銀座シネパトス45年の歴史に幕 昭和の面影ファン行列
昭和の面影を残す地下街で3千本以上の映画を上映してきた東京の名物映画館、銀座シネパトス(中央区)が31日、老朽化のため閉館した。シネパトスを舞台に撮影された樋口尚文監督の「インターミッション」が最終上映され、45年の歴史に幕を下ろした。
整理券を求める観客が午前中から並び、約180席の劇場には20人以上の立ち見も出た。終映後、鈴木伸英支配人は「どうやってお客さんに来てもらおうかと悩んだ日もあったが、最終日にこれだけたくさん来ていただき感激です」と言葉を詰まらせた。午後11時にシャッターが閉まると、ファンから「ありがとう」と声が上がり、拍手がわき起こった。劇場前にはファンの寄せ書きや映画人160人のサインが貼られていた。
シネパトスは1967年、銀座三越や歌舞伎座にほど近い三原橋地下街に「銀座地球座」として開館。88年に「銀座シネパトス1・2・3」の3館体制になり、うち1館を09年、名画座に衣替えした。耐震性の問題で地下街が取り壊されるのに伴い、閉館が決まっていた。(朝日新聞)
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渋谷のシアターNに続いてまた一つ東京の名画座が消えて行きました。
とても個性的な企画を上映してくれていたこの2館の閉館は本当に寂しいですね。
特に三原橋は歴史もあり、昭和の香りを残すまさにグラインドハウスの名に相応しい場末感があったので残念でなりません。
三原橋の飲食街があり、あのなんとも言えない饐えたような匂い。地下鉄通過で轟音と揺れ。
シネパトスの最終鑑賞は豪華キャストによる樋口尚文監督作品「インターミッション」にしようと決めていたのですが、予告編を見て気が変わりました。なんとセレブな女優さんがシネパトスの観客席で着飾って座っている!そういう映画館じゃねぇーだろう。あんた達の来る所じゃないんじゃない?てなもんで、どうも信用できなくなってしまったのでした。
上野オークラを舞台にした友松直之監督の「囚われの淫獣」みたいな傑作は生まれていなそうな気がして・・・。(見てもいないのに批判的な発言、ご容赦)
最終プログラムは名画座リクエスト特集。
プログラムの中では「炎上」1958を観たかったのだが予定が付かず、閉館4日前、ラスト1本で「ジャコ萬と鉄」1949年を鑑賞。
2013年3月31日、最終日大盛況のうちに閉館を迎えたようです。
流石にピンク館としての銀座地球座の記憶は無いのですけど・・・
この場所はブログを始める前、当時は映画なんかほとんど見ていませんでしたが、今のかみさんと付き合ってる時分に「ジャニス」を観に来ました。レイトショーの上映時間まで間があったので付近の居酒屋で腹ごしらえしたのが運の着き。僅かばかりのアルコールで爆睡してしまった事も懐かしい思い出。
名画座宣言をしてから、本格的にお世話になりました。
やはりグラインドハウス感の味わえる作品はここでなければという感じの物が印象に残ってますね。
シネパトスで見た作品をおぼろげな記憶で辿ると、
「SUSHI GIRL」「ゾンビ・ストリッパーズ」「女囚さそり けもの部屋」「TATOO[刺青」あり」 「白日夢」「ブルークリスマス」「私の奴隷になりなさい」「ポルノ時代劇 忘八武士道」「暴行切り裂きジャック」「実録3億円事件 時効成立」「華魁」「お色気コミック 不思議な仲間」「黒い雪」「吸血鬼ゴケミドロ」「コミック雑誌なんかいらない」「ぐしょ濡れ美容師 すけべな下半身」「紅薔薇夫人」などなど・・・
まだ一杯あるけど、データベースになってないのでこの辺で・・・
三原橋再開発。本当にインターミッションなんでしょうかね。
再度会える時は小奇麗な小屋に変身しているかもしれません。それではあまり意味が無いようにも思いますが、上映作品の選び方で特徴を出してくれればとも思います。
ありがとうシネパトス銀座
昭和の面影を残す地下街で3千本以上の映画を上映してきた東京の名物映画館、銀座シネパトス(中央区)が31日、老朽化のため閉館した。シネパトスを舞台に撮影された樋口尚文監督の「インターミッション」が最終上映され、45年の歴史に幕を下ろした。
整理券を求める観客が午前中から並び、約180席の劇場には20人以上の立ち見も出た。終映後、鈴木伸英支配人は「どうやってお客さんに来てもらおうかと悩んだ日もあったが、最終日にこれだけたくさん来ていただき感激です」と言葉を詰まらせた。午後11時にシャッターが閉まると、ファンから「ありがとう」と声が上がり、拍手がわき起こった。劇場前にはファンの寄せ書きや映画人160人のサインが貼られていた。
シネパトスは1967年、銀座三越や歌舞伎座にほど近い三原橋地下街に「銀座地球座」として開館。88年に「銀座シネパトス1・2・3」の3館体制になり、うち1館を09年、名画座に衣替えした。耐震性の問題で地下街が取り壊されるのに伴い、閉館が決まっていた。(朝日新聞)
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渋谷のシアターNに続いてまた一つ東京の名画座が消えて行きました。
とても個性的な企画を上映してくれていたこの2館の閉館は本当に寂しいですね。
特に三原橋は歴史もあり、昭和の香りを残すまさにグラインドハウスの名に相応しい場末感があったので残念でなりません。
三原橋の飲食街があり、あのなんとも言えない饐えたような匂い。地下鉄通過で轟音と揺れ。
シネパトスの最終鑑賞は豪華キャストによる樋口尚文監督作品「インターミッション」にしようと決めていたのですが、予告編を見て気が変わりました。なんとセレブな女優さんがシネパトスの観客席で着飾って座っている!そういう映画館じゃねぇーだろう。あんた達の来る所じゃないんじゃない?てなもんで、どうも信用できなくなってしまったのでした。
上野オークラを舞台にした友松直之監督の「囚われの淫獣」みたいな傑作は生まれていなそうな気がして・・・。(見てもいないのに批判的な発言、ご容赦)
最終プログラムは名画座リクエスト特集。
プログラムの中では「炎上」1958を観たかったのだが予定が付かず、閉館4日前、ラスト1本で「ジャコ萬と鉄」1949年を鑑賞。
2013年3月31日、最終日大盛況のうちに閉館を迎えたようです。
流石にピンク館としての銀座地球座の記憶は無いのですけど・・・
この場所はブログを始める前、当時は映画なんかほとんど見ていませんでしたが、今のかみさんと付き合ってる時分に「ジャニス」を観に来ました。レイトショーの上映時間まで間があったので付近の居酒屋で腹ごしらえしたのが運の着き。僅かばかりのアルコールで爆睡してしまった事も懐かしい思い出。
名画座宣言をしてから、本格的にお世話になりました。
やはりグラインドハウス感の味わえる作品はここでなければという感じの物が印象に残ってますね。
シネパトスで見た作品をおぼろげな記憶で辿ると、
「SUSHI GIRL」「ゾンビ・ストリッパーズ」「女囚さそり けもの部屋」「TATOO[刺青」あり」 「白日夢」「ブルークリスマス」「私の奴隷になりなさい」「ポルノ時代劇 忘八武士道」「暴行切り裂きジャック」「実録3億円事件 時効成立」「華魁」「お色気コミック 不思議な仲間」「黒い雪」「吸血鬼ゴケミドロ」「コミック雑誌なんかいらない」「ぐしょ濡れ美容師 すけべな下半身」「紅薔薇夫人」などなど・・・
まだ一杯あるけど、データベースになってないのでこの辺で・・・
三原橋再開発。本当にインターミッションなんでしょうかね。
再度会える時は小奇麗な小屋に変身しているかもしれません。それではあまり意味が無いようにも思いますが、上映作品の選び方で特徴を出してくれればとも思います。
ありがとうシネパトス銀座