘う段、試合後の居酒屋から美人でもない日下部の彼女を犯す妄想のあたりが見せ場ですので、映画もそこ中心なんでしょうか。大丈夫かな。
相変わらず、ある種の欠陥を抱えた貫多の持つ極めて真っ当な常識の概念が自己中的に表出する素晴らしさが堪りません。

石原慎太郎が、皆の心配を代弁して、当たり前の事を解説しています。
私も、それがとっても気になるし、心配です。
小説家として成功し始めた「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」を併録しています。
「腋臭風呂」を読む限り、心配は無用と思うのですが・・・。
ぎっくり腰をに見舞われた悲惨さの滑稽にな表現はそれなりに面白い。
西村さんは、もう結婚願望など無いと言ってました。稼げるようになって、その金を女房子供に分け与えるのが勿体ないという吝嗇な理由で。その判断は人として正しいかもしれませんが、もっと行って欲しい、そして犠牲者を出さなきゃ。犠牲者たる女性を目一杯、自己中心的に愛する処が西村さんの好きな処です。

映画はどうしましょう。DVDまで待ちますか?
主演の若手男優は、なかなか良いと思う青年なので、行ってみようかな。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ blogram投票ボタン

第94回全国高校野球 ベスト8出揃う

$
0
0
第94回全国高等学校野球選手権大会
ベスト8

光星学院(青森) VS 桐光学園(神奈川)
大阪桐蔭(大阪)VS 天理(奈良)
作新学院(栃木)VS 東海大甲府(山梨)
倉敷商(岡山)VS 明徳義塾(高知)

甲子園もいよいよ準々決勝。
独断ベスト8予想の結果は、大阪桐蔭、作新学院、桐光学園が的中で3勝5敗。
浦学が惜しかったな。勝っていれば5割でしたが。

戦前に注目されていた投手は、甲子園で来れなかった大谷(花巻東)も含めた、藤浪(大阪桐蔭)、浜田(愛工大名電)のビッグ3。
ところが1個下にとてつもなくど派手なスターが飛び出した。
劇画のようなスライダーで劇画のように三振の山を築くドクターK、松井裕樹投手(桐光学園)
この投球は見る価値ありですな。

春の決勝進出2校、大阪桐蔭、光星学院がどこで止まるかも楽しみにしていましたが、ちょっとやそっとじゃ止まりそうにありませんね。
大物喰いの匂いを感じた済々黌も跳ね返され、九州王者の神村学園も明治神宮大会の雪辱はなりませんでした。

松井投手が光星打線と激突。楽しみです。
2年連続で進出した作新学院、ちょっと不祥事があったようですが、こちらの実力も本物。
倉敷商の西投手のシンカーを始めとする七色変化球にも注目です。

あぁ、青春の甲子園
絶好のスタートを切ったものの、秋田商の思いがけない大量得点で沈み・・・現在20位。
多くの方が上位ポイントに掲げている、大阪桐蔭、光星学院が2点、1点ですのでどこまで持ちこたえるか。
ドボンだけは勘弁してよ。

にほんブログ村 野球ブログ 高校野球へにほんブログ村

鈴本 夏休み親子寄席

$
0
0
鈴本夏休み親子寄席
2012年8月19日
鈴本演芸場

三遊亭歌奴 「反対車」
林家正楽 紙切り
桃月庵白酒 「抜け雀」

昨年は行けなかった親子寄席、2年ぶり。
夏休みに夏風邪で熱発した小6、どこへも連れて行ってあげられなかったので、この日は1日お出かけ。

いつもの事だが、普通の寄席と違う雰囲気が微笑ましい。
うちのはもう慣れたようだが、物珍しいでしょうし。
隣席親子の会話が聞こえてくる。
「父さん、紙切りって何?」
・・・最近は小学校で落語会など体験させる機会が多いが、この子の学校はそういうものが無いのだろうか?
「紙を挟みで切る芸だよ」
・・・確かに、これに対する子供の答えがふるっていた。
「2枚が4枚、4枚が8枚っていうやつか」
・・・紙切りは知らぬともがまの油は知っているのか!


今回の演目で予め、人力車と駕籠屋について必要と思われる知識を入れといてやる。

「反対車」
お父さんは落語のテープも一杯持っているが、この噺はテープで聴いただけじゃ面白さは解らないぞ。
「なんで?」
それは見てみりゃ、判るさ。

「芸者上げるくらいなら・・・」で一端、落とす。
これは後で説明が必要。そもそも芸者から説明が必要のようだ。

お馴染み、正楽師の紙切り。OHPで投影。いつもその技術に感心させられるけれども寄席だと淡々と見てしまう。
ところが親子寄席だと、その見事さに対する感動みたいなものが増幅される。
子供たちの驚きや感動がこっちにも移ってくるのか。
線香花火の少女とか・・・
うさぎを注文した女の子の横顔にウサギを乗せてみるとか。
こちらまで鳥肌たつほど感動しちゃう。
挙動不審な芸風も正楽師の魅力。

「抜け雀」
この演目、小さいお友達には大丈夫なのかしら。高学年向け。
白酒師の噺は、何故か一文無しを泊めてしまう宿屋の主に工夫があり、面白い。

Hero-Nにどれが一番面白かったかと聞いたら
「反対車」の落語の前の噺(マクラ)での国語ができない生徒の珍回答ネタ。ですと。
夏目漱石の作品を3つ挙げよという問題に
「夏目漱石全集 上・中・下」との回答・・・、確かに私も大笑い。

マクラが一番面白かったって。それは正直な感想ではありまんな。

黄色い着物の巨漢前座の仕事ぶりを見て
「なんで、あの人、黒い服着ないの?ああいう裏方は普通、パペットマペットみたいな衣装で出てくるんじゃない?目立ちたがりか?」
なるほど、前座を黒子だと思っているのか。

隣のサイゼリアで食事。

紙切りにどんな注文をすれば面白いかを2人でいろいろ考えた。
「透明人間はどう?」
「よく考えられるネタだよ。包帯をうまく使えばいい作品ができるんじゃない」
「豆腐はどう?」
「うん、でも正楽さんはただ四角く切って豆腐とはしないかもよ。お豆腐屋さんの風景とかで切ってくるかも」
「正楽さんが紙切りをしているところってのはどう?」
「それなら、正楽さんが線香花火の女の子を切っているところ。にすれば、あの線香花火のミニチュア版が見れるかもね」
「正楽さんが、線香花火の女の子を切っているところを切ってる正楽さん・・・それをまた切っている・・・」
合わせ鏡でキリが無くなった。

鈴本演芸場

blogram投票ボタン

館長庵野秀明 特撮博物館

$
0
0
親子寄席の後に清澄白河に出て特撮博物館を見に行く。

東京都現代美術館
館長庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技



東京都現代美術館は初めて。思ったより駅から歩くのね。炎天下の深川、まいるよ。
夏休み期間中の日曜なんかに行ったらどうなる事かと、覚悟はしていましたが、やっぱり混んでるぅ。
撮影許可のある特撮ステージ・ミニチュア・セット以外はあまり期待していなかったのですが、これはなかなか質・量ともに充実した展示。
この手のものはいつもウルトラマン関係で来るのだけれど、今回のは昭和映画を中心に幅広い。
混んでいるので、じっくり回るというわけにはいかず、サッ、サッと。

撮影禁止が恨めしい展示では、マイティジャックのカッコ良さ、チャメゴンの当初モデルの不気味な手抜き感覚、映画の中で使われた怪獣出現を報じる新聞などが良かったです。
特に新聞については復刻印刷して配ってほしいぞ。いや、130円払っても良い。

70年代TVヒーローのコーナーでは、こんなんあったんかという物も。とにかくブームだったのですね。

ウルトラマンコーナーは、何処かで見た展示品。
それでも成田享、高山良策の作品は見ごたえがある。
絵コンテがこれほどまでに鑑賞に耐えるアートというのも素晴らしい。絵心に嫉妬。

特撮美術倉庫という展示まであって、一層、特撮の魅力に触れる。



撮影禁止であれば、図版を購入するかと思ったら、高価な図版がビニ本状態で中身がみれない。サンプル置いて欲しいな。そんで、今回は見送り。



巨神兵
エヴァとか、ここらへんの知識はほぼゼロ。
「千と千尋の神隠し」の釜爺に似ていると思ったら、これって「風の谷のナウシカ」に登場するキャラなんですと。どーりで。「風の谷のナウシカ」、何べんもTV放映されていますけど、その度に鑑賞しようと思っても途中までしか見ずに終わる。
今度はレンタルしてみよう。

映画「巨神兵東京に現わる」
Hero-Nが「これ好きかも」かなり気に入った様子。
リアルでグロい巨神兵とセットのリアリティと嘘臭さの塩梅が面白くて良いけれど。それにしても乱暴すぎる破壊兵器。
リアル感の欠片も無い女の子のナレーションが好きじゃない。



フィギュアのガチャポンがありましたが1回500円。
Hero-Nに1回だけの約束で回させると、出てきたのが蓄光ヴァージョン。
がっかりしてもう1回とせがまれるが、拒否。
「何で蓄光なんか入れるんだよ」それには同感。あまり良い企画とは思えません。

最後は特撮ステージ・ミニチュア・セット



これは良いですね、ミニチュアの中を歩けます。1/8計画の風情。
このミニチュアセットを怪獣になって破壊してみたいとは思いませんか。そんなアトラクション・・・、無理ですよね。





他の来場者が写り込んでしまう事に不満の声も聞こえましたが、人が写り込まないとミニュチュアセットだと解らないくらい精巧に作られてます。






10月8日までの開催。平日に来れるのであればもう1回見に来ても良いね。
滞在時間約3時間。次に予定していた展覧会は時間的に厳しくなったので、今回は見送り。


特撮博物館


blogram投票ボタン

大阪桐蔭 史上7校目の春夏連覇

$
0
0
大阪桐蔭、史上7校目の春夏連覇!春に続き光星学院を破る

第94回全国高校野球選手権・最終日(23日、大阪桐蔭3−0光星学院、甲子園)決勝は4年ぶり6度目出場の大阪桐蔭(大阪)が、2年連続6度目出場の光星学院(青森)を今春のセンバツ決勝に続き下し、史上7校目の春夏連覇を達成した。

大阪桐蔭先発の藤浪はわずか2安打に抑える圧巻の投球で、準決勝に続き完封した。

光星学院は先発の金沢が再三のピンチに粘りを見せていたが、本塁打と味方のエラーで失点。打線も二回の先制機を逃し、その後は反撃の糸口をつかめなかった。昨夏、今春センバツに続く準優勝で、東北勢初の甲子園優勝はならなかった。
_______________________________________________

今年の高校野球は結局、この2校が突き抜けてたって事でしょうか。史上初の春と同一カードとなった決勝戦。
いったいどこがこの2校を止めるのかに注目していた私としては、あまり好ましくない、ちょっと白ける決勝戦になりました。
大阪桐蔭の春夏連覇は阻んでほしいし、裏大阪代表の光星学院に東北初の大旗は渡したくないし・・・。
しかし、大阪桐蔭は攻守にわたりチーム力が春より格段に進化しているし、派手な打撃陣に隠れた複数の投手陣が意外なほど安定している光星学院。決勝カードとしては申し分ないんですけどね。

大会の話題を攫った2年生松井裕樹(桐光学園)を始めとする関東勢やご贔屓筋が次々に敗れた準々決勝で、なんだか熱がす〜っと冷めたような感じでした。

大阪桐蔭の甲子園での勝率は凄いものがあり、PL学園に変わってすっかり大阪の盟主になりましたな。
2年連続の悲願を打ち砕いたのは初優勝の時の沖縄水産を破った時に続いて2度目。いけずやなぁ。
光星学院の3季連続準優勝というのも凄い。それにしても東北へはどうしても優勝旗が渡りません。最も近いところまで来た光星学院でしたが、ここまでチャンスを逃すと、沖縄水産が沖縄尚学に先んじられたように、優勝は難しいかもしれませんね。
栄光の前に大きな壁といったところでしょう。
同様に東海大甲府はベスト4の壁という物を作ってしまったようです。前橋工や今治西のようにね。
果たして東北で最初に優勝を手にするのは何処なんでしょうか。
滋賀や山梨も東北に先を越されないよう頑張ってもらいたいところ。

高校野球の勢力図も変わってきて、全国のレベルが上がり、弱い県代表というものがなくなりつつあります。中でも東北の躍進は目を見張るものがありますね。一方、野球に力を入れた常連強豪高が常に上位で圧倒的な強さを見せる傾向も強いようです。光星学院の3季連続準Vとか、夏準Vの翌春Vとか、困難と言われた春夏連覇が2年ぶりという短期間で達成されたり。本命が確実に上位進出する。佐賀北のような驚き旋風は来ませんかね。

古豪、公立校を応援する身にとってはちょっと苦々しい。
今大会、印象に残った好チームは横綱・大阪桐蔭にまったくひるまぬ戦いを見せた大竹投手の済々黌、身上の粘りと変化球投手・西でベスト8に進んだの倉敷商。

何はともあれ、大阪桐蔭には拍手。
あの細い身体で150キロの藤浪投手。それこそダルビッシュのように身体が出来てきたら、どんだけ凄い投手になるんでしょうかね。

さて、あぁ、青春の甲子園

前半好位置につけていたものの、10点の桐光学園が光星学院に零封のドボンを食らい撃沈。
225人中97位の結果に終わりました。

にほんブログ村 野球ブログ 高校野球へにほんブログ村

「サイコレイプ もう・・・やめないで。」

$
0
0
「サイコレイプ もう・・・やめないで。」2005年 エクセス・フィルム 監督:工藤雅典

飲み会の帰り道、家路を急ぐ仲間たちに置き去りにされた奈津子は、泥酔したまま夜の街に取り残されてしまう。そんな彼女を見つけた見知らぬ青年・涼にバイクで送ってもらい、一夜を共にした翌日、身支度をする奈津子はお気に入りのピンヒールの靴がないことに気づいた。そして、オフィスへ向かう街中で何者かの視線を感じた。遠くではヘルメットを被った男の姿があった。

最近、劇場へ映画を見に行く事が少なくなってきたな。
見た映画の記事もずいぶんサボっているな。
と、気づいたら草稿中の映画9本は全て成人映画じゃないですか。
結局、映画館といえば年に5、6回成人映画館にしか行っていなかった時代に逆戻りかよ。

草稿中といっても何もメモしてないので、記憶はどんどん薄れる。特に成人映画というのは見たすぐ後はそれなりに面白かったりするものの、月日がたつと内容をさっぱり憶えてないという事が多い。

なんとか記憶を呼びもどしながら記事にしていきます。

この映画に関しては、ちょうど偶然、鑑賞前にヒッチコック「サイコ」を見ていたのは良かった。
ちょっとは関係あるのです。
フルフェイスのヘルメットを被った殺人鬼、ピンヒールの凶器という設定が面白いけれど、後半シルエットで犯人の想像が付いてしまう。ま、犯人探しのサスペンスでなくピンク映画なのでその辺は良いのですが・・・

主演の友樹舞子は人気AV女優さんですよね。AVの方は見た事はないけどジャケ写などからかなり可愛い系と思っていましたが、案外、普通っぽい方なんですね。そこが悪いというわけでなく、むしろ良いのですけど・・・

あ、ここでも中途半端な熟女優、佐々木真由子が脇役でなかみつせいじとからんでました。
だんだんこの熟女優の良さが解ってきたような・・・



シネロマン池袋

にほんブログ村 映画ブログへ blogram投票ボタン

「マタンゴ」DVD

$
0
0
銀座シネパトスでやっていた水野久美特集。
特撮系を中心に通いたいほどなんだけど、まったく行けなかった。
ラピュタの時も行けんかったしなぁ。

ということで、またまたDVD借りてきました。



この島ではきのことして生きて行く方が良いのではないか、と思わせちゃうところが素敵。
見勝手人間ばかりの所が素敵。特に土屋さんのダメっぷりと小泉さんの意外性。

きのこを食べると気持ちよくなるんですって。
なりたい人だけ、勝手に気持ちよくなっていれば良いのに、何故襲ってくる。何故、勧誘したがる。
やっぱり、そういう物なんですよね。おとなしく信仰しておけば良いものを・・・



我家にマタンゴフィギュア、当然ありません。
フィギュアに対する物欲はここのところ完全に抑えられているので大丈夫なんですが・・・









三輪車のシリーズは良いね。





ラスト、いろんな解釈があると思いますが、思い入れたっぷりに久保明が振り返ったら、ツッコミ入れてやりましょう。「喰ってんじゃねーか!」









http://blog.goo.ne.jp/imapon1960/e/98bfd705916d5c7185b166e1c1af61f1

にほんブログ村 映画ブログへ blogram投票ボタン

週刊朝日増刊「甲子園の夏」

$
0
0
甲子園大会が終わって数日すると週刊朝日の増刊「甲子園の夏」が発売される。
子供の頃からアサヒグラフ増刊を買いもとめ続けている。残念ながら一時期、高校野球から興味が薄れた時期があり、全部が揃っているわけではない。穴を埋めようとネットや古書店を巡った事もあるが、もうあきらめている。
大判のアサヒグラフが65回大会から小ぶりになったのは、写真の迫力は落ちるものの収納を考えると好都合。そして、66回大会から「甲子園の夏」というタイトルが付くようになった。
83回大会からは、突如アサヒグラフから週刊朝日増刊「甲子園Heroes」に変わり、さらに小ぶりになった。

今年もそろそろ発売日と思い書店に立ち寄ると、平積みされているのはアサヒグラフの名も入った週刊朝日増刊「甲子園の夏」復活です。A4変版でまた少し大きくなった。これは棚にずらっと並べる時にまたやっかいだなと手に取ると、な、なんと、今年のは中綴じになっているではありませんか。大きさを変えながらも無線綴じ、背表紙付きを貫いてきたのに、なんたる体たらく。
「スクエアフォールドかましたろか!」と書店で興奮してしまったでないの。
中綴じは安っぽいし、保存に向かないんでよなぁ。週刊朝日「甲子園」は中綴じながら、ずっと捨てずに持っているけれど・・・。

本日の所は購入は保留。
春の選抜大会決算号でお世話になっている週刊ベースボールの増刊号に宗旨替えしようかしらと思案中。
長年続いた購読を今、やめちゃおうかと思っているわけです。

そもそも小学校の時、近所の友人の姉ちゃんが51回大会、三沢高校・太田のコーちゃんに入れあげて、アサヒグラフを購入、見せてもらったのが始まり。これは羨ましい本があるものだと、お小遣いで買えるようになった54回大会から買い始めた。残念ながら54回大会号は廃棄処分してしまい。今度は絶対廃棄しないぞという事で56回大会から継続購入。その後、バックナンバーで55回大会を入手した次第。

従って今、手元には55回大会からずら〜とあるわけですが欠番が悲しい。

アサヒグラフ 甲子園増刊号 
空白時代、捜索中は以下です。安く譲っていただける方を消極的に探しています。

71回 帝京高校
72回 天理高校
75回 育英高校
76回 佐賀商高
77回 帝京高校
78回 松山商高
79回 智弁和歌山

特に75回、76回は入手したいものです。

http://blog.goo.ne.jp/imapon1960/e/536cdd3f6a8a0ba0627e5fa89ec89a5d

「エイリアン」 DVD

$
0
0
「エイリアン」1979年 米 監督:リドリー・スコット
ALIEN

宇宙貨物船ノストロモ号は、他恒星系から地球へ帰還する途中、未知の異星文明の物と思われる電波信号を受信した。人類初となる異星人との遭遇のために惑星LV-426に降り立った乗組員たちは、宇宙船と化石化した宇宙人(スペース・ジョッキー、Engineer)を発見、調査を進めるうちに巨大な卵のような物体が無数に乱立する空間へ辿り着く・・・

こういった有名所の洋画。ほとんどまともに見てないんだよね。
ALIENも観てないなんてありえん!
TVの洋画劇場を何度か覗いてるはずだけど、ちゃんと通しては見ていない。
見ていなくても、有名なのである程度、情報は入ってくるわけで、そうなると今更って感じもしてくる。

でも、ダメだよな。ちゃんと見ておこう。
ちょっと「プロメテウス」にも興味抱いたし・・・。

SFゴシックホラーとして公開当時に観たら、そりゃびっくりだろうね。
今見ると、ハラハラ、ドキドキの手法も並みで、ちょっと手ぬるい感はありますが、一応、楽しめました。
エイリアンによる殺戮シーンもあまり直接的でなく、安心して見ていられるとも言える。
やはり1979年の作品という中途半端な古さがいかんのでしょう。もっと古くて自分の体験できてない時代だったら、古さを感じないのですから。

名作たる所以は圧倒的な美術にあるんでしょうね。
クリーチャー・デザインのギーガー。
エイリアンのギーガーというよりも「恐怖の頭脳改革」のギーガーといったほうがピンと来ます。
スペースジョッキー

若いシガニー・ウィーバーの男前っぷりがカッコ良い。
男前が際立つ故にラスト間際のサービスショットが効果的。

ま、結局ゴシックSFがどうのこうのよりもチャプター・リストで再度鑑賞したのはシガニーのサービス・ショットの部分であるのは言うまでもない。そんなんでいいのか。いいのだ!結局エロ要素が無いとダメな人なのだ。

エイリアンのクリーチャー造形はあまり好きではありません。

猫は宇宙船に連れ込むな。

2も観てみるか。

にほんブログ村 映画ブログへ blogram投票ボタン

山田風太郎ミステリー傑作選(10)−補遺篇−「達磨峠の事件」

$
0
0
達磨峠の事件 補遺篇―山田風太郎ミステリー傑作選〈10〉 (光文社文庫)山田 風太郎光文社発売日:2002-03ブクログでレビューを見る»

PART1
達磨峠の事件/天使の復讐/泉探偵自身の事件/全き円は天上に/天誅/疾風怪盗伝/旅の獅子舞/死人館の白痴/片目の金魚/東京魔法街/下山総裁/渡辺助教授毒殺事件/霧月党/ビキニ環礁午前四時/一刀斎と歩く/ふしぎな異邦人/女が車に乗せるとき

PART2
女/千人目の花嫁/鳥の死なんとするや/無用な訪問者/幻華飯店/妖物/幸福/しゃべる男/雲南

PART3
石の下/鳶/鬼面/三年目/白い船/陀経寺の雪/信濃の宿
青雲寮の秘密2/肉仮面

昨年読んだ短編集なので、もう細かい事はおろか、大雑把な事も憶えちょりません。
ただ、山田風太郎ならなんでも許せるという現状ですから、つまらないわけは無いのです。

ミズテリー傑作選の最終巻は、補遺篇という事で内容は雑多。
Part1が通常の短編小説
Part2がショートショート
Part3がデビュー以前の学生小説、および少年篇の補遺などをまとめたジュニア物


Part1では「全き円は天上に」の展開に筒井康隆「超能力」の原型を見た思いで楽しみ、「天誅」のSF的荒唐無稽ぶりのアホらしさに大いに笑った。

めっけ物は学生小説。受験に関する小説群。こんなジャンル、山田風太郎が書いてなかったら、まず読まんでしょう。でも、これが面白かったのだ、何がどう、面白いのか、詳しくはもう忘れてしまったけれど心理描写の巧みさ、いいよ。デビュー前からこの筆力。

そして、未読の少年篇ではありますが、ここでの「肉仮面」これをよんでいたからこそ、無声映画「笑う男」を観に足を運ぼうとなったわけですから、良かった良かった。

近頃、読書欲は停滞気味で、何か文庫でもと書店に入っても今一つ購入意欲が沸いてこない。
そんな時、山田風太郎先生がちゃんと控えておられると言う事を忘れてはなんねぇ。

小説の神ですな。

長年かけて少しずつ買いもとめている山田風太郎ミステリー傑作選。コンプリに残すところ少年篇と戦争篇の2つとなりました。早い所やっつけておきたいですね。

それが終わってもまだまだ、明治物とか多くの作品が残るのだから読み物には事欠かないでいられそう・・・

http://blog.goo.ne.jp/imapon1960/e/536cdd3f6a8a0ba0627e5fa89ec89a5d

「桃尻同級生 まちぶせ」

$
0
0
「桃尻同級生 まちぶせ」1982年 日活 監督:小原宏裕

“万引き売春”の常習者・ミキ(寺島まゆみ)、ノーパン喫茶のウェイトレス・さおり(太田あや子)、ソープ嬢・圭子(高原リカ)は、大阪・心斎橋の不良三人娘。家出したミキの妹・チビ(森村陽子)は売春グループの総元締めとなっており、三人もチビの仲間に加わることに。チビは歌手志望でインポのヒデオと知り合い、四人はヒデオのインポ治療にあの手この手を尽くすが…

太田あや子の出演しているロマンポルノはできれば全部観たいと思っています。
同世代ポルノ女優では中村れいこと双壁をなすでしょう。
この映画は当時の風俗産業の様子を見る事ができて、懐かしくも昔日の思いになれます。
不良三人娘の青春ピンクコメディといったところですが、残念ながらコメディとしてはほとんど笑えるところがありません。ま、ほのぼのとした雰囲気は悪くないのですがね。
だから、太田あや子の腫れぼったい目元、ぽってり唇の一歩間違えればブス顔を眺めて楽しむ事となります。
セーラー服など着ておるのも妙な感じです。
スレンダーなボディと美乳はやはり、健在。あの静脈の浮いた白いおぱーいは良いです。

当時人気の寺島まゆみさんも可愛いのですが、こちらはけっこうおばはん顔なんですよね。17歳の役です。
高原リカという人は良く知りませんでした。
売春斡旋の元締めとして稼ぎ、姉等3人まで使って見せるしたたかな妹が森村陽子ですね。この人も可愛いと思うのですが、どうした事か当時から、まったく性的魅力を感じる事がなく、今回もそれは変わりませんでした。
これだけ個性的な役を演じているのにねぇ。

インポを治そうと奮闘する3人ですが、このエロ度ではなかなか治らんでしょう。
物語は何やら東南アジア売春ルートの人身売買方面に発展する雰囲気を醸しながら、あっさり肩透かし食らわしてくれて、とても残念。

ロマンポルノの傑作選などには到底入って来ない作品でしょうけれど、こういうのもロマンポルノだから許せちゃう。

シネロマン池袋

にほんブログ村 映画ブログへ blogram投票ボタン

「宇宙戦争」(1953年)

$
0
0
「宇宙戦争」(1953年) 米 監督:バイロン・ハスキン

ある夜、流星に似た火星人の宇宙船がロサンゼルス近郊に着陸した。その頃地球の各地に同様の奇怪な宇宙船が着陸し、一個の宇宙船からはすべての物体を焼く高熱光線を持つ3個の戦闘兵器が現れた。この怪奇な物体の調査を依頼された物理学者クレイトン・ウォレスター博士(ジーン・バリー)は、現場で知り合った女流科学者シルヴィア・ヴァン・ビュレン(アン・ロビンスン)とともに研究した結果、この物体が地球以外の遊星から来た強力な侵略兵器と知った。

スピルバーグのリメイクにがっかり感があったので1953年のこの作品に遡ってみました。
なにしろSFの古典ですから。後の多くのSF作品の原点になっているって事ですね。
今見ても、出演者の当時のアメリカ・ファッションと侵略火星人のトライポッドの造形の新しさに違和感を憶えるほどですから、当時、観た人たちはびっくりしたでしょうね。
総天然色も綺麗です。
ただ、映画としては退屈で、退屈で、しかたなかった。
スピルバーグ作品を酷評してしまったけれど、こうして見ると、観客の心を掴むエンターテイメントとしての巧みさは、やはり、スピルバーグだなとあらためて感心する次第。
何しろ何気なく見始めたTV放映の映画を私に最後まで見させちゃうんだから・・・。

がっかりの根源である賛否両論の落ち、だが・・・。
人類の英知を集結した科学では対処できなかったものが自然の生んだバクテリアによって決着を付けるというのは、確かに味わいのある落ちだとは思うんですけど、これはやはり納得できまへん。侵略宇宙人をぱかにするなあるよ。(何故か中国人になったあるよ)

これは原作に忠実なわけで、責任は原作者であるH.G.ウェルズですから、そっちに文句を言うべきでしょう。
SFの大御所に文句を言うなんて恐れ多いので、やめておきましょう。

子供の頃に読むべきであった、原作に当たる事は当面、無さそうです。

それより、パニックを起こしたというラジオドラマを聴いてみたい・・・、あ、英語じゃ解んねぇや。

にほんブログ村 映画ブログへ blogram投票ボタン





映画INDEX

$
0
0
【あ行】

【か行】
 
【さ行】
 
【た行】 

【な行】

【は行】
 
【ま行】

【や行】

【ら行】

【わ行】


取残され中

「死霊のはらわた」「マルクス兄弟オペラは踊る」「ロストワールド」「ギミー・シェルター」以上DVDまたはVHS

「背徳エロ 義理のおふくろ」「ねらわれた学園 制服を襲う」「緊縛・SM・18歳」「豊丸の変態クリニック」「ニッポンの猥褻 好色一代記」(再)「ぐしょ濡れ美容師 すけべな下半身」「あぶない情事 獣のしたたり」「SHAME−シェイム−」「私が、生きる肌」





さいたまポタ

$
0
0
防災の日。
今日の早朝(たって出発は7時だったが)体育はさいたまポタ。

この時間の埼玉中山道はけっこう混んでるのね。走りにくい。
ゆっくりポタリング走行。これでは体育にならんか。まぁ、良いでしょう。



あ、ウルトラマン・アート展、明日までです。
開場まで2時間。
これは見に来ようかと思っていたけど、既に見たものが多そうなので今回はパス。
ウルトラマン・アート展

北浦和公園
美術館があるわりには朝の市民憩いの公園的にはあまり感心しない雰囲気。

埼玉県立近代美術館

昔、一度だけ入った事あるけど、何か企画展で面白そうな物があれば、また来たいと思っていたんだが・・・

今日は映画が千円の日だ。
帰りに川口アリオに寄って、午後からのチケットを購入して帰る事に・・・


Viewing all 4203 articles
Browse latest View live